駄位納密苦日記2002年3月


2002.3/29(金) 今月のマガジンZ『魔王ダンテ 神略編』。

大ゴマでババババッ!と展開してしまうあたり、昭和46年を彷彿…そういう 感想はいけませんかそうですか。とりあえず次回の大怪獣登場まで待ってみ よう。

で、今回解説が載っていたわけですが、大怪獣モノとして&永井豪のコマ割 り論への展開は、ほとんど同人ノリで興味深いが、どうでしょう…てな(笑) アレを見てしまうと、当時の作品のほうが面白そうな気すらするぞ。

▼カプセル超合金がね、回せる時間にね、街に出られないのね。つーわけで バンダイの食玩「ウルトラ怪獣名鑑」をコンビニで2個ばかり狩ってみる。 いきなりガヴァドン(A)とウルトラマン(A)が出る。ココでやめればいい気 分で終われるな、きっと。バルタンも欲しいけども。

2002.3/27(水) 今週のハニ天。

初弾をダブルタップは青子さん正解。しかしその後続けざまに3発は 打ちすぎです。気をつけましょう、ガバは装弾数が少ないですから。 (>こういうマニアが嫌われる)

「カモ〜ン ババァ」な雰囲気の戦いにはならないかなあ、ハニー 老成した空気がどうもにおうです。イヤ、来週は!

▼超合金魂「ボスボロット」
箱から出してみたら、いい佇まいしてました。当時予告されながら出 なかったため、待ち続けた30年。俺の中にいる少年の心の俺は満足。 ぐりぐり動く腕がボロットらしくてなおヨシ。

ところであの首、マグネロボの予告じゃないだろうな…。

2002.3/25(月) まんだらけZENBUNo.14

『バトルホーク』のシナリオだけは手に入れたいものだ…。

社会ニュース・「宇宙戦艦ヤマト」著作者は西崎氏=松本零士さん敗訴−東京地裁

勝訴。さすが海賊と戦う薬漬け船長さんだけのことはあります。

映画を興行と考えた場合、この判決もまたアリと思えます。正直言って『ヤ マト』はマンガよりアニメの方が「正伝」だとお子様のころは思ってました し。ダイナミックモノはマンガからアニメから雑誌情報からひっくるめて 「正伝」と認識してたんですけど、俺の場合。

ハリウッドでは「プロダクション・デザイナー」つービジュアルのトーンそ のものを決める肩書きがありますよね。『ヤマト』での松本先生はそうなの かな…と、昔「アニメージュ」で見たオリジナル『ヤマト』の企画書思うに。

2002.3/24(日) マジンカイザー4巻。

かつて70年代に一話完結でシリーズが作られていた時代。そんな子供番組が 元気だった頃は26本や52本という中で、戦況やキャラクターを掘り下げるば かりでなく、言ってみればスライス・オブ・ライフ(生活の一断面)だけで 一本作る、というストーリー作法があったわけだが。

その手の話の傑作というなら、『マジンガーZ』52話「甲児ピンチ!さやかマ ジンガー出動!」が真っ先に上げられる。甲児がさやかの入浴覗いた覗いて ないってな話からストーリーは始まり、それを盗聴しているあしゅら男爵、 なんてマヌケそのものの展開、しかしそれで起きた仲違いがドラマにうねり を与える…という山浦弘康のシナリオに、これでもか!とさやかと甲児を追 い込み、空中で愛機を乗り換える二人の姿にカタルシスたっぷりのスローモ ーションを与える芹川有吾の演出。

バカ挿話に見える話でも、キャラクターに対する深い理解とサスペンスをキ チンと加えて気を抜かない「作り」というのが、シリーズモノの基本だとす れば、今回の『マジンカイザー』4話は上記「さやかマジンガー」の端緒のみ で一本作ってしまっただけ、としか言いようがない。

3話にはまだガミアQ1〜3の機械獣としての面白さがあるから成立しているも のの、今回に関してはせっかくのクロコダイバーO1の設定を殺してしまい、 ストーリーに何ら影響がないため、ローリィ&ロールの作画に注ぐエネルギ ーが無駄な空回りでしかない。いっそそのディテールだけで話が進むならい ざ知らず、それも中途半端では語るに落ちる。

これは根本的な問題だが、ローリィ&ロールがシローをオモチャにしている サマと甲児たちの戦いが全く噛み合っていないのは何故だ。そこにうまく落 差を作れるプロットを考え抜かないと、今回のストーリーの意味はない。

