シャープの2016年3月期の連結最終損益は2000億円規模の赤字(前期は2223億円の赤字)になる見通しだ。同社買収で大筋合意している台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は在庫評価損の追加計上を求めており、赤字がさらに増える可能性がある。


2016/3/29 2:00日本経済新聞 電子版


シャープの衰退は、日本のエレクトロニクス・家電の衰退を意味する。

中国、韓国、台湾、東南アジアとの価格競争で勝てるわけないのだ。

欧州では、”難民”という安い労働力がある。

ここでも、日本のメーカーは負ける。

円安に誘導したところで、日本のメーカーがグローバル化された価格競争で勝てるわけない。


追記:
シャープの高橋社長が、4月2日の会見で奇(く)しくも語ったように

「鴻海(ホンハイ)との戦略的提携で、世界トップクラスの高品質(高付加価値)かつ洗練された商品を世界展開する」
10年、100年にわたって必要とされる新しい価値を提供し続ける企業を目指す」

という高付加価値戦略で高価な製品やサービスを市場に提供する以外ない



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