駄位納密苦日記2004年11月

2004.11/30(火) 豪ちゃん誕生パーティー。

土曜日は、毎年恒例・永井豪ファンクラブご主催の豪ちゃん誕生 パーティーにお邪魔してきました。

今年は例の映画やら例の映画に似たモノやら色々あったコトもあ って、大きくいつもより遅れたスケジュールでしたが、久々の顔 にもお会いでき、超古株の方の楽しいお話も伺えて、充実してた っす。

個人的には白ワインをお送りできて良かった、というのとココで は書けませんが、ちょっとすっきりした一件もあり、行ってよか ったすよー。コレで無事年越して来年の『天空の狗』特別編を、 心から待てますよ。ホントに…くぅ…ホントに良かった(感涙)

▼『伊達政宗』(リイド社)。
雑誌「乱」の増刊に連載された撫で斬り隻眼東北の雄の物語。

大義はあれど、豪ちゃんアレンジに掛かると門土の面構えでニッ と不敵に笑うバイオレンスを呼ぶ男になるのがステキ。実際の政 宗は相当政治にも気を遣うオトコだったようですが、イヤ、ドキ ュメンタリーじゃつまらないっ。

惜しむらくは、下書き・ペン入れで田中さんの比率が高いことか。 ネームの走りは豪ちゃんなんすけどね。

▼「マガジンZ」でギター抱えたデビルマンモノが始まったよう ですね。しかし、も一つ手に取る意欲が…俺もトシか。

▼コンビニ版の『キューティーハニー』(全1)、『花平バズーガ』 (今んトコ2巻まで)が宙出版から出てましたね。『ハニー』はこれ また秋田とも中公とも違うトコからで。映画版のコラムもあるから 行っておくか。

『花平』は…JC版持ってるしな…蒼井そらのダンスって明らかに、 俺イメージと違うしな…悩みどころ。スルーの可能性アリ。

2004.11/26(金) 今週の『天空の狗』。

単行本3巻は、2005年1月21日発売!

また、2005年発売の「別冊モーニング」にて『天空の狗 江戸の闇編』 が掲載されるそうです!…こっちが実は楽しみだな。

▼なーんて鬱になってても始まらない。


というワケで、俺ごときの予想は大いに外れましたが、誠に残念ながら、 お話としては、当初のラインから甚だしく『デビルマン』化して終わり ましたね。いや、その表現は正確ではないな。

『バイオレンスジャック』終了の時点での『デビルマン』なんすよね。 亜門はジャックではあるけど、不動かというと正直違う。あくまで、 飛鳥了に見えた『デビルマン』世界ですな。「これは一つの可能性」 とはゴラク版ジャックのセリフですが、そういう意味ではまたパラレル が増えたという。

先生、やっぱり映画の絡みで、抜けきらなかったんだろうなあ。

…というかよー、新平よー。特別編は出られないな(泣)。

2004.11/21(日) 次回、ついにクライマックス!>『天空の狗』。

…まさかとは思うが、次回は顔を墨ベタで塗られている、後ろ髪 束ねた新平と思しき男が何かを書いているトコロから始まって、

「もはやココからは、筆で記せるようなコトではない…いやあの 場所にいた私ですら、本当に何が起こったのか理解できずにいる のだ…」

…とか何とかモノローグがあって、役と亜門が合体してサタンに 向かう竜かなんかのイメージ見開きがあったりして。

「イヤ、結局私たちは見守っていくコトしか出来ないのか…」
「それが<天空の狗>に与えらえた使命なのかも知れない」

とか何とか、しかも書き終えた新平の後ろに、3人の影が現れて、 「行こう、新しい時代へ」スッと消えていき、残されるのは新平 が最後に書いたミステリー雑誌。パタンと閉じて…みたいな。

あああああああああああああああああああああああああああああ。

「永井先生の次回作にご期待下さい。」次はもっと肩の力抜いた 作品をお待ちしたく候。連作読み切りで百鬼夜行の。

2004.11/12(金) 「マジンガア」が登場!!

チェックの鬼さんのタレコミより、一応データ保存。以下引用なり。

日本テレビ19:58〜20:54

『ワールド・レコーズ!!』の一コーナーで
“ロボットバトルに最強伝説マル秘ロボ参戦”

マスタースレーブ方式の「マジンガア」が登場!!
対戦相手は、ドリルロボットのようです。

13:30から放映されたプレ番組で告知されてました。
その番組内では、以前のロボットバトルを紹介。

ハジメロボットが出てましたが、こいつが凄い!
低姿勢からのパンチやあびせ蹴りなど多数の技を 持ってました。

マジンガアにも頑張ってもらいたい!
みんなで、応援しよう!!

2004.11/12(金) 今週の『天空の狗』。

モーニング2004.11/25(50)号。
ドドーン!バリバリバリ!!…デービィィィィィルッ!

