第45回 有馬記念


中山2500m

Last Update:23.12.1998
枠順確定

予想枠番馬番馬名性齢重量騎手調教師所属戦績
 1ツルマルツヨシ牡656藤田伸二二分久男栗 東5-0-1-4
2マチカネキンノホシ牡557岡部幸雄藤沢和雄美浦北4-2-0-10
3ホットシークレット騙556横山典弘後藤由之美浦北5-0-3-11
4ナリタトップロード牡557的場 均沖 芳夫栗 東4-5-4-3
 5ジョービッグバン牡657山田和広坪 正直栗 東6-2-4-6
6トーホーシデン牡455田中勝春田中清隆美浦北2-3-0-1
7テイエムオペラオー牡557和田竜二岩元市三栗 東11-3-3-1
 8ユーセイトップラン牡857中館英二音無秀孝栗 東8-1-3-26
 9ゴーイングスズカ牡856芹沢純一橋田 満栗 東8-8-3-19
 10キングヘイロー牡656柴田善臣坂口正大栗 東6-4-4-12
 11ステイゴールド牡756後藤浩輝池江泰郎栗 東4-12-8-18
 12ダイワテキサス牡856蛯名正義増沢末夫美浦南11-8-3-19
13メイショウドトウ牡557安田康彦安田伊佐夫栗 東8-6-1-5
 14アドマイヤボス牡455武 豊 橋田 満栗 東2-1-0-1
 15アメリカンボス牡656江田照男田子冬樹美浦北6-3-4-10
 16メイショウオウドウ牡656河内 洋飯田明弘栗 東5-4-3-6


◎テイエムオペラオー
○トーホウシデン
▲マチカネキンノホシ
△ナリタトップロード
△メイショウドトウ
△ホットシークレット

年間無敗のG15勝の偉業がかかる大本命テイエムオペラオーから。
父オペラハウスはSadler's Well×High Topで欧州のスタミナ血脈主体のステイヤー。母の父はNasrullah系ながら底力にも富むBlushing Groomで、Wild Risk、Owen TudorといったBlushing Groomのキーホースとなる血脈が生きていて、母系からの強力なアシストが豪脚の源となっている。父オペラハウスの母の父High Top内にはBlushing Groomのキーホースがあり、父オペラハウスのSadler's Wells×High Topの配合を継続した形態をとっている。
過去に破れた1番人気馬同様に、天皇賞(秋)、ジャパンカップの激戦の疲れ云々と言われるが、条件は他の馬も同じ。馬力型のこの馬にとって、中山はベストの舞台。やはり中心視する。

相手には菊花賞2着のトーホウシデン。
父ブライアンズタイムに母の父Blushing Groomという配合は95年の勝ち馬マヤノトップガンと同じ。マヤノプッガンは母の母方がVaguely Nogle×AlibhaiでHyperion血脈を固めてシンプルに欧州血脈を強調していたのに対し、トーホウシデンは母の母方がNijinsky×Sir Ivorで米国血脈が混在しシンプルさに欠けるだけに、セントライト記念、菊花賞と惜敗が続いた原因も母系にあるのだろう。
ズブ過ぎるだけ、この馬にとっても、暮れの荒れた馬場の中山長距離戦は願ってもない条件。過去6年で5勝しているように、一瞬の捲りの脚が身上のロベルト系にとっては有馬はベストの舞台でもある。

注目はマチカネキンノホシ。
父Seattle Slewに母の父Alydarで米国血脈主体の配合。Nasrullah 5*5×5*5とPolynesian 5×5のインブリードが強烈で、Seattle SlewやAlydarのスピードは再現されている。切れる脚が使える馬ではなく、馬力型で中山は向いている。
鞍上が再三指摘しているようにムラっ気があり精神面に課題を残すが、前走も上々で次に繋がる走りだった。

ナリタトップロードは今年、テイエムオペラオーに全敗、メイショウドトウもG1で3戦して2着3回。展開云々ではなく、すべて真っ向勝負を挑んでの敗戦だけに負け方が悪い。力はある2頭で軽視はできないが、馬に対する精神的なダメージも決定的だと思うし、もはや完全に勝負付けは済んだと見る。一矢報いるとしたら、奇策を講じるしかないと思う。
大波乱を起こすとしたら、逃げ馬ホットシークレットが気になる。


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