駄位納密苦日記2004年10月

2004.10/28(木) リスペクトとはどうあるべきか。

…なーんて難しいこと考えなくても十二分に笑えてしまうマンガ 狩りました。
「コミックワイドショー vol.0」(洋泉社)。

「映画秘宝」11月号での映画紹介といい、12月号で特集している 太田出版『封印作品の謎』のネタ含め、版権商売捨てて掛かって いる出版社はえげつないっすねえ。

場外でヘラヘラ見ている観客としては、それも楽しいのだけど。 ある意味語れない、あるいは語らない立場への想像力は残しつつ。

でも、たまらない面白さでした、かわかずお先生。やられた。

▼『魔神王ガロン』1巻(KKベストセラーズ)。
豪ちゃん、「手塚治虫マガジン」連載中のスターシステムマンガ、 単行本化。早いなあ。コレだけ早いと、連載作品読んでる緊張感 が多少萎えたりして。この後の方が絵柄がこなれてきてる気がし ます。サファイアとか。

▼今月の「手塚治虫マガジン」12月号。
てなトコロで連載の方ですが、スカンクのネーミングに尽きます ね。スターシステムを逆手にとって、どう登場させるか、という カメオマンガというか。…手塚ファンとしちゃ微妙な気もするけ ど、俺は『サンダーマスク』が1st手塚なんで、まあいいや。

『どろろ』終わって『三つ目がとおる』連載開始。初出順で未収 録掲載とか、やってくれるんでしょうか。実は一番好きな手塚マ ンガなので期待してしまいます。和登サンラヴ。

▼OVA『新ゲッターロボ』4巻。
を書きたかったんだけど、今日実は、新宿さくらやホビー館に狩 りに行ったワケさ。で、一方でDVD『ウルトラマンA』も揃えてる んだけど、手持ちの金がなかったのね。

で、今月発売分の『A』10巻と11巻の内、10巻だけをとりあえず 手にして、もう一方は『新ゲ』4巻。これでレジに行って包んで もらいました。

で、電車に乗って移動中、「ライナーでも読むか」と辺りはばか らずパッケージを開けようと思ったら、袋から出たのは『A』2つ。

おお、さくらやホビー館B1の女性店員さんよ、あなたが包んだ時、 俺が持っていった商品でなくレジ裏の商品を出したのは、俺は横 目で見ていたよ。ただその間俺は、ポイントカードを探していて 商品そのものをちゃんと確認しなかったよ。ついでに料金も『A』 2枚分払ってたよ。気付かなかった俺が悪いよ。

だが、俺は今日、『新ゲ』4巻が見たかったのだよ。店員さん。

▼KPC『デビルマン』3巻(講談社)。
絶賛かどうかはともかく映画公開のお陰で、品切れっぽい空気の 完全復刻版と同じ内容の、つまり連載時に非常に近いバージョン が手軽なところに並んでてOK。

コンビニ形態というコトで、全巻まとめて狩りにくいのが難点だ が、そろえるなら今はこのバージョンがオススメですよ。つか、 俺が狩ったら、まだ読んでない人のチャンスを一つ奪うことにな るんだけど、欲しいから狩りました。

マンガ『デビルマン』、面白いですよ。ナチュラルで飛べますよ。

▼いけのさん、岡★村さんと複数の情報筋から『バトルホーク』 『グロイザーX』のDVDレンタル開始情報を頂く。ナック関連に こういう展開がありうるとは、コンテンツ産業花盛りの今ならでは、 でしょうか。だんだんいいダメっぷりが目立つ時代になってきた んでしょうか。

『ロボッチ』がレンタルされるといいなあ。いきなり狩るには、 傷が深そうだし、わははは。

2004.10/23(土) これからの季節、野菜の花は咲くのでしょうか。

なんかビワの花って、秋に咲くって聞いたコトがあるような 気がしてるんですが。甘栗食いながら今日はさつえいび。そ して明日はオフライン編集だー。わー。

▼今週の『天空の狗』。
デビルマンというより、手天童子な展開になって来ましたか。

「元々銃で勝負する気はないぜ!」
「戦いはこれからだ」

そうでしょう、そうでしょうとも!永井豪界の住民はこうで ねーと!いよいよ超能力決戦でございますな!