…というわけで、今回は300円の価値。シナリオにはカネ払う価値なし。

シリーズものなら当然の余話をあえてこの7本の内に作ろう、というのは 『真(チェンジ!!)ゲッターロボ』でも試されたりしているが、どうもハマ っていない…あ、ドツボにハマってるね。

追記…この後「…」さまのタレコミでこの一文が2ちゃんねるにコピペされてる コトが分かったのだが、一応言っておくと俺自身の手によるものじゃない。 ま、無断引用を禁じるとか著作権どうとか、そんなくどくどしいことは いうつもりもない。ただ一個言うと、何のためにコピペしたのかは 併記して欲しかったなあ。ま、無断でそゆことやるヤツぁ、その程度の人間 なんだけどね。

2002.3/21(木) ちょっといい話。

今日、会社の帰りにBOOK OFFに寄ったのだが、久々に扶桑社文庫の『イヤハヤ 南友』を見ましたことよ。うまくしたもんで、1、2、5巻しかないでやんの。 多分立ち読みして「ヌキどころ」だけドキドキしながら狩って帰ったガキが いたと信じたいものです。

▼今週の『ハニ天』。
海ほたるには巨大な「超合金(て書いてあるのよ、マジで)」のカッターが 展示してあるので、好事家なら行っておきましょう。むやみに交通料は高いわ、 そううまいメシ屋があるわけでもないわ、ほとんどは海の中だわ、といいトコ なしですが。ちなみに劇中のコーヒーハウスでは、なぜかアサリ飯(深川丼) が喰えます。

太陽がまぶしいニャンコがかわいい。トマホーククローがかっこいいっすね。 しかし因果は巡るというか輪廻転生というか、親の因果が子に報いというか (>違う)、かつて知ったる仇敵を思う久ちゃん、流石にメガネの奥の目は 見えませんでしたな。

ところで、復刻の『キューティーハニー70's誕生伝説』と『キューティーハ ニー90's激闘伝説』。どうも『フルメタルレディー』と同じサイズの装丁に なるんでしょうか?…ならば『ハニ天』もそれで合わせて頂きたかった! 俺みたいなドアホウマニアならいざ知らず、普通はチャンピオンコミックス か中公文庫+扶桑社文庫の組み合わせで充分、となってしまうが。

2002.3/20(水) 神さまあああああああ!

きゃーきゃーきゃー!まだまだ現役よおおおおおおお!(失禁) (>神さまを「かみさま」と読むなよ。「じんさま」と読むこと。約束だ!)

▼というわけで出ました「スーパーロボットマガジン」vol.5。
まあ、今回の『ゲッターロボアーク』はそこと敷島ミサイルに尽きると 思うのだがどうだ。基本的には『ゲッターロボ』の達人燃やすヤモリの 話のギチギチ的リメイクなわけだが。

侵略パターンが今までと違うんで、敵がはっきりしない辺り、今までの ゲッターとは違うんだよね。ゴキブリまみれのゲッターアークは中々に イヤゲ感溢れてますが。あと、キリク登場の見開きはマンガ独特の巨大 感でナイス。

さて、加えて『マジンカイザー』『鋼鉄ジーグ』『大空魔竜ガイキング』 てなまたまたD心を刺激するマンガが載ってたわけですが、どうもこの雑 誌自体ことさら30代に向けて作ってるわけではないので、まあ俺が乗れ ないのは致し方なしか。マシーンファザーはもっと理不尽なヒトだぞ。

「SCOOP!」なんつって海洋堂のチョーかっこいいゲッター1アクション フィギュアが載ってたりしましたが、既にホビー誌で紹介済みだったり。

そうそう、プレゼントコーナー見てて思い出したのだが、やまとの合金 出てますねえ、Zとゲッター1。…一体誰に狩って欲しいのだ。つーても ドラゴン(4月)は行ってしまいそうな俺だが。
追記…結局サンプル製品がアキバに展示されてるのを見て、怒りこそすれ 手に入れることなど全くないことが後に判明。

▼「ドラゴンHG」vol.3
ケンカ売ってんのんか、このガキ!2年1組天野!…という表紙。チャーすぞ!

果たしてこの雑誌が通常の「ドラゴンマガジン」よりもハイグレードな のかどうかというのはこの際置いといて。つーか『超兵器R1号』…じゃ なくて暗黒ダイナミッカーなら避けて通れない我らが風忍大先生の

『新・地上最強の男 竜R-01』後編!

