駄位納密苦日記2004年9月

2004.9/29(水) 『Re:キューティーハニー』天の巻。

ようやく入手できましたよ。ちなみに『新ゲッターロボ』3巻は、まだ 近所しか回れない俺の手に入らず。近場のこの周辺にこんなにライバル がいるとは思わなかった。つかロボものは足が速い…。予約しとけよ俺。

てーか、正直なトコロをいうと、見終わった後、ナニやら収まりが付か なくて、『快傑ズバット』の初回と『キューティーハニー(旧作)』の 初回&15話を見返しましたよ。なぜその3本なのか?いやなんとなく。

で、身も蓋もない『Re:ハニ天』の感想ですが、まずは何よりテンポ感、 キャラデザイン、作画密度は値段に見合うクオリティでした。

もう平松ハニー、いいじゃないですか。今まで『新ハニ』がもっとも豪 ちゃん絵には近いと思ってましたが、今回の方が、線の少ない時代のダ イナミック感を定着させてます。その上でフォルムがイロっぽい。

BGMも当時そのままのアレンジで違和感なくハニーに聴こえます。ただ、 主題歌は実写版と同じなので「こっちを向いてよ」の「てよ」の音が 気に喰わないのと、なんでENDが『夜霧のハニー』じゃないんだよ、つ ーコト以外はさしたる不満もなく。

ただし。

今回個人的ガイナックス最高傑作『フリクリ』の今石監督・平松作監と いうコトで大いに期待込めて手にしたワケですが、いかん!ライナー読 むと「前回(フリクリ)はマイナーなコトやったんで、今回(ハニー) は…」なんておっしゃってますが、今回の方が余程マイナーやっちゃっ てるじゃないですか!(イヤ恐らく違う文脈で使ってるのは分かるんだ けど)

正直『ハニー』を見ているというよりも『うる星やつら』や『ダーティ ーペア』見ている感覚に近いモノがありました。レイアウトなんかは カナーリ見るべき物も多く…てか文句ナシに近いんだけど、色彩や背景 処理が70年代的アングラカラーというよりも、80年代的パステルカラー という趣。さりとて21世紀に懐古する70年代オルタナティブ…みたいな 感覚にはちょっと程遠い。コレは非常に残念。もっと大胆に!いい意味 で安っぽく!

更には、舞台設定の類がコアなおたくの興味の範囲内で内輪受け以上に なってない。コミケのあたりはかなり寒いです。実写の方では踏み止ま っていた庵野監督、どうした?

先に挙げた回を見た原因というか、見ながらふと思ったのは、旧作の位 置付けっていうのかな、やはり当時の東映チックな流れで、『キイハン ター』『プレイガール』『非情のライセンス』あたりの文脈で子供番組 も作ってるカラーがあったんですね。ちょっといけないオトナの世界や 論理を引用してるような。それが俺は好きなんだなーと。今回それ求め るとちと厳しいってことかも知れんです。

で、もう一つの原因てのが言いたくないんだけど、やはり旧作の「役者 さん」然とした増山江威子、富田耕生、森功至、沢田和子…といった面 々には遠く及んでないところ。言っても詮無いことなんだけど、偉大な る先達に比べれば、「あにめ」「せいゆう」しちゃってます。石川英郎 さん(青児)や野田順子さん(夏子)はまだしも、痛いのが主役も主役、 ハニー役の堀江由衣さん。

キュートなところは、想像どおりというかそれ以上に聴こえるけれど、 何といっても、シメるところが締まってないです。これは旧・新・F・ 実写と歴代ハニー役の皆さん全てが確実にクリアしている毅然として不 敵な「声」は重要なポイントなんだけど、今回は正直辛い…。

コレはコレクターズアイテムかも知れない。俺は流しっぱなしする分に は実に気持ちイイのだけど。特にOPは目にも楽しいしね。次巻以降、 監督が全て違うというコトもあり、まだどう転ぶのか分からないけど、 堀江ハニーがこのママだと、俺はしんどいなあ。

▼いけのさんによるタレコミ。
なんとついに『バトルホーク』がDVD化だという!しかし今のところ レンタルオンリーらしい。確かにキズが少ないやり方だが、この際マニ アには売りつけておくべきだと思うぞ、手堅く。

2004.9/23(木) やもたてもたまらず。

結局、『マンガ 神州纐纈城』3巻[織田信長対吸血軍の戦い] 神保町にて狩りとりましたともさ!