▼『天と地と』天の巻・地の巻(角川マンガ)。
レーベル名が凄いですね。「角川マンガ」ですよ、ちょっと。

海音寺潮五郎の王道時代小説を、実に真っ向からコミカライズ した一品。騎馬軍団が竜に姿を変えたり、「くわっ!」と信玄 が叫ぶなりドグラ化したり、謙信がにやりと笑いながら蛇にな ったりしてもおかしくない、スレスレの絵で、しっかり踏み止 まった映画タイアップマンガ。

この作品、案外と武将にまつわる女性の話が多いんですが、き ちんと要所要所で抑えておられるところは流石かと。松江の最 期近く、ひたすら「殿様」「殿様!と叫ばせながら絶望に陥っ ていくページ運びは好きだなあ、やっぱり。

▼新装版『けっこう仮面2』(リイド社)。
なるほど、アートポートの続編がまだあったのね、というタイ ミングで無事発売。裁縫部009から最終回まで。やっぱしこの 時期のダイナミックプロって狂ってますね。

個人的には立花先生とタコ責めの回が、当時ジャンプで読んで て何かムズムズした思い出が。白状すれば、立花先生を演じる 自分の夢さえ観ました。いい年した今でもぐっと来ます。もう バカバカしく素晴らしいです。

やっぱり豪先生の作品って、理屈を越えて下半身に来る凄みだ よね。

▼『新造人間キャシャーン』(英知出版トラウママンガブックス)。
2冊発売されたうち、作者表記「タツノコプロ」版のみ狩る。 なぜなら高いから…だけではなく、ダイナミック者なら当然だ ろうが、そこに秋本シゲル版が収録されているからだ。

ホント、『銀河の女王スーパーレディー』『破裏拳ポリマー』 『メガロマン』『花の天誅組』などなど、秋本先生の線は色気 あります。原稿が残っておらず、雑誌からの復刻というのが、 唯一残念だけど、まとまったことに満足。キリヤ効果に感謝。

初回はNGデザインのキャシャーンで闘うんだけど、ちゃんと翌月 で正式デザインになるに当たり、再改造するシーンから始まるっ てのは、秋本先生の潔癖さみたいなのが感じられてステキですね。

同時に、あの口を隠すメットあってこその、キャシャーンなんだ なあ、と。表情を敢えてほとんど見せず目で語るという。確かな デッサン力がないと、腰ベルトのないキャシャーンは難しいとは、 天野嘉孝氏の弁ですが、秋本先生もきちんと腰の座った姿をお描 きですなあ。

2004.10/18(月) 「仮面ライダー vol.2」。

講談社オフィシャルフィルムマガジン。あのフィギュア付きバインダー のヤツですね。やはり大判写真は楽しくてキチンと狩ってるワケですが。 今回は「とダイナミックプロ」的には必須号といえるでしょう。

このvol.2は力の2号フィーチャー号…この辺語ると長いのでちょいと 端折って、連載記事「マンガ家列伝」のコーナーに注目。今回登場は、 野口竜先生ですよ。どうしてもページ割が少ないんで、喰い足りないん すが、野口先生の山ほどあるペンネームが紹介されてました。コレ重要。

野口竜先生と言えば、特オタなら知らないのは問題あり。何しろ宇宙刑 事シリーズの一種独特な敵キャラとレッドバロンは外せんでしょう。

しかしダイナミック的には、石森プロにて永井豪先生の兄弟子であり、 デビュー作『目明しポリ吉』のアシスタントであり、『ジャンケンケン ちゃん』『スイートちゃん(前半)』の共作者。

