駄位納密苦日記99年5月


1999.5/29(土) 『真ゲッターロボ 世界最後の日』7巻見たぞ。
いかんせん、敵が地に足付いてなかったのが敗因かな。石川賢魂はあながちハズしてないんだけど、一足飛びに敵がエスカレートしちゃったんでわ。ゴールとかブライとかジャテーゴってちゃんと極悪な敵だったもんね。スティンガーとコーウェンじゃ役不足。

やっぱし「帝王」とか「大帝」をちゃんと倒さないと、スパロボモノって燃えないぞ、と。
その上で更に無闇なエスカレート、ならOKなんだけど、あの二人、元々意味不明だったし。敵のインベーダーどもに拡がりが感じられなかったんだよね。だから幾らゲッターチームが叫ぼうが撃ちまくろうが敵がステップアップしないから(元々掴み所無くでかいから)血流してる感がしなかったんだな。

<異種族間の戦い>ってヤツが、石川バイオレンスを見事開放して見せた、というのがそもそもの『ゲッターロボ』の成果。如何にも平時にゃ犯罪者でしかないヤツラが、爬虫類や鬼相手に暴力を振るいまくれば正当化されるわけだ。その仕掛けが欠けていた、あるいは煮詰めそこねた、ていうのがとりあえずの感想。

それ以外の「シリーズに深みを持たせようとして寄り道して裏目に出た」とか「思わせぶりな伏線が消化され切ってない」とか「前半と後半でキャラの性格が変わってる」とか「隼人の顔が違う」なんてのは些細なこと。今のところ、正義はこっちにあるんだから遠慮無くやっちまえ!ていうのが見たかったんだけどなあ。


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