駄位納密苦日記2003年4月

2003.4/29(火) 今月の『真説 魔獣戦線』。

前々回から多分15分くらいしか話進んでません。にもかかわらず 展開の、コマの、一つ一つが緊張感に満ちててナイスです。 前回からしても「敵の総本山で自ら乗ったヘリが撃ち落されそうになり、 自ら持ち上げた慎一。しかしそこで手の離せない慎一をなおも魔獣が襲う…」 コトしか描いてねーんだよ。イヤハヤおもしれー。

もう期待引っ張って引っ張って、分かってるんだけど出てくるクマ さんサイコー。名前付けてあげて下さい、河口湖の石川先生。

しかしプテラさん、『魔獣戦線 THE APOCALYPSE』にも結構見せ場あ るキャラで出てますが、賢ちゃんの扱いは男女差別なくて実に良い です。ぶち殺すべき敵です。

2003.4/19(土) 今週の『ハニ天』。

うーむ、新番組立ち上げゆえに更新も掲示板レスもままならぬまま、 ついに「今週の『ハニ天』。」が一週間飛んでしまった…。

テレビの場合、サブタイトルは局Pが付けるコトが多いんだけど、 雑誌の場合はどーなんでしょ?「狙いは何?」ってのはハニーの つぶやきか?いや、そーゆー話なんだけど。

どんどん作品中の異界と現世の境が曖昧になってきておりますな。

進化てーと、ウイルスさん辺りなら日夜繰り返して、新種の肺炎 生んだりしてくれちゃってるワケですが、確かに飼ってる植物が いきなり進化したら観察して実験したくなっちゃうよなー。

今回は賛成できねーぜ、青子さん(楽しむだけは楽しんだヒト)。

▼KAWADE夢ムック「『文藝』別冊 総特集 手塚治虫」。
証言を集めた人々が辻真先だの笹川ひろしだの月岡貞夫だの富野 由悠季だの…と圧倒的な質と量で多岐に渡り、読みでのある手塚 本。単なるあすとろぼーい便乗本ではないですな。

で、こん中に手塚先生逝去の折に雑誌に載った、豪ちゃんと呉智 英と大塚英志の対談再録。

ことあるごとに「俺が最後のリアル読者だ」と叫ぶ大塚語には参る。 確かにピーク時の手塚には触れられず、手塚円熟期の読者としては、 個々の発言は正鵠を射た表現なんだが。10個ばかり下の俺だって 『三つ目がとおる』や『ブラックジャック』から絶筆まではリアル に感じてたぜよ。

読者としての体験から、同時期をマンガ家として切磋琢磨した体験 まで、豪ちゃんにとっての「手塚」ってのが非常に分かります。

▼イーブック。
『雷人サンダー』完全収録、てのは一応快挙ですなあ。今度はフル サイズつーことで。…しかし、なぜか中々出ない短編集7巻と『アラ ーくん』。ううむ?

2003.4/9(水) 今週の『ハニ天』。

魚、吸血鬼、狼男と来た新勢力軍団ですが、今度はカロリー控えめには 到底見えない植物性。豪ちゃんのマジンガーZ以来続く、口を覆った覆面 系デザインもいいですなあ。

『デビルマンレディー』やら『恋の痛みは超特急』やら痴漢電車のイン トロてのも春らしくていいですね。それにしても「花粉症」と「盛り」 「花咲く季節」重ねる設定はうまいなあ。季語入りの句捻りながら、 落語の三題バナシ…みてえな。

『ハニ天』のイントロって要は落語なんだよねー。「大屋さんてえへんだ! てえへんだ!」「どーした与太郎」が話の発端となる古典的な構造。今回も 素敵なオチが付いておりました。電気アンマ。

2003.4/2(水) 今週の『ハニ天』。

扉アオリ「"欲望"の正体がいよいよ明らかに!!」
ラスト柱「親の財産はない方が幸福かもね!!」

…そういう展開にして欲しかったのか?なったのか?編集様。

黒キューの暗躍する展開にようやく一石が投じられましたな。 ハニーに緊張、久ちゃんにほっ。今後そっちにも芽が見えます。 ラストの台詞はと言えば、「オレもうセンパイのドレイです」 だものな(コレはギャグか)

それにしても、傷を負った艶姿。豪ちゃんリキ入れておられま すなあ。

▼ウチ界隈のコンビニでは壊滅状態。駅売りが一 番確実になってきたぞ、WEEKLY漫画アクション。


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