今回のインタビューで、「太陽」の名付けが永井泰宇(高円寺博)先生 によるものだと判明、そうかそうだったか、と一人合点できますよ。 他にも豪先生の初期作品に野口先生じゃないかなー…?という線も見ら れるんだけどね。非常に律儀に描き込まれる安定した絵柄が。

▼「仮面ライダーvol.4」。
それと、ライダーマン単一特集というちょっと今後も中々ありえないような 素晴らしい号では、ライダーガールズの特集もあったりして、お陰で沖わか子 さんの知らなかったプロフィールも分かったりして、俺的にはもはや手放せない 一品なんだけど。

この号も、尾瀬あきら先生がフィーチャーされてて、「とダ イナミック」的には重要。例えそれがお手伝いに1週間通った だけでもだ!

▼今週の『天空の狗』。
「モーニング」10/28(46)号。『誰も寝てはならぬ』が笑えました。 以前こういう子がデスクにいたんだよなー。それはさておき。

さて、一通り出てきたというトコロでしょうか。コレがキャラ名だけの 流用ということなのか、骨子に至るまでの要素なのか?亜門くんはどう したのよ?新平と一緒か?

…この展開はちょっと性急過ぎやしないか…という危惧があったり。

▼書籍『デビルマンは誰なのか』。
表紙描き下ろしですよ!皆さん!!

講談社から、以前「Web現代」にて連載されていた豪ちゃんインタビュ ーをまとめた本が出てます。コレは今までのどのオフィシャル本より、 本音っぽく語っておられるカンジがします。

『ハレンチ学園』『デビルマン』『マジンガーシリーズ』『鬼シリーズ』 『バイオレンスジャック』『デビルマンレディー』『けっこう仮面』の 代表作についてのインタビュー。それに加えて最新の作品リストと雑誌 「完全版 デビルマン×キューティーハニー」掲載の4コマも全収録。

四の五のレビュー書かない。豪ちゃんに興味あるヤツは面白いから狩っ とけ。マジでマジで。

…ただ一つ、上の『天空の狗』に関する爆弾が「あとがき」に…コレは 正直聞きたくなかった気がします、豪ちゃん…。言葉どおり「的」なる モノなら危惧で終わるコトなんですが。

2004.10/9(土) 映画『DEVILMAN』(東映系)公開日。

正直なところ、映画「DEVILMAN」に対する今のところの評価は、クソ映画だと貶すほど偏った何かがあるワケでもなく、褒める、あるいは信者として擁護するほど、原作のカラーがあるワケでもない…という、何かを語る気力が萎える作品でしたね。

いや、見てる時は色々あるんですよ。具体的に挙げるとキリがないので、その辺は一々書きませんけども。

▼一つの問題。

永井豪という作家の一つの頂点であり、非常に作家性が強いところで描かれていて、当時のリアルを切り取っているメッセージ性色濃い作品。それだからこそテレビタイアップ企画ながらそれ以上の「作品」であるこのマンガ・デビルマン。

しかし出来た映画は、それぞれのパートの持分しか見えない。このプロジェクトを率いた人間の強い意思は感じなかったっすね。那須監督といえど、この映画の「顔」に見えない。

▼もう一つの問題。

明と美樹がストーリーラインの主役でありながら、状況を説明するのみで、テーマを体現する主役はミーコである点。

明は、シレーヌと戦いながら決着なきままサタンに邪魔され、ジンメンは格闘なきままワンパンチ。そもそも対するデーモンがことごとくデーモンらしい攻撃もせず、人間が放つ銃弾に変身もせず倒され、人間の天敵に見えないので、明の戦いに悲壮感がなく、ヒーローに見えないのだ。そもそも明、別に悪魔と合体しようとか一度も考えてないしな。

「あーおれでーもんなっちゃったよー」
「はっぴーばーすでー、でびるまん」

美樹は、弱っちい明の尻を叩く女の子から、明の全てを受け入れる女性へと成長する過程こそ見せ場なのだが、映画ではささやかな幸せ家族・幸せカップルが壊れることを恐れるだけの存在で、そこに何か自覚的な意思はない。大体最期の言葉がなぜ「明くん」でなく「おとうさん。おかあさん、ごめんなさい」なのよ。酒井彩名が実に好演しているだけに可哀想である。

