2010年 OB鳥見行
(2011年1月31日更新)

同好会のOB仲間での鳥見行の記録(2010年版)です。

渡良瀬遊水地

日時: 2010年12月19日(日)


参加者:上野N、日比、小島、園部、渡辺、長野、岡部、斉藤
お誘いがあり、下の代の方たちと渡良瀬遊水地へBWに行きました。 

一番の狙いのタカはミサゴ、トビ、ノスリ、ハイイロチュヒ、チュウヒ、コチョウゲンボウ、チョウゲンボウの7種。  また近くの板倉町の田んぼでミヤマガラス、コクマルガラス、ケリを見ました。 遊水地の中ではタカとカモを見ることに集中して葦原を歩かなかったため、45種に止まりましたが、好天に恵まれ気持ちの良い一日でした。(上野記)

OB探鳥会「白樺峠・乗鞍岳」(長野県)

日時: 2010年9月17日夜(金)〜20日(月)

参加者:上野N(記録)、大場、川島(武)、高野T
9月18日から20日までの3連休に信州白樺峠にタカの渡りを見に行きました。 今回は4人参加と小規模でした。
前夜の17日に大場氏の運転で神奈川組の川島氏と私が同乗して出発、 甲斐大泉の「八蝗山荘」で先に来ていた高野氏と合流、ここで一泊。 もちろん、翌日からの鳥の出に期待して乾杯してから眠りにつきました。


9月18日(土)
 6時に山荘を出て、一気に白樺峠に向かいました。白樺峠方面に抜ける 乗鞍スーパー林道に入っても登って行く車をほとんど見ないので、連休初日 のためバーダーが集まるのはまだこれからかと思っていると、何と9:30に 到着した白樺峠下の駐車場や道路上は満車で、かなり離れた路上に車を止め ねばなりませんでした。
当然のことながら白樺峠の「タカ見の広場」は渋谷駅前交差点並みの人の 群れで埋まっていました。大部分の人は前夜に到着したのか、徹夜で車を 走らせて早朝に到着したようです。
松本付近では上空に厚い雲がかかっていて天気が心配でしたが、白樺峠では 完全な青空でした。何とか居場所を確保し、10時ごろから観察を始める とハチクマが麓の方から1羽、2羽とポツポツやって来て頭上を通り過ぎて 行きます。しかし、数が少なく、例年ならこの時期がベストのはずが、遅く まで暑い日が続いたためにタカの渡りが遅れているのではないかと心配に なって来ました。
幸いにもこれは杞憂で、11時を過ぎて上昇気流が出始めると松本平の方向 にある小山の上に次々とタカが舞い、その群れが白樺峠に上って来ます。
最初は1羽ずつ数えて記録をしていましたが、あまりに多くなったのでカウ ントをギブアップ。

この日はハチクマの方がサシバより7:3位の比率で多 いように思いました(後日、「タカの渡りネットワーク」の報告を見ると比 率が逆でしたが、観察ポイントの違いにより、低い場所を飛んだサシバを かなり見落としたのかも知れません)。
今回はその他のタカが少なく、ハイタカとツミを2〜3羽見たのと、後で 写真をチェックして見つけたノスリの合計5種だけでした。12時少し前 にハリオアマツバメの20羽ほどの群れが突然上空に現れ、一しきり飛び 回りスピード感がなかなか壮観でした。
時間がたつにつれて上昇気流の立つ場所が変わるのか、一時は眼前にタカ 柱が立ったり、後方に立ったりするようになりました。午後2時、タカの 飛来が低調になって来たのでこの日の観察を終了し、早めに乗鞍高原の 温泉民宿にチェックインし、まずは今日の成果に乾杯。
9月19日(日)
今日も天候は快晴。この日は乗鞍岳に向かいました。9時ごろ去年観光客 9人がクマに襲われたという畳平のバスターミナルに到着。
ライチョウに期待して登山客の群れを避け、乗鞍岳頂上へ向かうルートと は反対側にある大黒岳に登り、ハイマツ帯の中を双眼鏡でチェック。

しかしこの日は雷鳥が出るには天気が良過ぎ、山上から槍・穂高から 笠が岳・双六岳方面が間近に、目を転ずると八ヶ岳や南アルプス、中央 アルプスの山並みが一望できました。
バスターミナル下のお花畑遊歩道を歩くと、ホシガラスを多数観察できました。 バスターミナル付近でイワヒバリとカヤクグリも観察。
また、乗鞍の峰の上を通るサシバ、ハチクマ、ハイタカが少数と、地付き と思われるノスリとハヤブサを見ることが出来ました。

