葉月(セミの夏)


1970年代後半のある夏の夜、玄関の前に、見慣れない虫がいました。
よく見ると、それはセミの幼虫でした。
踏まれたらいけないので、ざくろの木にとまらせました。







この当時、接写用の機材を持っていませんでした。
レンズの前後を逆向きにすると撮影倍率が大きくなるという
知識だけはあったので、
Minolta XDのボディだけ三脚に固定し、
50mmレンズは前後を逆にして、手持ちでした。(本来はリバースリングという器具を使います。)
ピントがうまく合わせられていません。
ライティングは懐中電灯で、赤っぽくなっています。
2番目の写真だけは、画面に入りきらなかったので、
通常の向きの最短撮影距離で撮影しました。



その後、カメラ技術の進歩により、手軽に虫の写真が撮れるようになりました。
しかもデジカメは撮ってすぐに確認できるので、失敗しても撮りなおせるようになりました。

D5300 + AF-S DX NIKKOR 16-80mmを使用。

カメラを準備している間に羽化が始まってしまったので、始まる前の写真は撮れていません。
最後の2コマはLEDの懐中電灯で照らしています。