駄位納密苦日記2001年12月


2001.12/31(月)年末掲示板情報再録。

▼雑誌「CONTE」No.2(若草書房・810円)
正確に言うと「E」の上に点ひとつ。フランス語だから。

特集「鉄腕アトムとロボット未来学 アトムはどうして泣けるのか」 にて豪ちゃんインタビュー「アトム・ロボット・マジンガー」が。 アイボ論とアトムの差別論について言及…最近、手塚関係でひっぱり 出されるなあ、豪ちゃん。理由はわからんでもないが。

▼『サタンクロース』、「マガジンZ」2002年2月号掲載。こういう 切れのいいオムニバスはいいですね。今回の作品はストーリーの展開 よりもコマとページ運びのリズムで一気に見せられた感じですー。 内容に関してはまだ読んでない人も多かろうからネタバレ防止のため、 まだ触れず。

▼そして!同誌次号から豪ちゃんの驚愕新連載の発表アリ!見逃すべ からず。ふとある苦々しい単行本の存在が浮かぶが(笑)俺は持って ないから聞くなよ。

▼更に同誌。『デビルマン』『マジンガーZ』生誕30周年記念企画が 動いてるみたいですねえ。CDが出るようです。第一弾・「永井豪ヒー ロー伝説 鋼鉄魔神編」(ファーストスマイル)が2002年1月17日発売。

ただ、ボーカル集は既に色々出ているので、どう差別化されてるのかな ー…などと。逆にそういう音盤は出るものの、未だCD化されない発掘音 盤の方が興味尽きないんですが。「ソノラマパピイ」シリーズ完全復刻 音源とかねえ。そういや、アナログではロットリングのラフタッチジャ ケ(画・小松原大先生)が素敵だったゲッターロボBGM集はなぜ復刻され ないんだ。

▼「SF Japan vol.3」(徳間書店)

永井豪&寺田克也対談。 豪ちゃんのマンガマニアックスな部分が出てて、楽しい対談っすね。 なにしろ『メトロポリス』『リボンの騎士』『旋風Z』は揃えたくなります。

この雑誌、安彦版写楽&和登サンが一番のめっけもんかも(笑)惜しむ らくは「酒井七馬」を「坂井」と誤植しているのは痛恨。(コマケーよ)

全体に面白い作りなんですが、山本弘のページだけ破り捨てたい1冊です。 手塚称揚はナンボでも構わんが、それによって他のものを蹴落とすという 文筆業とは思えない程度の低い文章書いてます。しかも事実関係知らずに。

ちなみに俺の手塚ベスト1は『三つ目がとおる』ですね。(>聞いてない)

▼『スーパーロボット大戦トリビュート』3巻

…つ…つらい…。つーか、コンセプトは分かるし、ジロンも好きな俺だが、 津島直人さん、ソレはいやです。…今川ゲッター?アレもありかと。

何より表紙!ちずるをあんなに巨乳に書くのは安彦ファンとして不可です。

2001.12/24(月)クリスマス物欲大作戦。

さすが世の中、クリスマス商戦ですね。ウチも家族水入らずのクリスマス・イブ、 なんとクリスマスツリーを我が家に飾ってしまいました。新生児だろうがついそう いうことやりたくなるもんなんですね、コレが。じんぐるべー。

それにしても首都高速湾岸線は右折車線を高浜と新木場界隈に少し増設するだけで、 相当の渋滞緩和になると思うぞ(怒)。あと、地方から来たデートクルマ& 日曜ドライバー(差別的表現)は高速使うことを義務化すべし。危なくって しょうがねー。

▼ついに出た!メディコム・スタイリッシュコレクション「不動明1972漫画版」 &プレアセンブルドコレクション「デビルマン1972漫画版」!予約した店にばっちり。 明は横顔がいいですな!あの豪ちゃん描く「鼻」がいいカンジで演出されてます! 更にデビルマン!基本的にデビフィギュアは原作後期モチーフのモノしかなかった だけに、ああいうマンガマンガした顔が形になってることに、畏怖すら覚えます。