例年ならナナカマドの紅葉が見られるはずのこの時期ですが、夏の異常 気象のせいか赤い実をつけてはいるものの葉はまだ青々と茂っており、 高山植物もイワギキョウ、イワツメクサ、アオノツガザクラが花を付け ていました。
午後、再度ライチョウを探しに小山に上りましたが、途中で野鳥の会埼玉 支部の探鳥会で来ていた「2代目タニシ」こと石川(敏)氏に出会いました。
15時過ぎのバスで下山。この日は鳥の種類は多くはありませんでしたが、 前日とはまったく違う環境でのバードウオッチングを楽しむことが出来ました。
9月20日(休)
最終日は早朝探鳥と帰る前にもう一度白樺峠に寄る計画でしたが、朝から小雨。 早朝探鳥を諦め、朝食後、ようやく雨が上がったのでいつも小鳥類が出る 「猪谷千春スキー場」で探鳥。 オオルリ、エゾビタキ、コサメビタキ、ビンズイなどを観察し、帰り道に 一之瀬園地に寄ってマガモを加えて帰京の途につきました。
さすがに3連休の最終日とあって中央高速の混雑は大変なもので、12時に 松本ICに入って、途中2箇所で交通事故渋滞もあり、家に着いたのは午後8時 でした。
3日間を通じて観察した種数は39種で、従来は白樺峠以外では上高地に行って 森林の鳥で種数を稼いでいたのを今回は乗鞍岳にしたことが種数が少ない理由です。 しかし、環境の違う場所を訪れることが出来、また2日間は天候にも恵まれ楽しい 旅でした。
因みに、私たちが白樺峠に行った18日は今シーズンに入ってからではタカが最 も多く飛んだ日だったようですので、ラッキーでした。(上野記)
カワウ アオサギ マガモ ハチクマ ツミ ハイタカ ノスリ サシバ クマタカ ハヤブサ キジバト ハリオアマツバメ アカゲラ コゲラ ツバメ イワツバメ キセキレイ ビンズイ ヒヨドリ モズ イワヒバリ カヤクグリ ルリビタキ ノビタキ ウグイス オオルリ エゾビタキ コサメビタキ コガラ ヒガラ ヤマガラ シジュウカラ ゴジュウカラ メジロ ホオジロ イカル カケス ホシガラス ハシボソガラス ハシブトガラス(39種)
写真説明の O 印は大場、T 印は高野撮影。


新年探鳥会「さくら草公園・彩湖」(埼玉県)

日時: 2010年1月24日(日)


参加者:小高、上野N、石川、井上H、大場、奥村、高野T、
    川原林、上野A、日比、真柳(幹事)
行 動:9:30浦和駅集合・バスでさくら草公園へ
探鳥コース: 「さくら草公園」BS→さくら草公園→彩湖西岸→道満グリーンパーク→「彩湖・道満グリーンパーク入口」BS (徒歩約5km)
浦和駅西口に9:00集合。'志木駅'行きバスで荒川の'さくら草公園'へ。
さくら草公園の草地には、タヒバリ、ビンズイ、ホオジロ、ツグミ、ムクドリなどが 降りていて、電柱の上にはあまり人を恐れないノスリが。
池にはほとんどカモの姿が見えないと思ったら、ホオジロガモの♀が潜りを繰り返していた。
武蔵野線の鉄橋をくぐって下流の彩湖にいくと、カンムリカイツブリの姿が目立つが、やはりカモの姿は例年に比べかなり少ない。 それでもよく探すと、キンクロハジロ、ホシハジロ、ヨシガモに加え遠くにミコアイサ♂2、♀1の姿も。
ベニマシコを追って葦に囲まれた池に行った人たちは、ベニマシコに加えクイナも目の前に現れたと大喜び。
14:30頃「彩湖・道満グリーンパーク入口」BSから「武蔵浦和駅」行きに乗り、終点のひとつ手前の「沼影」BSで下車。「食彩屋 一源 武蔵浦和店」にて新年会を行った。

カイツブリ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ホオジロガモ、ミコアイサ、ツミ、ノスリ、チュウヒ、チョウゲンボウ、クイナ、バン、オオバン、タゲリ、ユリカモメ、セグロカモメ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ハクセキレイ、ビンズイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、アカハラ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス(54種)