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S42卒同期旅行会・沖縄ヤンバルへの旅 平成18年(2005)7月6日夜出発〜9&10日帰着 |
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7月1日に発生した台風3号が、時速10kmくらいのノロノロで北上中で、出発時の
予報では8日頃沖縄本島直撃の可能性も。 当初、タニシ先輩が滞在中の伊平屋島に向かう予定が、7日から台風通過までフェリーは欠航とのことで、伊平屋島行きをあきらめることに。タニシさんも6日中に名護まで戻り、7日に我々と合流。その後、ヤンバルと本部半島方面をまわった。 タニシの奮島記「伊平屋島編」の頁へ |
| 7月6日(木) | |
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羽田空港20:00→那覇22:30(ANA) 到着後空港近くのHOTELに移動、宿泊。 |
| 7月7日(金) | |
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早朝、近くの漫湖周辺でシロガシラなどを観察。 上空を1羽の白い鳥が通過。夏は居ないと思っていたクロツラヘラサギ。岸辺に下りて嘴を横に振る独特のスタイルで餌取りをしていた。 漫湖湿地センターのHPによると、約1ケ月ぶりの飛来で、台風後には再び姿を消した由。 (右)羽繕いするシロガシラ |
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8:30那覇空港発==(高速バス)=>1010名護へ。 名護店で竹川とタニシ先輩と合流。レンタカー3台で58号線を北へ。屋我地大橋を渡り、屋我地島へ。 11:30-12:50 屋我地島の海岸で、ベニアジサシ、エリグロアジサシ、クロサギ(白&黒)、シロガシラなどを観察。 幸いまだ天気は崩れず、珊瑚礁の海岸風景を楽しめる。 |
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強い日差しのもと、アオタテハモドキ、カバマダラ、ナガサキアゲハなどの蝶も舞っていて、奥村君は昆虫少年(爺)に戻り夢中で追う。 古宇利大橋を越えるところでベニアジサシなどが比較的近くを舞う。 |
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古宇利島で、うに丼などの昼食後、再び国道58号に戻り、大宜味村経由で北上。 14:30-15:00 国頭村辺土名のゆいゆい国頭道の駅で休憩後、大国林道へ。 |
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15:30-17:10 ヤンバルの雰囲気いっぱいの与那覇岳登山道を散策後、大国林道を少し南へ行き、しばらく林道を散策。 アカヒゲやサンショウクイを観察。サンコウチョウも近くで囀るが、姿は見せない。 他にアカショウビン、ヤマガラなど。緑色のキノボリトカゲが愛嬌のある顔で枝の途中にとまっている。 奥村君は林道を行き来するツマムラサキマダラなどを追うのに一生懸命。 |
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辺土名に戻り、ホテルにチェックイン後、少し北にある与那川へ。琉大の演習林があり、42年前に高野が近辻さん等と西表の帰りに寄った場所。このあたりで、ノグチゲラがよく見られるという。 ケッケッケッと尻上がりに早くなる鳴き声が谷に響き、クイナかとも思ったが木の上から聞こえる。岩瀬、竹川両氏が声の主は蝉らしいと突き止める。翌日、小春屋の市田さんにオオシマゼミという名を教えてもらう。国頭村辺土名(泊) |
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| 7月8日(土) | |
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6:20-8:20:大国林道・与那覇岳登山道散策 アカヒゲ、アカショウビン、サンコウチョウのほか、佐藤さんがノグチゲラと思われるシルエットを観察。近くの木にケラの食痕が残っている。(右写真) 帰りは県道2号線にでるつもりが、手前の道を伊地に降りることに。 ヤンバルの道は縦横にいくつも走っていて、皆しっかり舗装されているのには驚く。僻地振興予算が潤沢に使われているのだろう。 |
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朝食後HOTELを出て、喜如嘉へ。 11:00 台風接近の影響で時折りにわか雨となるので、先に芭蕉布会館を見学。 11:40-12:10 喜如嘉水田で探鳥。チュウサギくらいしか居ないので、移動しようとしたところで、水田の上を1羽のリュウキュウヨシゴイが舞ってくれる。 12:15-12:40 小春屋 皆でシークァーサージュースを飲む。ここにもノグチゲラが来ることがあるとか。 (右:喜如嘉の水田で蝶を追う虫取り爺) |
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昼食に予定していたバイキングが14:00終了だというので、急いで名護のホテルに向かう。 13:20-14:00 Hotel.ユガフイン名護で、バイキングの昼食(♂\980,♀\875)。 14:30-16:10 ネオパークオキナワ ヤンバルクイナを保護飼育している公園。クロサギやトキコウが飛び回る、ネットで覆われた広いケージがいくつもあり、敷地も広大。 |
