
2016年5月5日 NHK 持論公論
児童虐待の背景は、新自由主義の深化ではないか。
新自由主義とは、低賃金・長時間労働により、安価な製品やサービス(よって、粗悪な製品やサービス)を大量生産・大量販売して、売上高を最大化し、その売上高の大部分を投資家(株主)が収奪するスキーム(プラン)。
つまり、父母の低賃金・長時間労働の結果、怒りやストレスのハケ口として子供が虐待にあっているのではないか。

2016/4/4付日本経済新聞 朝刊
純利益=企業の利益が、過去最高。1991年のバブル崩壊以降、パイ(総額)であるGDPは、500兆円と一定だから、企業の利益が増えた分だけ、国民(従業員)の取り分(分け前)は減ってる。企業の利益が増えるということは、それだけ、国民が貧困化することなのだ。

2016年5月8日 日本経済新聞朝刊
GPD=企業の所得+政府の所得(税金&社会保険料)+国民の所得。
企業の所得である純利益が増えており、さらに、政府の所得である税収が増えている。また、GDPは、1991年のバブル崩壊以降500兆円で一定である。つまり、国民(従業員)の所得は、年々減少している。すなわち、国民は確実に貧困化している。
新自由主義のしわ寄せは、すべて、国民を直撃している。新自由主義は、まさに国民を搾取(さくしゅ)するしくみなのだ。
国民(従業員)が搾取(さくしゅ)された結果、家庭で児童虐待が激増して、弱い者(子供)が殺されている。
児童相談所や警察の権限を強化して、どんなに家庭に介入しても、何の効果もないのだ。諸悪の根源は、新自由主義にあるのだ。
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