

ネトウヨからの寄付(個人献金)1億3000万円のうち5000万円を使途不明金として計上。
使途不明金5000万円のうち、3000万円=私的流用、2000万円=選挙支援への謝礼に使われたとされる。
ようするに、田母神陣営が、ネトウヨをダマして寄付させたカネ(5000万円)を山分けしようとしたが、取り分をめぐって泥沼の内紛が発生。
所詮(しょせん)、愛国や皇国と称する極右の皆さんも、金が欲しいだけだったね
●3000万円:
田母神氏・会計責任者・選対事務局長3人が私的流用(罪名 業務上横領)
●2000万円:
一部の選挙運動員・選挙支援者への謝礼(罪名 運動員買収)





読売新聞
公職選挙法
(買収及び利害誘導罪)
第二百二十一条 次の各号に掲げる行為をした者は、三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。
一 当選を得若しくは得しめ又は得しめない目的をもつて選挙人又は選挙運動者に対し金銭、物品その他の財産上の利益若しくは公私の職務の供与、その供与の申込み若しくは約束をし又は供応接待、その申込み若しくは約束をしたとき。
二 当選を得若しくは得しめ又は得しめない目的をもつて選挙人又は選挙運動者に対しその者又はその者と関係のある社寺、学校、会社、組合、市町村等に対する用水、小作、債権、寄附その他特殊の直接利害関係を利用して誘導をしたとき。
三 投票をし若しくはしないこと、選挙運動をし若しくはやめたこと又はその周旋勧誘をしたことの報酬とする目的をもつて選挙人又は選挙運動者に対し第一号に掲げる行為をしたとき。
四 第一号若しくは前号の供与、供応接待を受け若しくは要求し、第一号若しくは前号の申込みを承諾し又は第二号の誘導に応じ若しくはこれを促したとき。
2014年2月の東京都知事選で落選した元航空幕僚長、田母神俊雄容疑者(67)の陣営が運動員に現金を配ったとされる事件で、東京地検特捜部は5月2日、田母神容疑者ら3人(田母神、島本、鈴木)を公職選挙法違反(運動員買収)の罪で起訴した。
刑事告発が出ていた資金管理団体の政治資金の業務上横領容疑については立件を見送るとみられる。田母神被告は特捜部の調べに「指示も了承もしていない」と否認しているという。
ほかに選挙運動を統括した元選対事務局長、島本順光容疑者(69)を起訴し、鈴木新・元出納責任者(57)を在宅起訴した。報酬を受け取ったとして、元運動員6人も公職選挙法違反(被買収)の罪で在宅起訴し、車上運動員1人を略式起訴した。(よって、公職選挙法違反の罪で、合計10人を起訴。)2016/5/3付日本経済新聞 朝刊
2014年2月の東京都知事選を巡り、運動員に違法に報酬を配ったとして、東京地検特捜部は5月2日、知事選に立候補して落選した元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄(67)、元選挙対策事務局長の島本順光(のぶてる)(69)両容疑者を公職選挙法違反(運動員買収)で起訴し、鈴木新(あらた)元出納責任者(57)を(おなじく運動員買収で)在宅起訴した。起訴の対象となった買収額は計545万円に上った。田母神、島本両被告は起訴内容を否認しているとみられる。
起訴状によると、3被告(田母神、島本、鈴木)はそれぞれ共謀するなどし、2014年3月中旬〜5月上旬、投票を呼びかけた報酬として(被買収の容疑の)運動員7人に計345万円を支払ったほか、田母神、鈴木両被告は2014年3月中旬、事務を統括して選挙運動をした報酬として島本被告に200万円を支払ったとしている。
島本被告は公職選挙法違反(被買収)でも起訴されたほか、20万〜190万円の報酬を受けた運動員6人が在宅起訴され、法律の上限を超えて15万円を受領した1人は略式起訴となった(被買収)。在宅起訴された6人には、元空幕長が政府見解に反する論文を執筆して更迭(こうてつ)された際に防衛省から注意処分を受けた元空将補(58)も含まれている。
元空幕長の資金管理団体「東京を守り育てる都民の会(現・田母神としおの会)」の2014年の収入計約1億3300万円のうち約5054万円が使途不明となっており、特捜部は一部が買収資金に使われたとみている。特捜部は告発容疑の業務上横領容疑についても近く刑事処分を決めるとみられる。毎日新聞2016年5月2日 21時51分
2014年2月の東京都知事選に出馬した元航空幕僚長、田母神俊雄容疑者(67)らによる運動員買収事件で、東京地検特捜部は4月28日、田母神容疑者の資金管理団体の政治資金を巡る業務上横領容疑について、立件を見送る方針を固めたもようだ。