サタンはと言えば、思わせぶりなセリフを口にするばかりで、人間へデーモンへ何か行動するでもなく、ナルシスティックな銃器マニア(ガン=カタなんだろうけど、そうは見えない)っぷりを見せ付け、あまつさえ最後に「笑った、明が笑った」と意味不明なつぶやきを発するのみである。

一方でミーコは学校でイジメられ、悪特隊に追い詰められながら、デビルマン化することで自分の存在をキチンと捉えることに成功し、ストーリー後半ではデーモンすら倒してススムちゃんを救いだし、更には人間へ絶望しながら悪特隊を斬り(キル・ビルなんだろうけどそうは見えない)、ラストシーンで、強く生きていく姿を見せ、一番ブレのない主役となっている。渋谷飛鳥も好演、ススムちゃんの子役とあいまって、唯一映画らしい部分だ。

…だが、それすらも、いじめっ子に襲われた際、胸をはだけ…るかないかというところで、ぶしゅーっと汁出て地球儀でなく同級生何人か溶かして、ススムちゃんの両親惨殺して、キル・ビルもどきのツマラン殺陣じゃなく汁と爪と牙で悪特隊なぎ倒して、サタンに挑むデビルマン軍団の大将になれば…という注釈つきにて。

ミーコがココまでテーマを体現してしまったのはなぜか。

そう、原作の上っ面をツマミ食いし、その本質には迫らないままに逃げた挙句、勝手に別のキャラに主役を負わせただけ。脚本の那須真知子氏のインタビューによれば、「シレーヌの死」と「美樹の生首」と「明の半身」を秤にかけたというが、そのどれもキチンと向き合わず「絵」として描写しているだけではないか。

▼ファンによる二次創作で、特定のお気に入りキャラに思いを託すようなものなら微笑ましいが、「原作完全実写化」と銘打ちながら、原作から「逃げた」ストーリーの罪は重い。どだいコアなファンはお呼びでないというコトなのかもしれないが。

▼それがゆえに、見終わった俺は「誰に怒るべきなのか」「ナニを踏みにじられたのか」というコトに対して回答を見つけられないまま、釈然としない想いを抱えてしまった。その二つとも、顔を持って俺の前にいないのだ。

細かな描写の違いとか、T-VISUALつーかCGの使いどころの問題とか、デザインとかそういうコトは二の次だ。

コレは俺の愛するマンガ『デビルマン』ではない。おそらく関連商品もDVDなどのソフトも手を出すことはないだろう。傍から見ればどーってコトないたった一人のこだわりだが、マンガごときにウツツを抜かしていい年迎えたオヤジの意地である。

▼舞台挨拶で永井豪先生は、疲労の溜まったご様子で、しかしそれまでのパブリシティインタビューとは違う言葉を発した。「私の原作の全ての要素が入ったわけではないが…」あくまでコレは那須監督のDEVILMANである、と。それでいいのだ。

永井豪原作マンガ『デビルマン』はいささかも変わらずそこにある。
俺にとってはこの映画はもうどうでもいい。怒る気力もない。

(付記:2004.11/10)…とBlogに挙げつつ後はシカトするつもりだった、終わった直後は。 だが、二晩連続で夜通しチャット大会。誰かに訊かれたら絶対見に行か ない方がいい、と宣伝活動。なまじ内容を語ると面白おかしく伝えてし まいそうだったので、ネタバレ一切せず。

ホント頼むよ。善良な一おたくを余計な祭に巻き込むんじゃないよ。 東映には是非この映画で生じる予定だった皮算用と現実とのギャップを 教えて欲しい。一体俺はどういう目に合わされたのか、いまだに全容を理解できない。