▼出てしまった!超合金魂「原作版OVA版マジンガーZ」!改めて箱の 写真を見て…やっぱりあのマスクは今一つ頂けないか…でも、そういえば俺、 さくらやポイントカードに5000円分たまってるし、ロハで手に入るなあ…など と一考してるとその横に山積みの…

▼バンダイ「ウルトラの星計画・ウルトラマンBタイプ」がああああああっ! いや、Bタイプですよ!端正なハンサムくん、Bタイプ!ティガのベースにも なったBタイプ!しかもなんと俺のさくらやポイントカードには5000円強の ポイントが!というわけで、Zは次の機会に(ある意味負け、ある意味勝ち)。

つーかねえ、ホント魂Zの造型って少し違うんだよね。てか、あのマスクの分厚さ はやっぱしちと違うっしょ。

▼MEFさんのゲッターD2、早く予約しないとだわ。

2001.12/20(木)こまごまといろいろ。

▼「新潮45」2002年1月号

リニューアル号。見出しの「音羽お受験殺人」「世田谷一家惨殺事件」 に惹かれた社会派の俺だったが、一読してマンガファン的に重大な記事 発見。「楳図かずお・僕がもう漫画を描かない理由」。中でも事実かどうかは 微妙な線ではあるが、小学館が楳図先生にしたひでえことが載っている。 これが一面の真実かどうかはともかく、「あるかもな」と思える辺り、 どうか。

興味ある向きは是非。加えて感想聞かせて下せえ。

▼『キューティーハニー天女伝説』(アクションコミックス 双葉社)発売。

「このシリーズはハニーシリーズの決定版になるだろう」との豪ちゃん のオビ発言あり。確かに、一作目のバカバカしさが抜けて、魔界の重苦 しさが目立った「SPA!」版に比べると、今回は肩の力が程よく抜けてる 感じがして、俺は好き。

それと、オビ折り返しにて『ポコイダー』『タマイダー』『フルメタル レディ』が既刊本として載っている。よかった!まだまだ手に入るんだね!

▼『スーパーロボットコミック マジンガーアンソロジー』(アクション コミックス 双葉社)。

「スーパーロボットマガジン」1号のアンソロ再録 に加えて、巻頭の市川智茂『半神(あしゅら)』新作。…俺良く知らないん だけど、市川さんてかわすみひろしさんと絵が似てるせいか、ベトナムで おいしい料理振舞われそうな気が最後までしたぞ。

他の作品は出た当時ココに感想書いたので、今更いいか、と。私的結果を 言うと、伊藤伸平『鉄十字軍団vsマジンガールズ』以外にはボランティア 気分なり。

▼『SFヒーローまぼろしの冒険伝説』(ミリオン出版)

「まぼろし」だからと言って、スペル星人のマンガが公開されているわけ ではない。良かったね。『パワレン』やら『スタトレ』幻のシリーズやら に混じって、ウルトラ漫画を「外伝」的に取り扱って紹介するムック。

俺的にマストなのは、居村眞二先生が昔「てれびくん」に書いた、上原正三 の「ウルトラセブン」NG台本『三百年間の復讐』の収録。居村インタビュー も面白かったす。

苦言一つ。あそこまでウルトラ漫画網羅気取るなら、賢ちゃんの学年誌版 『ウルトラマンタロウ』に今更触れていないのは片手落ちと言えよう。

▼『ガンダムエース』3号(角川書店)。

俺、安彦さん読むためだけに狩ってるんだけど、今回なんか、凄くセイラ さんが生々しくてたまらん。ガデムが、ガデムが…旧ザク(ザク1とは呼 ばんぞ)かっこよすぎます!先生!

