[palm-q 813] 「水張り」の極意!(長文注意)より
(再び)こんばんわ
宮本@会社です。
「水張り」の極意を教えましょう。
1 基本の考え
・僕はPalmに「水張り」以外のやり方で貼ったことが
無いので、他の方法でどういった結果になるか知りません。
先日のOFFで、丸山さんのPalm Vを見せて頂いた
感じでは、例のアーベルの保護シートでは上手く貼れそうな
気がします。あえて危険な事をやらずに綺麗になるなら、
そちらの方をお勧めします。特にPalm V系は、液晶を
剥き出しに出来ない関係上(ブロワーで接着剤を溶かすと
いう方法もありますが..)、止めた方が良いと思います。
以下の方法は、自己責任の元で行って下さい。
(特に「筐体」を開ける事は、メーカー保証の終りを意味します。)
2 用意する物
・Palm(当然!)
・液晶シート(これも当然!)
アーベルでなくても別にかまいません。
・良く切れるカッター
既にカットされた液晶シートを入手した場合は必要無し。
・精密ドライバ(小さいプラス)
・液晶シートが入る位の深めの皿
僕の場合、台所から拝借しました。様は液晶シートを一度に
水に浸ける事が出来れば可。
・中性洗剤
これも台所から入手しました。
・布もしくはキッチンペーパー
出来るだけ、繊維くずが出ない物。
・ゴム製へら
無ければ無くてかまいません。でもあったほうが早く出来ます。
・ピンセット
これも無くても可。
・綺麗な水
水か汚れていたら、どうしようもありません。ミネラルウォーター
までは必要ありませんが、極力綺麗な水を用意して下さい。
3 やり方
車の窓に、フィルムを貼ったことがある方は、その要領です。
綺麗に貼れるかどうかは、「いかに『水』と『気泡』と『ゴミ』を取り
除けるか」という事です。
1 環境
とてもシビアな作業ですので、周囲が静かになってから
作業をしましょう。特にお子様がいる家庭は、家族が寝静まって
からが良いです。
2 精神統一
上記同様、慌てて作業をやっても、良い結果は得られません。
出来れば、深呼吸を何回かやって、気持ちを落ち着けてください。
3 準備
用意した物を、自分の周りに配置して下さい。
4 Palmの分解
具体的な内容は、書籍やHPを参照下さい。
5 手を洗う
『気泡』と『ゴミ』以外に、手についている油分も仕上りに影響
します。中性洗剤で、良く洗ってください。この時、用意した皿と
シートを洗っておいてください。(皿についた『ゴミ』を排除する為)
洗った後は、水滴を拭う必要はありません。せっかく綺麗にしたのを
タオルで拭いたりしたら、また『ゴミ』が付きます。
6 シートを濡らす
皿に液晶シートが浸る位の水を入れたら、中性洗剤を数滴入れて下さい。
3滴も入れたら充分です。その後かき混ぜますが、泡が立たないように
静かにやって下さい。
水の準備が出来たら、シートに貼ってある保護フィルムを剥し、水に
浸けておきます。
7 Palm液晶の表面処理
液晶面は汚れていませんか?汚れていたら、綺麗にして下さい。
この時、有機溶剤は使わないほうか良いです。表面がガラスなら良い
のですが、Palmは薄膜ですので、最悪溶けてしまいます。
ここでも『ゴミ』が残らないようにして下さい。
8 液晶面にシートを置く
浸してあったシートを液晶面に置きます。ここで最も注意しなければ
ならないのは、「水は多からず少なからず」です。良く考えれば判る
事なのですが、水が少なければ、足らない部分は『気泡』となり、
多い分はふき取らなければ大変な事になる訳です。最初は多い方が
失敗しにくいですが、後の水滴の処理に充分気をつけて下さい。
もちろん置く位置にも気をつけて、端がはみ出ないようにして下さい。
9 気泡を抜く
急いで強く押さないように。落ち着いて作業をしましょう。
最初に押さえるのは、一番真中です。この真中から放射線状にゆっくりと
端に向かって押していきます。あくまでも最初は軽くゆっくりと液晶面と
シートの間にある水と気泡を押し出します。端まで来ると、余分な水が
にじんできますので、すかさずふき取ってください。
満足のいくまで、この作業を繰り返します。
この最中に『ゴミ』が入っているのに気がついたら、早めにあきらめて
剥しましょう。「まあいいや..」って思っても、後々後悔します。でも
剥すたびにシートが痛む事は覚えといて下さい。
10 確認
余分な水は残ってないですか?良く拭きとっておきましょう。
11 組み立て
分解したのと逆の手順で組み立てます。電源投入をして、問題無いことを
確認して下さい。
12 後片付け
特に台所から借用した物は、朝までに返しときましょう。
いかがでしょうか?トライしてみます?
(慣れると、上記作業は15分程で出来ます。)
実際に作業を見ると判って貰えるのですが...
それでは
※この文章を書くのに1時間半もかかってしまった。!