キズの癒しのために、もっとちゃんとツッコミどころ満載 の作品群を観ました。『バトルホーク』とか『ノストラダムスの大預 言』とか、もっとココでは名前に出せないような作品とか。

ベクトルは明らかに「負け狗」です。もっと上観て癒されろよ俺。

2004.10/8(金) 台風が来るですよ。

10月9日。でも分かりやすくデビTシャツ着て出かけるのだ。 そういう風になっているのだ。因果なものだと分かっている。 だが男には…(以下略)

と、そう書いた矢先にショッキングな情報がBBSへ書き込まれる。

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初日舞台挨拶の整理券 投稿者:koma  投稿日:10月 8日(金)19時38分18秒

初日舞台挨拶(東京)の整理券が、
本日(10/8)17:00から丸の内TOEI1で配布されています。
整理券の受け取りには、前売り券か当日券が必要だそうです。
17:45ごろ受け取っていた人は150番台をもらっていました。

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き、きったねえええええええ!当日情報をポップアップ式にした ページにしか表示せず、ポップアップブロック掛けていた俺には 一切知らせないようにしてやがるし。被害妄想バリバリになるぞ、俺は。

で、レスを返す。

●komaさま
情報誠にありがとうございます。仕事終わって帰ってきてみれば…。 何はともあれ、今まで30年間『デビルマン』を愛して来た大人には 見てもらいたくないのでしょうかね。

メルマガにも書いてありました。ただし今日の(つまり前日)昼3時に来たメールですが。

いや、俺はこの際行きますけども。意地とか何とかじゃなく、果た してこの状態で当日何が起こるのか、とことん見たくなってきました。

もちろん、今まで「信者」として豪ちゃん作品を愛して来た行動の 一連でもありますけども。

2004.10/7(木) 『デビルマン』。

ウチの近所ではなぜか出会えなかった蛭田充コンビニ版。今回 は全1巻ですね。秋田書店・秋田トップコミックスワイド。

ねえ!と焦っていたんですが何のコトはない、会社最寄駅構内 コンビニにひっそりと2冊佇んでおられました。しかし1冊は置 いて来てしまいました。誰か狩っておいて下さい。

今回始めて読むヒトもいるだろうし、当然ながら「デビルやど り木!」「デビルジャンボキック!」など味わい深いセリフの 数々を採り上げて大喜びするヒトも多いだろう。だが一方で、 シレーヌがミキを「やどり木にするのだ」と口にするというよ うな「あるいはあったかもしれない可能性」に思いを馳せるな んてコトもできるぞ。

そうでなくとも、鏡に向かった人物の腕が粘着質たっぷりの血 を垂らしながらうめくエバイン編とか、ビルの上からアトラン ダムにライフルで無差別快楽殺人を楽しんでるだけのベラ編と か、蛭田パワー溢れるデーモンの魅力も捨ててはイカンぞ。

ところで表紙にはやはり蛭田版では個人的に一番好きなエバイ ン編が…コレ、描き下ろしだよな。一時より絵が持ち直しておられますね。

▼『デビルマン シレーヌ対デビルマン』(講談社KPC)。
こちらは本家本元のコンビ二版2巻。「人類の危機!恐ろしい デーモンと君は闘えるか!?」という意味不明な表紙コピーを 生暖かく見つめながら、中身を読む。いやーシレーヌ戦って、 ホントに爽快なコマ割りですね。

▼OVA『新ゲッターロボ』3巻。
今更ながらようやく手に入れました。

5・6話収録。いやあ、作画発注のメリハリが実に利いてる2本 でした。とはいえ、どちらの回も重要度に関しては劣ることナシ。

つーかタイムリープ。平安京。蒸気船。安部清明。何しろ本家・ 賢アニィが諸葛孔明までやっちゃってるもんだから、そこへ川越 監督もノリノリで突っ込んじまったというところですね。普通に 「面白い」ゲッターは嬉しいですねえ。