この恐るべきインナーな入れ子構造は何ですか!とてつもないヒッキーな ストーリーが何でこんなにワイルドなのだ!つーか解説は出来ない。

かてて加えて、本邦初公開の『地上最強の男 竜』の原案コンテ発掘! イヤこれは凄い。何か大事な文法通り越して無茶苦茶。風先生今更書き 直すことはないと思うが、これは当時といわず今でもいけませんいけま せん。いやー読みたい!「ナニが面白いのか分からない」とこの雑誌の 通常読者は言うだろうが、言わせておけであります。全国50人が喜べば この企画アリ!

2002.3/19(火) 今日見つけたもの。

▼今日「DVD&ビデオ探偵団」vol.1(ビジネス社)てな雑誌を みっけて狩ったのだが、創刊号で潰すつもりかといった記事が。

「幻の特撮ビデオを追え」というタイトルで、コアなファンには今や語る ことすら恥ずかしい『ウルトラセブン』12話「遊星より愛をこめて」始め、 『怪奇大作戦』24話「狂鬼人間」、『サンダーマスク』19話「サンダーマ スク発狂」などを封印の経緯加えて特集。

興味本位で「ヤバゲ」な語りする半可通ファンを叩きのめしたい心根が、 書き手のペンに滲み出ていて好感を持ったです。俺がこのサイトであから さまな伏字嫌うのと根は一緒なんだよなー。興味持った向きはこの雑誌狩 ってからココで発言してくらさい。

あ、そうそう、一応あらかじめ言っておくと『サンダーマスク』はビデオ にもLD、DVDにもなってなくて、再放送もされてませんよね。つーわけで 岩佐陽一氏の喧伝のお陰か(笑)「ヤバゲな三流ヒーロー」の代名詞のよ うに語られてますな。でもそれって封印されてるわけでないです。

権利持ってた「東洋エージェンシー」がなくなって、一時的に東北新社倉庫 に入れられたまま眠ること幾星霜。当時の関係者も知るヒトもいなくなった 今、散逸して数本になってしまったオリジナルネガを収めたフィルム缶。 サブタイも書かれておらず、それをポジ起こししないことには中身も分から ず、さりとて焼くためにはカネもかかるということで、断念されているつー のが真相。まあ、好事家しか語らないマイナーヒーローだしね。どこか地方の 放送局に再放送用のポジでも残ってれば、全話ソフト化も可能でしょうが…。 (あとは池田憲章さん辺りがまたビデオ提供するとか…)

ところで同作品に関して山本弘氏が「何であんなつまらない作品のマンガ なんて書いてるんだ」(大意)なんつー見当違いな阿呆話をどっかに書いて ましたが、あの作品は、弟子筋の原作者集団「ひろみプロ」のために手塚治 虫がわざわざご祝儀として描いたものなのだ(怒)。

2002.3/18(月) 常連・ちゅるふさんの楽しいツッコミ。

>隣国にも「ダイナミックプロ」ってあったんだなぁ(^^;)

>  http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2002/03/18/20020318000039.html

> ではでは

無断引用失礼。おへんじ。
●ちゅるふさま
有名な話ですが、サッカーだかなんかの試合で自国応援に『マジンガーZ』
演奏した国だけのことはありますね♪遠慮なく指摘すると韓国のアイデン
ティティに抵触する国際問題になりかねないので、ココでの発言にとどめ
ますが。でもそういや、俺のサイトパクられたよなあ。韓国の人に。いっ
そ韓国語化してくれれば良かったのに、そのまま日本語というのは何だ。

先週は猪木寛至氏発明の「永久機関」取材と息子のお食い初めやってましたー。

▼今回のビジネスジャンプ『柳生十兵衛死す』。
いよいよストーリーは核心に迫る!ココ3週くらいは雑誌連載よりも 単行本でまとめて読んだ方が、不気味なテンションが高まりそうな 気配。で、今回のラストページで一挙開放、次の展開へ。

…こういう仕掛けだったのね。(ふううう>汗をぬぐう)

▼さて、それと大事なのは別冊ヤングマガジンNo.030。
乙葉、ちと寄せすぎて垂れてるように見えるぞ。

ということはさておき、いきなり『マジンガーZ』のマジンガー軍団 かと思えるような『サラーキア』3回目。パイロットの皆様、おめで とうございます、豪ちゃんマンガの名に恥じない特攻振り期待しとり ます。(…ローリィ! ロールッ! ドガアアアン>こらこら)

2002.3/13(水) 東京湾カジノ構想。

お、時事ネタだよ>今週の『ハニ天』

▼やはり青子社長がいないとマヌケ度は上がりませんな。このぬるい テンションで引き続きお願いしたものです。「イヤ もしかして生え たかな?」トマホークパンサーがすきー。

