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▲なぜ、先尖り底?
 最古の土器の底は尖っていた。
  ・古い頃の竪穴住居は、床面の土が十分に固められていないので、
   やわらかい土にさすようにして安定させたため尖った底にした。
  ・ひとところに定住しない生活であったため、運搬し易いように尖った
   底にして背負った。
  ・煮炊きが短時間となるように、尖った底を土にさして火を使った。
    「古道」            藤森 栄一   講談社学術文庫
     「縄文土器のはなし」   甲野 勇    学生舎
 などの推測がされているが、どうも腑に落ちない。
 作る時、底は平らな方が作り易い。
 中に物を入れた後、どこにでも置ける。
 なんで、わざわざ作りづらくて、置きづらい器を作ったのだろうか。
 先の尖った底の形であった欲しかった理由が分からない。
 平らな底の形に変わった時に、なんかの変化があって、尖った底でなくてはならない理由が無くなったのだ。
 その変化とはなんだったんだろうか。(2002.12.15)
●分かった!!!
 なぜ、先尖りなのか。
 それは、作り方にある。
 先尖り土器は面白い作り方をした。
 
型に粘土をかぶせたのだ。
 竹の子の太い形の型を想像すればいい。
 そこに、土を均一に被せた。
 そして、乾かし、焼いたのだ。
 乾いたときに抜きやすく、壊れにくい形がある。
 それが、先尖り土器の形だ。
 と思う。
 だから、型に押し付けだから薄くも作れたのだと思う。
 先尖り土器は、、逆さにして模様をチェック!(2002.12.23)
■なぜ、縄文か?
  土器は乾くにつれて、ヒビが入り易かった。
 縄目を入れると、ヒビが入りづらい、縄を巻いたままだとゆっくり乾いてヒビが入りづらいとか、縄目があった方が良い理由があって最初の先尖り&縄文土器につながったのだろう。(2003.3.9)
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大分県、久住の三俣山

[大分県 長者原(チョウジャバル)で三俣山(ミマタヤマ)]