2013年 OB鳥見行
(2013年1月17日更新)

同好会のOB仲間での鳥見行の記録(2013年版)です。

新年探鳥会「牛久沼」(茨城県)

日時: 2013年1月12日(土)

1月12日(土)、恒例の同好会鳥仲間による新年探鳥会で今年は茨城県の牛久沼に行いました。
常磐線の佐貫駅に集まった参加者は14名(下記)、早速、真柳幹事兼リーダーの引率の元、牛久沼に向かいました。 
最初は街中を歩くので観察用具不要との真柳リーダーのアドバイスに従い、 手ぶらでスタートしたところ、街中を流れる小さなどぶ川に何とタシギが1羽。 
駅から10分少々で沼の入口に着きましたが、その直前、畑の中の木の天辺に チョウゲンボウが止まっているのが見えました。

沼の入口にはコブハクチョウ、カナダガン、ガチョウなどが飼育されており、 その餌を狙ってユリカモメ、ヒドリガモ、カルガモが集まっていました。 
その中にアジサシが1羽鉄柵に止まっているのを発見。 冬羽の沼アジサシは 識別が難しく、種の同定に図鑑と相談。中には外国の図鑑を持ち出すメンバーも。
最初は遠くに居たので分かりにくかったのですが、そのうちにすぐ目の前まで 飛んで来てくれたので翼の模様まではっきりと分かり、クロハラアジサシと確認 できました。
昨秋、台風の直後にクロハラアジサシが多数各地の内陸部に渡来しましたが、 その残留個体だったのでしょうか。

クロハラアジサシを十分堪能して、いよいよ牛久沼の沼畔に向かって出発。  水を抜いた田んぼにはホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ(亜種オオカワラヒワ)、タヒバリなどが採餌していました。
沼の方を見ると、入口付近には居なかったマガモやコガモが見られ、沼の中央部 にはカンムリカツブリやミコアイサ♂(♀は入口付近でも見られた)、杭の上に 止まるミサゴなどが遠望できました。

さらに進むと沼畔に葦原が広がり、その上空をチョウヒやノスリが飛びました。  沼の反対側には小さな水溜りのような池が点在し、その一つに♂がなかなか ハンサムなオカヨシガモのカップル。

12時まで歩き、記念写真を撮って入口に戻りました(牛久沼は周囲30km もあるので一周は不可)。
戻る途中で葦原から聞き慣れない鳥の声。 アリスイでした。  何とか姿を見ようと待ちましたが現れませんでした。

新年会は沼畔の鰻屋で行いました。 牛久沼は‘うな丼’発祥の地とのこと だそうなので、一同‘うな丼’をいただき、この日の新年探鳥会を終了しました。
好天に恵まれ、54種を観察出来て楽しい一日でした。(上野N記)
(参加者)
上野(尚)、石川(隆)、大場、川島、高野(凱)、川原林、石川(敏)、上野(晶)、 大塚、真柳、園部、鈴木(幸)、長野(時)、渡辺(吉)

出た鳥:オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、 キンクロハジロ、ミコアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、 ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、 オオバン、タシギ、ユリカモメ、カモメ、セグロカモメ、クロハラアジサシ、 ミサゴ、トビ、チュウヒ、ノスリ、カワセミ、アリスイ、アカゲラ、 チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、 ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、セッカ、ムクドリ、シロハラ、 アカハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、 タヒバリ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、 アオジ、オオジュリン、(54種)