須田氏の『偽装中流』(KKベストセラーズ、¥1,400)には、日本の未来も予言されている。

つまり、日本の未来とは


生活保護を受給する高齢者があふれ、日本が先進国から貧困国に転落する」

これは、紫BBA(浜矩子)や金子勝の予言する日本の未来と符合(一致)するのだが…
有本やネトウヨ諸君は、これでいいのだろうか(^^;)
須田氏は、もしかしたら偽装右翼かもしれないね(*^_^*)


「メーカーは、世界標準価格との価格競争を強(し)いられている」
「グローバルな価格競争に負けてしまうため、どんなに儲(もう)けようとコスト(人件費など)は上げられない
「グローバルな価格競争で生き残るためには、どうしてもコストをカットせざるをえない
「だから、政府がいくら賃上げを要請したところで、企業の現場では賃上げをしたくてもできない
「企業は、賃上げに動かないのではなく、賃上げに動けないのだ」

「現在の日本は、住民税すら払えない貧困層が五人に一人(20%)」
「生活保護受給世帯が、過去最高を更新している」
「中流が消滅しかけている現在、日本という国は存続できるのだろうか」

「日本の将来は、日雇い労働者の街・大阪の西成(にしなり)のようになるだろう」
「つまり、多くの労働者が健康保険料も年金保険料も払わない生活を続けるだろう」

「その結果、病院にも満足にかかれない、最低限の年金ももらえない高齢者が相次ぐだろう」
「こうして、自立した生活再建のメドが立たない高齢者があふれ、生活保護(税金)を受給するだろう」

(須田慎一郎『偽装中流』より)

追記1:
生活保護世帯が最多更新 2015年12月時点

2016/3/3 11:22日本経済新聞 電子版

厚生労働省は3日までに、全国で生活保護を受けている家庭は昨年(2015年)12月時点で163万4185世帯となり、過去最多を2カ月ぶりに更新したと発表した。前月から1965世帯増加した。働いて収入が得られない一人暮らしの高齢者の増加が影響したとみられる。

追記2:
全雇用者に占める非正規雇用の割合は1999年に25%だったが、2015年には37%まで上昇

非正規社員
2016年2月20日 日本経済新聞

追記3:
正規社員と非正規社員の賃金格差 月額12万円

非正規社員 格差
2016年4月3日 NHK 日曜討論

追記4:
厚生年金未加入=200万人
厚労省の推計では、本来は公的年金制度で2階建ての部分に当たる厚生年金に加入できるはずなのに、1階部分の国民年金(基礎年金)にしか加入していない会社員が約200万人にのぼる。国民年金は厚生年金よりも年金額が少ない。2016/2/24 2:00日本経済新聞 電子版


追記5:
国民年金納付率=40%
低所得などで保険料納付を免除されている人を含めて計算した国民年金(非正規社員や自営業者が加入)の実質的な納付率が2014年度は40.6%だった。

2015/6/26 18:51日本経済新聞 電子版



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