2巻で話を急がず、じっくり血を絞った甲斐あって、この巻は 次から次へとキャラクターのドラマが重層的に進んで、恐らく 原作の味であろう群像劇で拡がる風呂敷をビジュアルで叩きつ けて下さってますな。

見所は無論、纐纈布の色彩生かした、所選ばぬ立ち昇る火柱に 尽きるのだけど、カラーじゃないのが残念と言えば残念か。切 なく混濁した意識で逝く仮面は味です。

ああ、書き出してしまうとネタバレになるんで堪えるけれども、 群像の全てが哀しみによって喰われる心だとすると、次巻の進 む道もなにやら想像つきそうな気もしないでもない。

でもないが、マサカリ喰らった庄三郎とタンクで突き進む甚太郎、 二人の男が立ち上がっている構造が賢アニィ・オリジンな部分な ワケで、彼らがどう終息に立ち向かうのか、あるいはどう「ゆく ぜ!」と叫ぶのか、来年春までああ待てない待てない…。

ひたすらカメラ目線で城に飛び込む45〜52ページのスピード感、 サイコー。おまえはブタだブタになるのだ。

▼『天空の狗』2巻。
今回はグリーンのカバーにて、「Sand witch」と「飛頭蛮」二編。 妖怪退治物語ってまあ、『心霊探偵オカルト団』+『ドロロンえ ん魔くん』アタリを期待していた俺にとっては、虹神会との対立 はかなーり唐突なれど、この巻がいいかな。

特に「Sand〜」のラストやろくろっ首がタテ構図にて伸びるコマ が好みですー。

▼今週の『天空の狗』。
モーニング10/7(43)号。単行本2巻に出てるネタが一気に加速つけ 始めましたよ。追い詰められる天空社、影の薄い主人公(笑)、 新平ちゃんが絶体絶命に追い詰められる?いやもっと!もっとだ! 豪先生!

どうやらサタンとやらの正体は見えましたかな。

▼「乱 TWINS増刊・戦国武将列伝 -其之四-」。
ついに『伊達正宗』最終回。早乙女門土かバイオレンスジャック か、暴力の嵐を呼ぶ独眼流の豪ちゃん解釈も、ステキな表情連発 のこの回にて「ゆくぜ!」である。

さてさて、「ステキな表情」とは言ったものの、今回は今までで 一番田中成治色が強い絵のため、丸っこく等身が低いゆえに先の 三作に比べるとシャープなキレがなく無念。非情なストーリーだ けに。

ちなみに次回12/20からは『北条早雲』。関東統一を目指す男だ!

▼さてさて、DVD『新ゲ』『Re:ハニー』はいつ狩りに行くとするか。 メグちゃんのCDも出てるんだよな…。

2004.9/22(水) 映画『DEVILMAN』、世界40カ国から既に買付オファー。

ジャケ買い大丈夫かおまいら?と多少不安になったりして(笑) アジアの国々は原作も結構目にしているバイヤーが多いと思うんだけど、 ヨーロッパはどうなんでしょうねえ。

特に日本マンガの仕入れが最も遅かったドイツあたりはどこまで分か ってるんだろう、などと。イヤ余計な心配なんですが。

2004.9/18(土) 今週の『天空の狗』。

モーニング9/30(42)号(講談社)。

え?いきなりそういう展開なの?…と少々唐突感否めない感想ですが。 余りそういう二大勢力バトルは期待してなかっただけに。ま、時の権力 とタッグを組む豪ちゃんヒーローてのも「らしくない」といえばそうだ けど。

…非合法化される天空の狗たちの明日はどっちだ?