2002.3/11(月) 会員の皆さん、とりあえず6ヶ月待って下さい。

年明け以来ずっと張り付いてた仕事も、先週一段落。結果残ったのは ナルな会長のビデオと著書とカレンダーとパンフと新聞コレクション だ。全部ヤフオクあたりで売っぱらったら、けっこうイイ値になりそ うな気がするが、ほとぼりが冷めた頃、HPのネタにするかなー。

その間にも「石ノ森コレクション」狩ったり、『ハニ天』読んだりは してるのよ。

▼先週の『ハニ天』
今回のオチに関してはどうでしょ。 如月ハニーがイマイチ光ってなかったココ数回の展開に加えて、サー ビスも弱めだったのが残念ナリー。

▼「ロマンアルバム・アーカイブ」
ま、テレビ番組『NHKアーカイブ』に触発された企画であることは 言うに及ばずでしょうが。『鉄腕アトム』以来40年、テレビアニメだけで もはや歴史が語れるところまで来てますよねー。そろそろお父さんが 買って来た『ゲッターロボ』見てファンになる子がいたりするようで、 何か重いものを感じてみたり(笑)

1巻目は『コン・バトラーV』。サイズが 小さくなった分、絵も小さくなってしまってるのは、正直残念です なあ。それでも古本では高騰してるシリーズですから、できれば 全部復刊して欲しいですな。ダイナミックモノはもちろん、『レイ ンボー戦隊ロビン』とか『あしたのジョー』とか『クムクム』とか。

…しかし本音言えば復刊するよりも、今までロマンアルバムになっ ていない『ドロロンえん魔くん』とか『大空魔竜ガイキング』とか 『マシンハヤブサ』とか出してくれいっ!(ああどうせ無理だろうよ) ロマンアルバムの作品選びというのも、今になって俯瞰すると、 足りないところ多いし。当時は大メジャーで触れなかった作品があるのは よく分かるんだけど。

2002.3/4(月) カプセルポピニカ。

ようやく回しました。バリブルーン以外は全部出ました。つーか、 ゲットマシンが揃った段階でやめた、つーのが正しいんだけど。

イーグル号、片耳がしぶくて引きずり出せません。ジャガー号、 顔引き出そうとしたら、アタマが真っ二つに割れました。ベアー 号はミサイル上げるだけなので大丈夫です。

この際、カプセルポピニカのサイズで「スペシャルノスタルジーセット・ もういい加減後ろ振り返るのもいい加減にしやがれ」シリーズとして、

(1)マジンガーZセット
(ポピニカホバー&ジェットパイルダー、兜甲児オートバイ、超合金マジンガーZ、ポピニカ光子力研究所>ねえよ)
(2)グレートマジンガーセット
(ポピニカブレーンコンドル、ジェットバイ、超合金グレートマジンガー、ポピニカ科学要塞研究所)
(3)グレンダイザーセット
(ポピニカデュークピット、スペイザー、デュークバギー、TFO、超合金グレンダイザー、宇宙科学研究所)
(4)ゲッターロボセット
(ポピニカゲットマシン三種、コマンドマシン、超合金ゲッターロボ三種、早乙女研究所)
(5)ゲッターロボGセット
(ポピニカゲットマシン三種、レディ・コマンド、超合金ゲッターロボG三種、フォーダムG)

とか出たりしたら、置き場考えず俺は行くでしょう。(ああどうせ無理だろうよ)

それにしても回すのが30代以上なのか、ウチの周りではカラっつ ーことがないのが、牧歌的でいい感じ。そういや、雑誌「ブブカ」 でカプセルポピニカ記念なのか、昔ガチャガチャで出てた亜鉛合金 シリーズの特集してました。コン・バトラーは確かに全部そろえた が、ジェットパイルダ−出てたんだ。忘れてた。

2002.3/1(金) 成田亨さん逝去。

生前「怪獣デザインが芸術になるなんて危険」 と自らおっしゃってましたが、観客としては「そんなことないです」と伝えたかった。 会ってしまうと決して言えなかったろうけど。合掌。

パイオニアとしての幸と不幸というか、成田怪獣はつくづくシルエットとか ディテールが他の何にも似てない。面取りのシャープさもいいすよね。 コレは凄いことで、成田を引き継いだ池谷仙克の怪獣でもそこまでは行ってない、 と思わされる。キチンと検証してみたいところではあるが、今のところ印象批評で 申し訳ない。でもトーシロの俺としては限界。朝日ソノラマさん、画集再版して下さい!


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