インターネットで注意すること
途中のコンピュータでメールを読まれるなんて?
たくさんのコンピュータネットワークが受け渡しをしてくれる、インターネットの世界。送ったメールが途中のコンピュータネットワークで、読まれてしまうなんてことはないのでしょうか?コンピュータに大変詳しい人が、ネットワークの管理に使うパスワードを不正に使って、他人のメールを読もうとすれば、できないことではありません。これは、大変困ったことです。
不正アクセスから自分を守る
他人のメールを読もうとするなど、データに不正アクセスしようとする人が残念ですがいます。この不正アクセスから、私たちは、自分自身を守らなければなりません。不正アクセスから自分を守るといっても、どのようにしたらいいのでしょうか?
そう難しいことではありません。メールに次のような個人的なことを書かないようにすれば、たいていのばあい被害にあうことはないはずです。
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自分の個人的な事=住所や電話番号など
住所や電話番号をメールで送ることはやめましょう。メールをやり取りする友達になれたとしても、顔も見た事のない人に住所や電話番号を伝えてはいけません。住所や電話番号を教えるときは、手紙にするべきです。相手がもし、パスワードを盗んで、友達になりすましている人だったら、後でいたずら電話がかかってくるかもしれません。
特にホームページを見て、名前を登録するようなときは気を付けましょう。ひょっとしたら相手が住所や電話番号を知るために、登録させているのかもしれません。初めてアクセスした良く分からないページに、名前や住所、電話番号をむやみに登録してはいけません。
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自分のパスワード
自分のパスワードをメールの中に書く事は、パスワードを他人に知られてしまう事につながります。メールを不正に読まれると、あなたのパスワードまで他人が知る事になります。パスワードを不正使用して、インターネットショッピングまでされてしまうかもしれません。
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キャッシュカード、クレジットカード等の口座番号や会員番号
パスワードと同じように大切な、キャッシュカードやクレジットカード等の口座番号、会員番号、暗証番号もメールの中に書いてはいけません。
特にクレジットカードの番号をメールで送ったり、登録したりする事には注意が必要です。会員番号がわかれば簡単に、利用してもいない内容の請求をあなたにする事ができるからです。インターネット上で買い物をするときには、できるだけ支払いは自分で振り込むか、配達された荷物を受け取るとき(代金引換)に支払うようにしましょう。
クレジットカードをつかうとインターネット上で、簡単に、どんな物でも買い物が出来ます。しかし、この便利さから私たちのちょっとした油断で、悪用されたとき大きな被害をこうむることにもなるのです。
自分のことは自分で守る
インターネットの世界は、私たちの利用の仕方で、とても楽しく、便利なものとなります。便利なもの、楽しいものとするためには、私たちが「自分の事をしっかりと自分で守る事」が大切です。それは、ちょっとした注意です。
「相手を信じる」ということは、友達となるための基本です。でも、「どこまで信じるか」は、相手とどんなふうに知り合ったかで、違ってきます。この事はとても大切です。インターネットで知り合った人がどんな人なのか、それを簡単に知る事はできません。相手から送られたメールから、また、その人が作っているホームページの内容から、あるいはその人の友達からと、たくさんの情報から相手の人を判断していかなければなりません。
「この人は**な人だろう…」と思ってもその中に、「こうだったらいいのに」という自分の希望があることを忘れてはいけません。「こうだったらいいのに」という私たちの思いは、ときに相手を美化してしまう事があります。