▼球界再編問題。
お陰で、関東一円で品切れ御礼が出てしまっている、オリックス ブルーウェーブのマスコットキャラぬいぐるみを実家に帰るついでに 狩る羽目になった。ウチの会社で作ってる別番組用。三宮は払い戻し で大変そうだったが、選手会支持。

2004.9/16(木) ハニーの強さ弱さってのは何なのか。

12日に日記で書いたことの続き。

東映アニメーションさんの「平成17年3月期 第1四半期決算」見ると、 DVDライブラリ事業を主とした『キューティーハニー』コンテンツの 収益は「予想通り」という堅実な結果だとか。

要はコレ、「(c)東映アニメーション」の部分であり、ソフトの生産 量をうまくコントロールして乗り切ったというコトを指してるんだろう。

意地の悪い見方をすると、旧作コンテンツの二次利用は黒が出るが、同 じ『ハニー』でも、せっかく作った実写版の方はとんでもなく俯いた配 収大赤字とのウワサでトワーニ解散。

サトエリさん脱ぐ脱がないとか庵野さん落ち着いたとかいうお子様の世 迷言はさておいたとしても、案外いなかった初日劇場のコアユーザーの 状況鑑みて、一体全体何がどう悪かったのか、反省はされるんだろうか。 それとも反省以前の問題として、非常に短期的な結果を受けて(無論そ れ以前のコンテンツ不振は累積していたにせよ)解散を決めてしまった のか。

個人的にはお子様感性で、映画てーのは映画化した段階では、むしろ持 ち出してる場合が基本で、ソフト化で徐々に取り戻す…てのが常道だと 思っていただけに、ソフト化を待たずして解散のハナシが出ているコト にいかにも「ある目標を達しただけじゃないのか」「構成者の内、比較 的発言権の強い社が引き上げざるを得ない事情でもあったんじゃないの か」…との感想が浮かぶが実際どうなんでしょうね。

(付記)しかし、現在日本の映像業界で、コンテンツの発表だけで元とってるなんて のはテレビ局くらいなもんで。今回、DVDなんかの発売を待たずしてこの妙 ちきりんなタイミングで発表したところ見ると、確かにハニー不振がトドメ にはなったろうけども、要はヘタに会社維持して、ただでさえソフトで回収 しきれない負債を増やすより、取り分決めてとっとと解散した方が安上がり ってーだけなんでしょうけども。

2004.9/15(水) 「TV Bros.」9/18-10/1号。

出ましたね。デビ+ハニ、ハレンチ、デビルマン、新ゲと来て5回目の ダイナミック表紙つーコトになるのかな。やっぱりネット上で見る画像 と違って質感がかなり分かりますな。なめし皮みたいな頭部パーツとか。

映画のネタバレ度は案外低かったので、ざっと読みましたが、心にぐっ と来たのがロマンポルシェのロマン優光さんのコメントだったり。それ にある意味繋がる、なべやかんさんのコメントも含蓄アリ。

まあ、予習のためつーか単行本バリエについても過不足なく載ってるし、 狩っておいて損はないね。

▼『デビルマン』KPC1巻。
さて、都合12バージョン目(新デビ除く)になる多分全3巻の1巻目発売 ですよ!皆さん。コンビニ本として2回目だけど、B6判コンビニ本のKPC レーベルとしては初登場。

今回はSBKCと違って解説などのオプションも特にないが、幸い今微妙に 品薄な完全復刻版をベースにしてるようなので、月刊「デビ×ハニ」買 い逃してるヒトで、手っ取り早く連載に近いバージョンを読み返したい or読んでみたい向きにはいいかもね。

つーかこれが出ている状況で愛蔵版は、少なくともオススメしない。最 後が見られるのは映画公開後10月27日になるようだが、あえてこっちで。

▼全っ然関係ない話で恐縮だが、本日の『トリビアの泉』で、『オーチ ンチン』つー歌の紹介してたのね。

アニソン特ソンファンには『妖怪人間ベム』『サスケ』『シルバー仮面』 『怪獣音頭』などなど知らぬ者はないほどの基礎教養に属するグループ。

で、実はこの歌4番まであるのよ。その4番でたった一言!白石冬実がチン チンつまんで「私も欲しい」とつぶやきます。多分そこにはチャコさん、 許可出さなかったんで放送しなかったのかな?

