ここのところ、全く古書店に足運べていなかった。ので、一昨日久々に仕事終わりで行けそうだったため、色々購入しがてら神保町へ。
▼そもそもが、『偽書 ゲッターロボDASH』(西川秀明)掲載の「マガジンZ」と『がらくたストリート』(山田穣)掲載の「コミックバーズ」、この二つが近所の書店では見当たらなかったため、それを探しに行ったのだ。
ま、その辺はあっさり見つかるも、古書センターくらいは足運ばないとバチが当たる。
というワケで、中野書店へ。こちらも売り場が随分縮小されて寂しいなあ…とか何とか思いつつも、単行本棚には目もくれず雑誌棚をチェック。最近は主に青年誌。片っ端から以前チェックしているモノも含めて改めて表紙を見直すコトにしている。意外に見落しってあるんだよねー。
今回も、以前見たはずのマンサンでありました、やはり。しかも初めて見るタイトルだ!
▼「漫画サンデー」1982年3/9号の表紙に「新鋭スペシャルゲスト第2弾!/めかけ腹でも武士は武士!」のキャッチコピーにて『大江戸仇討ち暦・春の章』!村祭まこと先生だ!このタイトル、間違いなし。中身もチェックせずレジへ。
読んでみれば、とある武士の長男が仇を求めて旅をするハナシ。子供のできない父が妾に産ませた長男。しかしすぐ後に次男が生まれ、母は追い出された。そんな出自だがもう一つ憎めない優しさと弱さを持つ武家の男が人情ある娘と出会い、彼女が愛する男こそ仇と知り…といういかにも村祭=おの先生らしいドラマ。
この作品以前には「漫画ゴラク」誌上にて江戸時代の相撲取りを主役にした話を書いておられるのを確認しているが、武家が主役の作品はココから始まった可能性あり。21世紀になっても『同心五七五』で仇討ちにまつわる話があるが、やはりおの先生は仇討ちから葛藤を導き出すのがお好きなのだなあ、と。
▼困っちゃったというか、嬉しいハプニングは、この3/9号の読者欄。どうやらこの号から遡るコト2週間前の号で、お試し読みきりの形にて掲載されたらしい『大江戸仇討ち暦』の感想が載っていたのだった。あわせて隔週連載にて『夏の章』が載るとの予告まで。また探さないと。『秋』『冬』もあるのかなあ。あるんだろうなあ。わくわく。
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