そういや合金出るようですが、なーんか微妙な出来ですね。

▼「コミックビッグゴルフvol.6」学研。
これまた最寄駅構内売店に並んでました。俺はゴルフやらないけ どビジネスマンとして買いました。『ハルカ』も『十べえ』も来 春単行本化アナウンスされてました。よきかなよきかな。

▼『超護流符伝ハルカ』。
なーんかこの1ページ目、激しくデ・ジャ・ビュに襲われてます。

やー、こう何というか賢先生はゴルフ場でふと、こういう妄想に 襲われてるんでしょうか。肩の力抜けつつもキチンとやるこたや りつつ例の空間とか出てきて、魔の戦いになりつつも、最後はボ ールぶつけて終わり…という流れにまったりと笑いました。

▼『ハレンチゴルファー十べえ』。
いいです。今回もハレンチ対けっこうでございましたが、もうヤ ケクソかという「そんなこともあろうかと…」のくだりにはさす が豪ちゃん!と思わず顔がへらっとするのを止められませんでし たよ。

デーモン軍団がこちらにも出てるんだよなー。宣伝か。

▼ジオシティの別館「ビバ!紅」ディレクトリ移行。
旧アドレス(http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Pen/7882/) に加えて、
新アドレス(http://www.geocities.jp/yuri_benten/) 登録しました。ま、どっちからでも行けるそうですけども。

ついでにちょっと更新。

2004.10/1(金) さて10月。

10月といえば、9日にいよいよ映画『DEVILMAN』公開であります。

無論、当日舞台挨拶がある以上、信者たるもの劇場でオフ会であり ます。雑誌やネットで既にさまざまな情報が挙がっているだけに、 一種悪魔と合体する明の心境にも似た覚悟ではありますが、ファン としては、立ち会わずしてどうしよう。あくまで普通にチケット狩 って臨みます。

終わった後に何かを語りたくなったら、どうぞお初の人も合流召さ れよ。信者、新人問わず歓迎。

つーか、公式サイト見ても実はその話が出てないよ。いや、もしか して事前イベントにしか挨拶ナシ…なんてことはないよな、オイ。 (追記:これに大きな落とし穴が実はあった)

▼今週の『天空の狗』。
モーニング10/14(44)号(講談社)。

こういう展開自体は無論アリなんだけど、一つ釈然としないのは、 いきなり2大勢力の抗争劇になってしまったコト。妖怪退治の中で 少しずつ狗と蛇の戦いが明確化していくのが理想なんだけど、妙に 性急なこの展開は、狗にも蛇にも有害な飛頭蛮編のようなエピソー ドの積み重ねで見たかったな。

…早くもクライマックスなのか、新平。いけるのか、新平。蘭ちゃ んまでその正体が明かされてしまったぞ。

豪ちゃんとシレーヌ冨永さんの対談も載ってます。

▼「ハレ★あば」2号(JIVE)。
やー、一時はどうなるかと思ったけど、無事入手。今回は探したわ。 図柄が小さいのはちょっともったいないけど、『ハレンチ学園』と 『あばしり一家』のカラートビラ絵多数収録はかなりうれしい。こ の辺は、「永井豪扉絵集」やトレカに収録はされたものの、ココま で載ってなかったし、当時の雑誌そろえるくらいしか見る手段ない からねえ。

しかし本編カラーがないのは前回同様、致し方ないんでしょうが惜 しい。映画デビパブも載ってましたよ。今回でお勤め終了なのかな。 次回予告載ってないところ見ると…森園先生のは? (追記:この2号で廃刊の模様)

▼「コミック乱」11月号(リイド社)。
ああ、『OH!江戸グラフィティ』33話、5年目の千秋楽。もっとも、 最終回らしいエピソードかと言えばさにあらず、料理修行する良家 の娘が庶民を発見する、といういつものごとき優しい目線の一本で したな。コレは単行本化希望。葉書何枚出そう。

『白浪二人羽織 天下頂戴!』の方は、お狐様がイロっぽい一本。 篠原先生、枯れてないなあ。


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