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ヤンバルクイナは以前訪れたときと違い、奥に立派な施設が出来ていて繁殖が試みられており、今年は成功したとのこと。それらしい若いクイナもケージの中を歩き回っていた。 しかし見学場所からケージが遠いので、我々は双眼鏡で観察できたが、持っていないと見るのは難しい。 |
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そろそろ風が強くなってきた道を本部半島先端のホテルに向かう。 17:00 ホテルでチェックイン。 目の前に海洋博記念公園と伊江島をのぞむ風光明媚な場所。しかし台風接近で、強風と雨、そして波で出歩ける状態ではない。駐車場が地下にあり、車が吹き飛ばされたりする心配が無いのが有り難い。 8日夜現在、台風は宮古島と本島の間を北上中のようだ。 |
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| 7月9日(日) | |
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9:30-11:30 台風は東シナ海に出たので、本部半島は最も影響が強くなる。 暴風雨の中、ビショ濡れになりながら、すぐそばの美ら海水族館へ向かう。 ナンヨウハギやツノダシの泳ぐ大水槽、何頭ものジンベイザメやマンタの泳ぐ巨大水槽などを見学しながら2時間後に表に出ると、雨風はすっかり収まり、傘も必要ないくらい天気は回復していた。 |
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本部半島の西側の海岸沿いの道を一路南下。 12:30-13:40 許田の道の駅で休憩、昼食、そして買い物。 14:00-15:00 沖縄サミットの会場となった万国津梁館を見学して、ホテルのラウンジで喫茶。ここで、本隊と残留組(石川、岩瀬、奥村、竹川、高野)が別れる。 本隊:==>許田==(高速道)=>トヨタレンタ那覇空港店->空港 那覇19:15→羽田21:35 JAL便 (台風による遅れも無く無事帰京) |
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残留組は再び58号線を北上。大宜味村、国頭村を通り与那川河口へ。 ここで、アジサシが降りていないか探したが見つからず、代わりに足元に巨大なオカヤドカリ。 16:50 ここから、東へ横断する県道2号線に入ると、「ヤンバルクイナ飛び出し注意」の看板が出てくる。制限速度30kmを守ってゆっくり車を進めるが、クイナは勿論飛び出してはくれない。 |
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17:30 民宿に到着。 ヤンバルクイナ救命救急センター(右写真)に保護されている姿を覗いたり、周辺の道を歩いてみる。 サンコウチョウやアカショウビンやオオシマゼミの声や、オリイオオコウモリ、そして岩瀬君はすぐ近くからリュウキュウイノシシの鼻息で脅されたりしたが、野性のクイナは出てくる気配はなし。 国頭村安田(泊) |
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| 7月10日(月) | |
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夜明け前、周辺のあちこちからアカショウビンの声が響いてくる。 5:30-8:00:安田&普久川ダム付近を散策。しかしクイナの姿は無い。 9:30 民宿出発 公民館で、観察小屋の大体の場所を聞き、そこへ向かう。 |
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9:50-10:20 ヤンバルクイナ観察小屋 今月7日に一般公開を始めたという観察小屋へ。不便な場所にあり、平日なので観客は我々だけ。 観察小屋といっても、直に見られるわけではなく、金網で囲まれた保護地区の中3箇所に設置されたカメラの画像をモニターで観察するしくみ。 |
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県道2号線から大国林道に入り、曲がりくねった道を10kmあまり走り、与那覇岳登山道入り口へ。 11:00-12:00 大国林道与那覇岳登山口 ここへくるのも今回3回目。アカヒゲやアカショウビンは出迎えてくれたが、真昼間なのでさすがにノグチゲラの気配は無い。(右:山原の森) 12:30-13:00 ゆいゆい国頭道の駅 民宿のおばあの握り飯をほおばる。 |
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海岸の風景は台風が去ったおかげで、再び珊瑚礁のエメラルドグリーンに戻っている。 午後:名護==(高速道)=>トヨタレンタ那覇空港店->空港 途中タニシさんを国際通り近くのホテルに寄って空港に向かうが、渋滞に巻き込まれ時間がギリギリになる。 那覇16:45→羽田19:05 ANA便 |
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[8/5:奥村君より] 今日、沖縄の蝶たちを展翅板からはずしました。 芭蕉布を背景に、中央がツマムラサキマダラ、 その上がアオタテハモドキ、時計回りにタテハモドキ、 アオタテハモドキ、カバマダラ、アオタテハモドキ♀、シロオビアゲハです。 アオタテハモドキの青は沖縄の海、ツマムラサキマダラの紫は天目茶碗の宇宙を連想します。 この写真を撮影中にタテハモドキに汗がぽたり!しまった〜。いよいよ夏本番です。 |