第20回 ジャパンカップ


東京2400m

Last Update:25.11.2000
確定予想

予想枠番馬番馬名性齢重量騎手調教師所属戦績
1エラアシーナ牝555O.ペリエM.ジャーヴィスイギリス3-4-1-3
2ゴールデンスネイク牡557P.エデリーJ.ダンロップイギリス5-1-0-5
 3マチカネキンノホシ牡557岡部幸雄藤沢和雄日本・美浦北4-2-0-9
 4ダイワテキサス牡857蛯名正義増沢末夫日本・美浦南11-8-3-18
 5レーヴドスカー牝453G.モッセM.ボラックバデルフランス1-6-1-1
 6フルーツオブラヴ牡657M.ロバーツM.ジョンストンイギリス5-3-5-9
 7ティンボロア牡557D.フローレスR.フランケルアメリカ8-2-1-5
8テイエムオペラオー牡558和田竜二岩元市三日本・栗 東10-3-3-1
9エアシャカール牡457武 豊森 秀行日本・栗 東4-3-1-1
10ファンタスティックライト牡557L.デットーリS.B.スルールUAE7-3-2-5
 11シルクプリマドンナ牝453藤田伸二山内研二日本・栗 東3-1-1-3
 12ジョンズコール騙1057J.サミンT.ヴォスアメリカ13-9-3-5
 13メイショウドトウ牡557安田康彦安田伊佐夫日本・栗 東8-5-1-5
14アグネスフライト牡457河内 洋長浜博之日本・栗 東4-1-0-2
 15イーグルカフェ牡455田中勝春小島 太日本・美浦北3-2-1-4
 16ステイゴールド牡757後藤浩輝池江泰郎日本・栗 東4-12-8-17


◎ファンタスティックライト
○テイエムオペラオー
▲ゴールデンスネイク
△エアシャカール
△エラアシーナ
△アグネスフライト

まずは外国馬の見解から

1番エラアシーナ
父Ezzoudはラストタイクーン産駒で、インターナショナルS(英G1;2100m)を2連覇した。母の父FormidableはForli〜Aristophanesに連なるHyperion系、ミドルパークS(英G1;1200m)を勝ったスプリンター。Hyperion 5×5*6と、Hyperion血脈の影響が強く底力のある配合。また母系にCaroが入ることからそこそこの素軽さはあると見る。
牝馬ならこの馬が上位。

2番ゴールデンスネイク
父はアグネスワールドなどを出し、スプリンターのイメージが強い大種牡馬Danzig。姉は英1000ギニーなどG1を6勝した名牝Sayyedati。母の父がHyperion系のステイヤー血脈のHigh Lineであり、Hurry Onあたりのスタミナが生き、Danzig産駒にしては珍しくクラシックディスタンスをこなすスタミナ優位の配合。やはりHyperion 5*7×4*5血脈の影響が強く底力溢れる。父の父、父の母、母の父、母の母のすべてにHyperion血脈を持つのが長所の配合。
素軽さに欠けるきらいはあるが、ここまで強固でシンプルな形態は、これまで好走した欧州馬にも見られる。要注意。

5番レーヴドスカー
父Highest HonorはGrey Sovereign系で、イスパーン賞(仏G1;1850m)を勝った。母の父がRed God系のバイアモンなので、Nasrullah 6*6*5*5×5のスピードが長所の配合。日本向きのスピードはある。 またNasrullahと相性の良いPrincequillo 6×6のスタミナが生きている点は好感が持てる。
父系が強すぎる分、ややバランスを欠く印象を受ける。9戦1勝という戦績が示す詰めの甘さもここに原因があるのかも。G1では割り引き。

6番フルーツオブラヴ
父ハンセルはWoodman産駒で、ベルモントS、プリークネスSを勝った米2冠馬。母の父がSecretariat、母の母の父がセントクレスピンの配合で、NasrullahをはじめとしてSecretariatの影響が強く出ているが、質の高い血脈を生かし切れてはいない。
昨年9着だが、上積みは期待しづらい。

7番ティンボロア
父SalseはTopsider産駒で、フォレ賞(仏G1;1400m)を勝ったが、PrincequilloやAmerigoのスタミナ血脈を持ち、産駒には伊ダービー馬Luso(98年ジャパンカップ15着)がいる。母の父がMr.Prospector系ダミスターであるため、父系のスタミナを生かし切れていない。
ある程度、距離はこなせると思うが、2400mは辛いと思う。

10番ファンタスティックライト
父RahyはBlushing Groom産駒で、兄に96年の勝ち馬シングスピール(父In the Wings)がいるが、日本ではトキオパーフェクトなど短距離の活躍馬が多い。母の父がNijinskyで、母の母の父はKey to The Mint。Menow 5×5、Almahmoud 5×5などのスピードとBull Dog、Blandfordなどのスタミナが生きており、母の父Nijinskyの影響が強く出たクラシックディスタンス向きの配合となっている。
今年のキングジョージがモンジューの2着で、実績は今年のメンバーでは上位だが、それを裏付けるだけの配合である。大飛びのストライド走法で、日本の芝にも向く。今年はこの馬が本命。

12番ジョンズコール
父Lord at WarはFair Trialに通じる父系で、サンタアニタH(米G1;D2000m)を勝った。母の父はBe My Guestで、母の母の母の父がAbernantであり、母系がOwen Tudorクロスを持つ。父Lord at WarもHyperionクロスを持ち、ゴールデンスネイクと同様に、Hyperion 5*6×6*6*6の影響が非常に強い底力に溢れることが長所の配合。
10歳まで息の長い活躍も頷けるだけのものはある。ただ、スピード優位というわけでもなく、年齢を考えると厳しいと思う。

日本馬ではやはりテイエムオペラオー。
現在の充実ぶりを考えると、あっさり勝っても不思議ではないが、府中でどんと来いという配合ではないと思う。こと府中に関してはとりこぼす危険はつきまとう。絶対視はしない。


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