ちなみに俺の持ってる音源は「SHOW WA! ハレンチ・パラダイス」という CD(MTCC-1003 POLYSTAR)。『ハレンチ学園ソング』も収録されてる名盤 である。コレで『男十五はハレンチ仁義』も収録されてりゃカンペキだっ たのに…と無理矢理ダイナミックネタにつなげて終わっておこう♪

2004.9/13(月) 『永井豪まんが列伝 ダイナミックヒーローズ』。

越智一裕とダイナミックプロ。4回目も遅ればせながら見ました。3べん。 今回もリアルタイムに立会ったオヤジの夢が詰まってます。

▼うひょお、了かと思いきやのスナイパー出現!今回は森利夫作監ですか? 目玉小さいし。

しかしなんですね、デビルマンを模写したヒトなら分かると思うんだけど、 正面以外の時に「向こう側にある耳(つーのか)」をどう処理するか悩む じゃないっすか。リアルに左右対称をそのまま角度変えると、デッサン的 には正しいけど、どうもシルエットが決まらない。

デビルマンレディーは、耳の骨格をキチンと皮膚の下に描き込むことで リアル描写を取ってて、それはそれで新しい解釈として成功してたんだけ ど、越智監督はシルエット優先主義。で、70年代テイストの復元には、コ コんとこがやっぱり外せないよな。ちゃんとあのデビルマンなのよ。うん。

▼突っ込みいれながら踏襲したと思しき、デビルマンの弱点描写がステキ。 更には公式設定色なき(笑)デビルアロー、イメージどおりなエフェクト に、個人的に感動しています、ええ、ええ(笑)ポジネガ反転も森担当回 風の色ですね。

今回は、みっちりデビルマンとデーモン戦。今後も女性型デーモンが出続 けるのかなあ。ファイアムは無理でもララは…やっぱり無理か。

2004.9/12(日) トワーニ解散。

がーん。そうかそうなのか。(ソース:切込隊長BLOG記事リンクよりBlog「パンダを喰らう」) なのになぜアートポートは…身の丈にあった作品作りはしているというこ とか。世の中うまく行かないですねえ。

映画『ハニー』は上のレビューにはターゲット不明と書かれているが、そ れは批評シーンがおたく的なる感性をシカトして成立しているからに相違 ないと思う。だから「ああいう感じ」というのはあるのだけど言語化でき ないというか。

そういう意味で俺はこの映画『ハニー』は圧倒的に支持するんだけど、残 念ながら出来のいいコンテンツを例え発信していたにせよ、おたく的なる モノをそもそも解すつもりもない客たちは、アメリカ人かフランス人か韓 国人の見目麗しい男女でないと映画だと思わないという絶望的な状況にい るんでしょうなあ。などと長々俺語り。

2004.9/9(木) 「東京事変」狩りましたよ。

椎名林檎さまの新結成バンドいよいよシングルリリース。 やあ、CCCDじゃないディスクっていいなあ…じゃなくて。 心地いいんだけど、引っかかりがもう一つかな。いや聴き慣れれば 変わるのかも知れんけど。

それはさておき、

▼先週の『天空の狗』。
アタマのカラー〜トビラの絵、生き生きしてますね。もうこの狂気 の目でごちそうさまですよ。

それにしても反則パワー丸出しのメンバーの中でも、今回はすっか り社長中心ネタ展開。新平ちゃん、今日発売の号では活躍ありや?

▼今月の「コミック乱」(リイド社)。
むらまつり誠『OH!江戸グラフィティ』。

仇討ちの光と影。というか、ながーい人生、どう取り組んだものか? というのを真正面からやっておられますよ。いつになくシビアな話 なんだけど、関西弁のお嬢ちゃんで丸めて作る…『噂の知恵蔵』思 い出すなあ。

『白浪二人羽織 天下頂戴!』篠原とおる+壮野睦。

江戸城潜入二度目ですか。綱吉的などーでもいいコトに天下の金と 人ぶち込むっつーのは案外今の時代にも通じるよな、と思うんだけ ど、その辺には切り込まないで、微妙なエロ(枯れ気味)を追究し て行かれるんでしょうか。まあ夏は花火、つーコトで。

▼各ホビー誌。
ウルトラマンネクサスは岡っ引き。今月の帰りマン合金はオプショ ンに引かれて行ってしまいそう。映画デビのフィギュアは甚だしく カッコ悪く見えるので俺は行かない。別の固定ポーズのもあるみた いだけど。コレも行かないかな。

それはさておき、ガラダとダブラスですねえ。ぬぐう。

▼あ、無論OVA『新ゲッターロボ』2巻は行ってますよ。当たり前じ ゃないですか。

今回は「武蔵坊弁慶」に尽きますね。唸る下半身にケン・テイスト バリバリ。これで丸太振り回された時にオンナどもが「ぎゃん!」 とか叫んでくれたら言うことはないが、実際に声優さんだとどう叫 べば「ぎゃん!」と聴こえるか不明なので、許す。