亜門変身キター!で、『デビルマン』やっちゃった…てーのは早計。 それだけじゃない(笑)『凄ノ王』8巻のデ・ジャ・ビュにも襲われ ること請け合い。森で戦ってる方は『手天童子』っぽくもあります わな。まさかこの勢いで…いやいやいや。

しかしアレですな、亜門明には不動というより青年ジャックの面影 を感じたりもします。絵的な上では。

ラス前の見開きはパワー感じますよ。

▼最近の買い物。


獲物(1)
「てれびくん」1979年7月号別冊付録が実にお得な値段。 秋本シゲル先生の『メガロマン』と居村真二先生の『ザ★ウルトラ マン』ですよ。こんな魅惑的な線の持ち主のダブルライダーキック では、俺は逃げようがありません。

秋本『メガロマン』はロゼッタ星脱出の前段話。従って、たかしが 一切変身せず、熱くオヤジさんが死ぬだけという渋すぎる話。商売 なのに商売抜きみたいな。付録押さえておくと、後々楽なんだよね。

獲物(2)
「小学三年生」1974年4月号付録『なぞなぞチャンピオンじてん』。 ダイナミックっぽく描いているが、全く描き手不明のえん魔くんが 表紙なんですよ。いやダイナミックかも。

税込210円つーコトで迷わず行ったんだけど、当然中身は全く関係 ない絵のオンパレード。いや持ってることに価値があるのだよ多分。 Blogの方に絵でも上げておこうかな。

獲物(3)
「別冊少年ジャンプ」1971年2月号。なぜか2ヵ月で連載終わった、 石川賢アニィの『野ざらし同盟』第2回掲載。前々から持ってる方 に見せて貰ってはいたんだけど、ようやく現物に出会えました。

バイオレンスなノリだけで突っ走ったギャグマンガ。こういうご時 世だとちょっと見られないようなこの『野ざらし同盟』は復刻希望。 2回目は、初回よりかなーりちゃんとギャグに落とし込もうとされて る様子が微笑ましいです。でもひでえマンガです。大好き。

2004.11/7(日) 今週の『天空の狗』。

モーニング(講談社)2004.11/8(49)号。

ココに来て饒舌に一気にまくし立てます!亜門明vs砂探了の舌戦だ! 一方、不死身の男・役行者vsカイムさんの戦いにも、我らがサイコジ ェニー…いやいやいやメデューサさんの登場ですよ。

はっ!いかん。『マジンサーガ』はサイコジェニー登場以来止まって るぞ。ココは迂闊な予想を加えず、見守ることにしましょうみなさん。

デビルマンの残滓はさておき、新平の発現は…いつ?「これから」の 展開へどうつなげて行くのかが期待です。ですってば。

2004.11/3(水) 今月の「特撮エース」(角川書店)。

No.006。何はともあれ伊藤伸平『キューティーハニー a GO GO』。

ナッちゃんの妄想に笑っちゃいけない…そう思いながら読みました。 ツボはツボなんですよ。んなこたさておき、しっかり等身高い二人 が並んだ扉絵が妙に新鮮。伊藤先生は5〜6等身キャラのイメージが 強いだけに。常似ミハルの登場と更に続くストーリーに驚き。

今回のヒット、「糸電話」。

▼今月の『映画秘宝』。
一応前号のゲリラチックな映画『DEVILMAN』パブ風記事を受けて、 読んでみようと思いつつ。まあ振るだけ振ってみたというカンジ。

そこはかとなく話題の『封印作品の謎』作者インタビューを交えた 封印作品特集。ま、こういうのは10年に一回くらい、その分野の新 人が一定数に達すると盛り上がるネタなんだけども。本は買いまし た。何と言っても12話ネタを新聞社に持ち込んだ方へのインタビュ ー読むために。こういう一次情報はと難しいので、拍手。後は自己 確認ですね。

『秘宝』の方は、らしい煽り方だなあ、と思った次第。まあ、あの 本に出る程度の封印作品だと、どういうカタチでか観るこたできる ワケなんだけど。名画座とか裏ビデオとか。実はソフトだと出てた りするしね。

…つかキンキン声版やめて『新オバQ』出そうよ、小学館。

結局商売に乗らない、あるいは怖くて近づけない作品は、こうして 思い出したように掘り返されたりすることもない悲哀をひしひしと 感じる。作者の方もご本人の日記拝見すると、商売にならないとお 考えのようだし。

ま、困るのは、こういう本で得た情報片手に生半可な知識で次々と 余計な色眼鏡を加えていくフォロワーですわな。新たな連鎖を生む でしょ、「アレもヤバイ、コレもヤバイ」って。そういう意味では この本がキッカケとなるにやぶさかではないが、この本がキッカケ にならない限り、考えもしなかった…という類のヒトたちがやっか いだな、とか。

困ったコトに『封印作品の謎』の巻末リストは、ある種マッチポンプ式に 新たな「封印」のデマを生もうとしている。本編のキチンとした取材が 逆に仇になって、憶測が憶測を呼んでいるのははっきり言って罪だろう。

アレ読んで、『サンダーマスク』が積極的に封印されている、と書いて いるBlogあたり片っ端から修正掛けたくなるよ。まったくもう。特に 「再放送すらなかった」とかテキトーぬかしてるヤツは粛清だ粛清。


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