資金の多くは買収を含む選挙運動の関連費用や政治活動費とみなすことができる支出に充(あ)てられていた。特捜部は私的な資金流用が少額にとどまることから、業務上横領容疑での立件を見送るとみられる。田母神容疑者は逮捕前の取材に「横領した覚えはない」と説明していた。
特捜部は週明けにも田母神容疑者や、元選対事務局長の島本順光容疑者(69)、2人と共謀したとして出納責任者(鈴木新)だった男性らを公職選挙法違反(運動員買収)の罪で起訴する。
田母神容疑者らは知事選後の14年3〜5月、陣営の運動員だった5人に選挙活動のお礼として計280万円を渡した疑いなどで逮捕された。田母神容疑者は逮捕前の取材に「私は指示も了承もしていない」などと説明。田母神容疑者は、特捜部の調べにも(運動員買収の)容疑を否認しているという。2016/4/29 2:00日本経済新聞 電子版

2014年2月の東京都知事選で、元航空幕僚長、田母神俊雄容疑者(67)の陣営が運動員に現金を配ったとされる事件で、選対事務局長だった島本順光容疑者(69)が選挙終了前後、「すぐに強制捜査が入ることもある。領収書は見える場所に置くな」などと指示していたことが4月15日、関係者への取材で分かった。
公職選挙法は運動員に対する金銭や食事、酒の提供を禁じているが、関係者によると、田母神陣営は運動員を繰り返し飲食で接待したとされる。
島本容疑者は14年2月9日の(都知事選の)投開票直後、スタッフに指示し、事務所内に置いてあった飲食代などの領収書や選挙に関する資料などを近くのレンタルルームに移動させた。島本容疑者らが運動員を接待した際の領収書も含まれていたという。
領収書などの移動を手伝った運動員の男性は「島本容疑者は『俺は法の抜け穴を知っているから、捕(つか)まらない』と言っていた。違法行為だと知りながら、現金を配ったはずだ」と証言した。この男性も島本容疑者から20万円を受け取ったという。
2016/4/16 1:30日本経済新聞 電子版
朝日新聞は、田母神容疑者らが現金配布について確認する映像(ビデオ)を入手した。その映像(ビデオ)は東京都知事選の1年後の2015年2月に撮影され
た(2015年2月13日撮影)。机上(きじょう)には現金配布リストが置かれ、田母神容疑者や、元選挙対策本部事務局長の島本順光容疑者(69)らが、
会計責任者(鈴木新)から聞き取り調査をする様子が約100分間映っている。
冒頭、島本容疑者が「言った言わないという話があるのでビデオ(映像)で撮らせてもらってます」と断(ことわ)り、撮影(さつえい)が始まる。
会計責任者(鈴木新)が「直接現金で渡した。2人(映像では実名)に50万円と20万円」と言うと、田母神容疑者は「それは聞いていますよ」と応じ、島本容疑者も「これは全部、領収書はとっていません」。会計責任者(鈴木新)が「振り込みでやった方もいる」と説明すると田母神容疑者は「領収書が残っていた。2人(映像では実名)に30万と20万」。会計責任者(鈴木新)が支援者2人から受け取りを断られた計100万円について「閣下(田母神容疑者)にお渡しした」というと、田母神容疑者は「うん」と認めた。
ビデオ(映像)の終盤には、会計責任者(鈴木新)が「私の会計処理で約3千万円の不明金が発覚した。刑事訴追をご容赦(ようしゃ)いただきたく、私の借財として返済することを約束する」などとする文書にサインする場面もあった。
田母神容疑者はビデオ撮影の6日後(2015年2月19日)、記者会見し「会計責任者(鈴木新)が約3千万円を私的流用した」と公表したが、現金配布については一切明らかにしなかった。
2016年4月15日12時15分 朝日新聞デジタル
2014年の東京都知事選を巡り、元航空幕僚長、田母神(たもがみ)俊雄容疑者(67)らが逮捕された公職選挙法違反(運動員買収)事件で、現金の配布先と金額をまとめたリストに「会長指示320万円」との記載があったことが関係者への取材で分かった。資金管理団体「東京を守り育てる都民の会(現・田母神としおの会)」の代表者(会長)だった元空幕長(田母神氏)の指示で現金が配布されたことを示している疑いがある。
毎日新聞2016年4月15日 07時30分
200万円を受け取ったとされる運動員がお礼を述べた際(さい)、田母神容疑者から「あなたの分は増やしておいたから」と言われたという。報酬リストに記載されたこの運動員への報酬は100万円だったが、実際は倍増していた。
特捜部は田母神容疑者が現金配布に主体的に関与していたことを裏付けるとみて、経緯を調べている。2016/4/15 12:48日本経済新聞 電子版
田母神元空幕長はこれまでの取材に対して、実際に現金が配布されたことを認めた上で、「支払いは後になって知った。私は指示も了承もしていない」と直接の関与を繰り返し否定していた。調べに対して(買収の)容疑を否認しているとみられるが、田母神元空幕長が現金配布を「了解した」と発言する様子がビデオに記録されていたことなどが判明している。
