■初体験の感動
生きているのだから、初体験がある。
●ステレオヘッドホン−高校の時だ。
ステレオを買った。
プラスチックのおわん型&密閉型のヘッドホンでステレオを聞いた。
頭の真ん中辺りで音がして、テレビの音とは全然違うものだった。
何故か周りの人にも聞こえているかと外した。
聞こえているわけはない。
聞くと笑いがこみ上げてきた。
それは、感動的な出来事だった。(2002.7.27)
● ケ
社会人?は、個数を数える時に"1ケ","2ケ"と書く。言う時は、”個”
とも言う。学生の時は"ケ"なんて世の中に存在していなかったから、
どうにも馴染めなくて困った。"ケ"を最初に使った時は、社会人として
身を売ったような気がした。(2004.2.7)
●あったはずの感動
初めての飛行機 初めての海外旅行 初めてのウォシュレット
初めての食べ物 初めてのキャンプ いろんな初めてがあって、
その時に感じたことはあったのだろうが。いやはや、言葉にできるほど
感覚というものは残っていないものだ。人生最期の死は、言葉に残そう
にも残せない。しかし、どんなものか誰もが知りたい。興味がある。
臨死体験というものがある。おそらく、昔も今と変わらず、あと一歩で生還
した人いて、今を生きる人にその体験を伝えたのではないか。
それが、いろんな形で残っている。エジプトのピラミッドの構造がまさに、
それを具現化したものだと思っているが。果たしてどうなのか。
よろず、これから体験するであろう初体験を、驚きの中で感じてゆける
柔らかな感性を持ち続けたいものだ。(2006.12.9)