かなり独自演出が強くなってきましたね。シャアザクが先の「オリジンザ ク」と異なり、いつものディテールになってましたね、この違いは一体? 更にガンキャノンが「旧式(マニュピレータも3本)」と。そうすると、 ガンダムが大地に立つ以前にMS戦あったということか、今回の設定は。

それにしても、改めて安彦流麗タッチ見てると、メカはディテールじゃなく てフォルムなのだと心より思う。

▼Animation Memorial of Japan「ロボットヒーロー烈伝」(バンダイ)

「B-CLUB」のイラスト再録ムックでもなければ、マーミットの新作フィギ ュアでもない。食玩である。ラムネ一個入ってるのである。身長約5cmの フィギュア(Z、グレート、グレン、ゲッター1、ドラゴン)5種+ミステリ ー1種(台座付き)。「日本を代表するアニメヒーローを(中略)再現する ハイクオリティディオラマフィギュアです」だそうだ。

近所のコンビニで5個あったので、ダメと分かっていながら大人買い。 …グレートとミステリーが出なかったぞ。とりあえずドラゴン出て一安心。

2001.12/19(水)『大江戸つれづれ草子』むらまつり誠

「ビッグコミックSPECIAL増刊(2002.1/3号)」くれぐれも「コミック乱」 (リイド社)と間違えないように(笑)。

▼えー、ここでたびたびお名前が出ているむらまつり誠先生ですが、 改めて「誰なんだいそりゃ、ダイナミックと関係あるのかよ」とか密かに 思ってる哀れな子羊たちにご教授仕ろうと思う。Xマス近いし。

むらまつり誠、本名・小野誠。別名に「おのまこと」「おのエントツ」「村祭誠」「邑祭誠」 「壮野睦」などなどがあります。ダイナミックプロ時代、『グレートマジンガー』『ダイガク無籍人』 『イチモツくん』『リョコー少年団』あたりでタッチが見え隠れする。

我らダイナミックファンの一部「黒ダイナミック部隊」では、もっぱらダイナミック卒業 以後の、サラリーマン哀歌モノ、時代劇モノ作品の方が人気だったりする…が、『フェアウェイ社員』 『毎日がゴルフデー』『ウッドの大木』『ヤンケの香介』 『明日はツモロウ(原作・石川賢)』『サムライたちの明治維新(作画・石川賢)』 などごく一部しか単行本化されていないのだあああああああ!

しかも現在ライフワークであり、雑誌「別冊歴史読本」や「コミック乱」等に発表された、 佳作ぞろぞろの大江戸モノが全く単行本化されていないこの事態に憂慮する次第。

ココで小学館かリイド社に俺は強く希望したい!

むらまつり誠の「大江戸小品集」

をまとめて世に出すべきであると!

▼今週の『キューティーハニー天女伝説』(WEEKLY漫画アクション2002.1/1号)。今回いき なり飛びましたなあ。早見青児登場。団兵衛の血を引いてるとは思えない等身の高いジジイ ぶりだが。誰かが被虐の限りを尽くされる豪ちゃんマンガにおいて、例に漏れず青子さんが 今回のシリーズのいけにえであるのはもう決定ですな(笑)蛇と女体と言うお題もよろしいよろしい♪

▼本日、『キューティーハニー天女伝説』単行本1巻発売である。「WEEKLY漫画アクション」 なんてエロ本、書店の店員さんに恥ずかしくて出せない!…なんてどの面下げていってやが るんだこのクサレカマトト野郎!なアナタでもこれで永井豪ファンなんでー、買おっかなー って…その方がおたく面に見えかねないけど安心して買えますね。くけけけけけけけ。俺は おたくだからもちろん狩る。

2001.12/14(水)『写らく』最終回。

▼講談社「モーニング」1/2.10合併号にて豪ちゃんの『帝都女記者伝 写らく』最終回。 今回はメッセージ性が濃厚。ただマニア的に見ると、そういう表層のテーマよりも、378、9 ページの見開きにこそ豪ちゃんの「描きたい」という表現欲が滲み出ているようで。前後の 戦争の絵とあぶな絵のバランスはもう少し書き込みが欲しかったが、対比として面白かったっす。

ざっと連載を俯瞰した感じだと、歴史リサーチの状況説明が饒舌に過ぎるところ が残念だったが、「絵入り新聞」というネタの面白さと、らくの立った回の楽し さは良かったかも。俺は幽霊話と歌舞伎話が好きです。