選挙期間に警護を担当した男性は、毎日新聞の取材に20万円を受け取ったことを認め「もらってはいけないお金だとわかっていた」と証言している。
毎日新聞2016年4月14日 12時14分
東京地検特捜部は今年(2016)3月、田母神容疑者らが政治資金を私的に流用した疑いがあるとして、東京都内の「田母神としおの会」の事務所など関係先を業務上横領容疑で家宅捜索していた。特捜部は今後、田母神容疑者や島本容疑者らが団体の資金を横領した疑いでも刑事責任を追及するとみられる。
2016/4/14 11:40日本経済新聞 電子版
公職選挙法は事前に届け出た運動員以外に、選挙運動の対価として報酬を支払うことを禁じている。
2014年2月の東京都知事選で落選した田母神俊雄・元航空幕僚長(67)の陣営が選挙後、複数の運動員に現金を配ったとして、東京地検特捜部は4月14日、田母神俊男、および選対事務局長だった島本順光(69)の2人を公職選挙法違反(運動員買収)容疑で逮捕した。田母神容疑者は特捜部のこれまでの事情聴取に「指示や了承はしていない」と否認していた。
2人の逮捕容疑は共謀の上、都知事選後の2014年3〜5月、陣営の運動員だった5人に対し、投票への呼びかけなどの活動をしたことへの報酬として計280万円を配った疑い。これとは別に、田母神容疑者は選挙事務を統括したことへの報酬として島本容疑者に200万円を渡した疑いも持たれている。
田母神容疑者は都知事選の約1カ月後、島本容疑者から「選挙で世話になった」として支援者ら数十人のリストを見せられ、政治資金から計2千万円を配ると報告を受けた。複数の運動員が現金の受け取りを認めている。
島本容疑者は特捜部の任意の事情聴取に対し、「現金を配ったが、買収という認識はなかった」と供述しているとされる。
一方、田母神容疑者は「私は指示も了承もしていない。当時は違法だとは思わなかったので止めなかった」などと話している。
2016/4/14 11:40日本経済新聞 電子版
報酬リストにははっきりとチャンネル桜の水島社長の名が…

田母神氏は2014年2月9日の都知事選に立候補し、落選。田母神氏によると、都知事選後、選挙対策本部事務局長(島本順光)から、陣営幹部(水島社長など)や支援者に計2千万円を配布すると相談され、対象者のリストを見せられた。その約1年後(2015年2月19日)、政治資金に多額の使途不明金があることが判明。一部が(選挙運動員への)現金配布に使われたことを知った陣営の地方議員から、選挙運動員にお金を配ることについて「買収にあたり、だめです」と指摘され、田母神氏ははじめて公選法違反にあたると認識したという。2016年4月12日05時00分 朝日新聞デジタル
元航空幕僚長・田母神俊雄氏(67)の資金管理団体(田母神としおの会)で、多額の政治資金が使途不明になっている問題で、2014年2月の東京都知事選後に田母神氏陣営から支援者らに配られた現金について、「昨年(2015年)2月時点で違法だと認識した」と田母神氏が4月11日までに、朝日新聞の取材に答えた。田母神氏は「選挙違反をしていると言われるから公表しなかった。配布した当時は違法とは知らなかった」と説明。2016年4月12日05時00分 朝日新聞デジタル
選対本部長を務めたテレビ番組制作・衛星放送会社「日本文化チャンネル桜」の水島総(さとる)社長は「事務局長(島本順光)は私にも400万円を渡そうとしたが断(ことわ)った」と証言した。
報酬リストでは、選挙カーで支持を呼び掛ける女性運動員を「ウグイス」と表記。選挙管理委員会に届け出た運動員については一定の報酬を支払うことが認められているが、規定の日当(1万5千円)を上回る金額を受け取っていた女性運動員がいたことも分かった。
女性運動員の一人は産経新聞の取材に「日当の1万5千円プラスアルファはもらった」と認めている。
産経新聞 2016年4月5日(火)7時55分配信
報酬リストに記載された複数の運動員らは東京地検特捜部の聴取に現金受領を認めており、特捜部は公職選挙法違反(運動員買収)の疑いもあるとみて捜査。
田母神陣営の事務局長(島本順光)は2014年2月の東京都知事選直後、「みんなにお礼がしたい」と運動員の貢献度に応じて金額を決めた報酬リストを複数作成したという。
報酬リストの一つは計18人の陣営幹部らの個人名と1人当たり400万〜20万円の金額のほか、事務員ら10人分の報酬額などが記され、総額は計2千万円に上る。
産経新聞 2016年4月5日(火)7時55分配信
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