第5回 NHKマイルカップ

東京1600m

Last Update:06.05.2000
最終登録馬

予想枠番馬番馬名性齢重量騎手調教師所属戦績
 11ファイターナカヤマ牡457藤田伸二小西一男美浦南2-0-0-3
 12トッププロテクター牡457和田竜二岩元市三栗 東2-2-2-4
23トーヨーデヘア牡457後藤浩輝萩原 清美浦南2-1-0-2
24アグネスデジタル牡457的場 均白井寿昭栗 東3-2-3-1
 35ノボジャック牡457菊沢隆徳萩原 清美浦南2-3-0-2
 36マイネルブライアン牡457北村宏司宮 徹 栗 東3-0-0-0
 47スイートオーキッド牝455横山典弘藤沢和雄美浦北3-4-1-0
 48ハセノバクシンオー牡457田中勝春二ノ宮敬宇美浦北2-1-0-2
 59プラントタイヨオー牡457武幸四郎川村禎彦栗 東3-2-2-1
510マチカネホクシン牡457武 豊 浅見秀一栗 東2-1-2-2
 611ミスターザウスポー牡457佐藤哲三坂田正行栗 東2-0-2-6
612イーグルカフェ牡457岡部幸雄小島 太美浦北2-2-1-1
 713ユウマ牡457江田照男増沢末夫美浦南2-0-1-0
 714ラヴィエベル牡457小野次郎高松邦男美浦南2-3-0-1
 715ダイワカーソン牡457蛯名正義増沢末夫美浦南2-1-0-1
 816マルターズスパーブ牝455柴田善臣堀井雅広美浦南2-1-3-0
 817ネオポリス牡457四位洋文古賀史生美浦南2-0-0-1
 818ピサノガルボ牡457吉田 豊安田隆行栗 東2-1-0-4


◎イーグルカフェ
○マチカネホクシン
▲アグネスデジタル
△トーヨーデヘア

3歳王者エイシンブレンストンのリタイヤ、皐月賞2着馬ダイタクリーヴァの回避で、小粒になった感は否めず、例年に比べレベルも低く今年は混戦。ただ今年も仮柵を外した府中のAコースで速い時計が予想される。時計の裏付けは必要だろうが、ハイペースに耐え得るスタミナ・底力を備えた中距離適性のある馬を今年も中心に考えたい。

本命はイーグルカフェ。
父がGulchに母がNet Dancer(母の父Nureyev)
父GulchはMr.Prospector産駒で、BCスプリント、メトロポリタンHなどGIを7勝した米チャンピオンスプリンター。母系は4代母のNative Partnerがダンスインザダークの3代母に当たる一流牝系。イーグルカフェはこのNative PartnerにLe Fabuleux、Damascus、Nureyev、Gulchと欧州血脈と米国血脈が交互に配合されてきており、まとまりに欠ける印象を受けるものの質の高い血脈が揃っている。
全兄のハセノガルチはダート短距離を中心に4勝止りのスプリンターだったが、この馬の場合は戦積からもダートのスプリンターという印象は持ちにくい。兄ハセノガルチはRaise a Native 3×5や母系のDamasdusが強く出たのに対し、イーグルカフェは母系のNureyev、Le Fabuleuxの影響が強く出たというところか。
トレセンの火災など前走は一頓挫あったが、持っている血脈の質は、メンバー中随一であるし、ここは中心視できるだろう。

相手にはマチカネホクシン。
父がBlushing Groom系Runaway Groomで、母の父はRibot系Cherokee Colonyの配合。母系の4代目にHis Majesty、Nijinsky、Raise a Native、Never Bendと秀逸の血脈が揃う。Nijinsky×Red Godを初めとして、様々なニックスが細かく生じており、それがこの配合の長所なのだろうが、逆にこちらもややまとまりに欠ける印象は否めない。
しかしNasrullah 4×5を基点として、Blushing GroomやNever Bendの中距離向きのスピードが全面に出ていて、府中の1600は向いていると思う。

あとはアグネスデジタル。
父はMr.Prospector系のCrafty Prospecterで、母の父はDanzig×SecretariatのChief's Crown。父Crafty Prospectorはダートのスプリンターという印象が強く、この馬もNasrullah 5×6のスピードは生きている。しかし母の母がAllged×Wild Riskといったスタミナ・底力に富む配合で、スプリンターというよりは中距離向きの配合になっている。
芝では未勝利だが、大崩れはしていないので、厳しい流れになれば台頭してくる1頭。


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