単行本来月23日発売。各回の巻頭カラーがそのまま収録されるといいなあ。

▼我らが岩佐陽一氏著の『仮面ライダー激闘ファイル』(双葉社)げっと。 ライダー共闘の全て(除く「仮面ライダー対じごく大使」…笑)を網羅。 つーか、冒頭のスケッチ採録だけでも十二分に楽しんだ。ちなみに俺的 ライダー共闘ベストは、「ふっふっふっ…」とおもむろに笑いとともに シーツめくって猛登場、の『俺の名は怪鳥人ギルガラスだ!』である。

といいつつ、『マグマ怪人ゴースター 桜島大決戦!』のラストの猛と 隼人のイカしすぎるセリフの応酬もいいぜ!岩佐さんは意図的に外したのか、 思い入れがないのか分からんが、猛が「今はみんなには顔を合わせたくない…」 (大意)のつぶやきの後、隼人が「お前って、お前ってヤツはホントに男だぜ!」 (大意)とつぶやき返す辺りがもう身悶えモノなのだが!

『死斗!スノーマン対二人のライダー』の1号の情けなさにもたまらない愛情を 覚えるのだが。怪人的には73話のシオマネキングなんだけどねー。ああ、大泉滉もたまらん。

それにしても畠山麦さんの紹介の仕方が「いかにも」ですよ、岩佐さん。 素直に「キレンジャー」と言いましょう(笑)

▼「アニメージュ」1月号。小っちゃあああああく『マジンカイザー』vol.3アフレコレポ あり。石丸博也御大と知らない若手女優2人で両手に花。一方はガミア役だそうだが、それは 予告編に既に出てるのでいいとして、もう一人の役名が「ロール」…。ま、これ多分間違いなく 豪ちゃんマンガ版の「マジンガー軍団編」に出てくる双子の戦士「ローリイとロール」のこと だと思われる。どうやら3巻はダブル双子ネタで来るんでしょうかね。

しっかし、「鉄也&ジュンお休み」もバンダイの宣伝紙「BEAT MAGAZINE」の声優インタビュー でいきなりネタバレしてたのを思い出す。なんかいっつも役者さんから、宣伝担当が恐らく意図 してないカタチでの、つまらんネタバレしてるなあ、『マジンカイザー』。宣伝的には情報公開 ド下手なのに。というか、HP更新ないなあ。バナーも全く変化ないし。

2001.12/12(水)今年も残すところあと半月。

早い早い。なんか今年は色々あったなあ、と感慨に耽りもするところですが、今週の ネタを何にするかの方が今のところ大事だったり。お仕事お仕事。それはそれとして、今日から何となくBBSの発言の 一部を日記に残すことに決定。いや別に深い意味は無いのだが。

▼「Weekly漫画アクション」今年の日付最後の12/25号。「興奮度ヘビー級!」ってこらまたベタな(笑) 表紙コピー。新聞の「全く困ったワン」「どうにかして欲しいニャー」並み。…しかし表紙・巻頭と豪ちゃ ん大盤振る舞いのクリスマスプレゼントであります。めりー♪

というスタートの『キューティーハニー天女伝説』ですが、名言続出。 冒頭の青子さんのセリフ全てが心に染みるです。「印象の残らんSEXはし なかったと同じ!」嗚呼、なぶりまくり。今週の絵はシャープだなあ。 最終ページは「あぶな絵」として永久保存決定。ところで今週、ニャン コマークがなかったぞよ。

▼『柳生十兵衛死す』3巻発売中。山田風太郎先生への弔辞も。とにかく現在進行形で、「面白い忍法帳マンガ」 が伝説と化して行く過程を楽しめるのだから読まないヤツは不幸と言っておく。

▼今日のヨタ8。クルマのウィンカーが切れたので、替えダマ買おうとスーパーオートバッ クスに行くも、レンズのネジ山腐食により断念。15歳だもんなあ、ウチの じむにーも。ついでにと寄ったクルマ本屋でトヨタS800の後期版カタログ 発見。これはかなりうれしい♪


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