もう一本の「三匹が行く」の方は、『ゲッターロボ』から『アーク』 までを通した隼人という男を逆算して設定するとこういう行動とる だろうな…という愛ある読み込みを感じます。

▼イーブックさんの最新ニュース。
いろんな出版物が更新されてますが、何はともあれリイド社さんの 『けっこう仮面』2巻がちゃんと出るのを確認してほっと。

▼ジーグサイト管理人・Bsrさんからのタレコミにて。(以下引用)
「Mr. Bike BG(バイヤーズガイド)」誌に、Re:キューティーハニーの記事が出ておりました。 ハリケーンハニーとマシン(YZF-R6ベース)に切り口集中させてるのが、バイク雑誌ならではです。

見開き2ページで単色刷り、とくに目新しい情報てんこ盛りでもないと思いますが、 ふだんこういう記事が載らない雑誌なので、切り口含めちょっと新鮮かもと思いご注進いたしました。 ちなみに新ハニーの単車は、カウルとハートをあしらったヘッドライトの形から、 ありゃスズキ車のほうがそのまま行けたんじゃないかと、個人的な好みで思うんですけど。

2004.9/6(月) 永井豪先生、お誕生日おめでとうございます!

今年は『ハニー』『けっこう』『ポコイダー対まぼパン』『DEVILMAN』と 実写化が一気にインフレ気味に登場でイベント目白押し、パブ関係で 拝見するコトが多かったんですがそろそろ一段落、というワケで、 改めて、マンガの方にじっくり取り掛かって頂きたいなあ…と思うのであります。

2004.9/2(木) 浅間山噴火しましたね。

危険度0〜5の内、レベル3だそうです。現在30代以上には記憶も新しい であろう、1991年の雲仙普賢岳噴火すらレベル4だそうっすから、玄関 のガラスも割れようというもの。

浅間山付近の皆様の無事をお祈り申し上げます。

▼「ビッグコミック1(ONE)」(小学館)。
ビッグコミックオリジナル2004年10月14日号増刊。さいとう・たかを先生 の『刺客怨み葵』が目印だ!…ってのも良く分からないかも知れませんが。 この設定好きなんですよ。

しかし、俺が狩った目的は言うまでもなく、むらまつり誠先生の江戸風流 マンガ『大江戸つれづれ草子 同心・いなご』です。それ以外にありえま せん。ええそうですとも。

「子ちがいで 東北行きと 冥土行き」とはラストに挿入される、同心・ 五七五の一句ですが、親子を通じての人情話は今回もいい対照見せながら 光ってますね。ナニ、こういう話はリアルを追い求めても仕方がないんで、 子を捨てた親がどう報われ前進するか、親を捨てる子がどういう因果と相 成るか、分かっていながら愉しむモノでがしょ。

「型」を愉しむってのは、最近できるようになったコトかなあ。俺の場合。

▼「特撮エース」vol.5(角川書店)。
巻頭付録の「仮面ライダー悪の秘密結社シール」。GODだけ落とすたぁ、 一体どういう了見だ?俺は納得しねえぞ。投稿欄見て殺意覚えるしよー、 全くこの雑誌は。

しかし、「テラインコグニータ」ってのは…テレ東の社史読んだコトある けど、載ってなかったなあ。ネタじゃないよね?

で、『キューティーハニー a GO GO!』のためだけに狩ったワケなんだけど。 今回、かなり設定が明らかにされつつ、新展開への布石。映画公開からすれ ば「旬」は既に遠く過ぎてはいるが、個人的にはもっと読みたい。是非更に 続くこと希望。「恋のインディアン人形」テイストなトマホークパンサー、 かわいいです。『アイアンキング』時の森川(真樹)千恵子希望。

一方、ハニーそのものにも豪テイストな「神にも悪魔にも」的シーン。夏ち ゃんの「黒目どこへ…」の突っ込みも鮮やかな、如月博士の死とそれに対す るハニーのリアクションの描き方が、実に泣かせる。

▼あ!「MOVE!」狩るの忘れた!


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