X Windowの設定

2004.05.05

設定メニュー

通常の設定方法は以下の通りである。

1. /stand/sysinstall で設定メニューを起動。

2.「Configure」→ 「XFree86」 を選択する。

  以下の4つのメニューが表示される。
    xf86cfg
    xf86cfg -textmode
    xf86config
    XDesktop

3. xf86cfg を選択する。

 グラフィカルな設定メニューが現れるので、様々な設定を行う。

4.デスクトップ を選択する。

 3. が正常終了すると、デスクトップの選択画面に移る。 これは 2. で XDesktop を選んだのと同じ画面である。 以下の5つのデスクトップが表示されるので、いづれかを選択する。

    KDE
    GNOME 2
    Afterstep
    Windowmaker
    fvwm

 以上の手順でうまく行けば半自動的に X Window の設定ができるのだが、 私の環境では 3. の段階で失敗したというメッセージが出て、 4. の段階に進むことができない。
 startx で画面が表示されるので、ある程度設定が出来ているようなのだが、 少し別の方法を取ることにした。


サブマシンの設定

 はじめに最近入手したサブマシンに設定する。機種は FMV 6400TX2 である。 (640MO付きで \9800)

1. カードの調査

 はじめに Windows 98 を起動して、ディスプレードライバーを調べる。
Diamond Viper V550 であることが判る。しかしこれは商品名で チップセット名ではない。
インターネットで検索してチップセット名を調べる。 どうやら「nVIDIA RIVA TNT」らしいということが判る。

2. X Window の設定

1. xf86cfg -textmode で設定メニューを起動

カードデータベースから 「nv RIVA TNT」を選択する。
X server は nv を選択する。

2. X Window の起動

設定が終わったら startx で X Window が起動することを確認する。
終了は メインコンソールで exit するか、Ctrl+Alt+Backspace を押す。

ここでの設定は /usr/X11R6/lib/X11/XF86Config に保存される。

3. デスクトップの設定

1.FreeBSD の CD-ROM をセットする。

2./stand/sysinstall で設定メニューを起動。

2.「Configure」→ 「XFree86」→「XDesktop」→を選択する。

3.GNOME を選択する。

 CD-ROM から GNOME 関連のパッケージが展開される。この作業はしばらくかかる。

4.GNOME を起動する。

startx で X Window を起動する。GNOME デスクトップが表示される。
サウンドドライバーの設定がされていないので、それに関するエラーが出るが とりあえず問題なし。

終了は上部の Action メニューから logout を選んで終了する。

この時点では root にしか GNOME の設定がなされていない。他のユーザーで GNOME を使うためには、ホームディレクトリの .xinitrc に以下の一文を挿入する。
exec gnome-session

また環境変数 LANG に日本語を設定している場合は、メニューは日本が表記される。


メインマシンの設定

 次にメインマシンの設定を行う。

1. カードの調査

 はじめに Windows 98 を起動して、ディスプレードライバーを調べる。 名前は 「VIA Tech VT8361/VT8601」だがこれは xf86cfg のデータベースに載っていない。 インターネットで検索すると trident 社の技術者が VIA Technorogy 社に移って開発したチップで trident のものと互換性があるらしいことがわかった。しかしはっきりしたチップセット名は見つからなかった。
 そこで The FreeBSD Project (Japan) の ハンドブックを読んで再度設定に挑戦した。

2. X Window の設定

1. カードの調査

root で ログインして、 XFree86 -configure と入力する。

するとビデオカードの調査を行って XF86Config.new という設定ファイルが作られる。

次に XFree86 -xf86config XF86Config.new と入力して 設定ファイルが有効か確認する。

黒とグレーのグリッドと X のマウスポインターが現われれば その設定は成功です。 Ctrl+Alt+Backspace で 終了する。
XF86Config.new には XFree86 が調べた ビデオカードの情報が書き込まれているので、 これをメモする。

2. xf86cfg -textmode で設定メニューを起動

カードデータベースから 「Trident CyberBladei1」を選択する。
X server は trident を選択する。

2. X Window の起動

これ以降はサブマシンの設定と同じなので省略する。
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