駄位納密苦日記2001年10月


2001.10/30(火) 電撃ホビーマガジン。
12月号。超合金魂のコーナーで、超豪華老いも若きも燃え燃え〜となるマジンガーZを作ろう的 対談が繰り広げられてるわけだが。まあ、『るろうに剣心』にてファンに「いつまで手を変え品 変え特製箱出し続けるんだいいかげんにしろ」攻勢かけた事に荷担していた身としては、あーだ こーだ言う資格も無いわけだが、マジンガーに関しては単なる「大きいお子さん」な俺なんで、 暴力的コメントをしておこうと思う。どーせ、この程度のHP見てやしないだろうし(笑)

なんつーか、あの対談は、開発担当者であり、買う客にとっては絶対神として君臨する お方が、どーもオールドファンの語りをハナからシカトするという手の内が見え見えなのが、 かえってマイナスと思うんだが。「最大公約数」って言葉の意味取り違えてるよなー。最初に ああいうスケッチかましておいて、それで行くつもりが無いというのはいかがなものか。

ガンオタ君たちはバンダイが提示するままの、安彦タッチからかけ離れるばかりのモビルス ーツ受け入れたりしてるけどもだ。可動戦士売れねえってのは、オリジナルに対する敬意を要は ガンオタが選択しなかったつーことなんであって、マジンガーファンまでその範疇に入れねーで 欲しいもんだ。かつての製作者たちが血と汗傾けた作品そのものから、その要である物語や情念 切り離して単なるロボットデータベースに堕することにしか興味の無いファンの意見しか所詮 受け入れられないのか?

さとうけいいち氏と赤星政尚氏の語りはそういう時代性をも加えた作品から思い入れた「究極版」 求めるコメントなのであって、どだいデータベースに飽きちまえば「マイナーロボ」とか抜かして スパロボ大戦に出ないロボの話をにやけながらする流れ草な連中のコメントとは違うのだ!

あえて商売とかオトナの事情とか売れれば官軍とかそうでないと商業は成り立たないとか いうことは忘れる。もし30代を中心としたイイ年しながらマンガやアニメに財布がユルイ 大きいお子さんに、究極のマジンガーZ売りつけたいと思うなら、悪いコト言わないから、 さとう氏と赤星氏の言うこと聞いとけ!いやマジで!あのスケッチのデザイン生きれば俺買う!

つーか、最初の超合金魂で角田〜森下〜スパロボ展開の「最大公約数」的マジンガーZ は明らかに完成されてるので、ココで原点回帰してもバチは当たらないだろ…その選択でな かったら、たぶん俺買わないなあ。パイルダー用のアタマなんてかっこ悪かったから買わな かったし、俺。


付記・言っておくが、スパロボやって、原点も知って、なおかつロボ愛してる人は上記 「データベース」くんや「ガンオタ」くんとは俺呼ばない。そういう人は自分の目で愛せる 物を選択して手に入れるだろうし、何かを極端に貶めたことも言わないだろうからだ。更に 言えば、製作者の魂こもったものはちゃんとわかるはずだしね。

付記2・といって、コレバンダイさんに送る気もしないんだよな。はっきり言って、 「さとうさんや赤星さんに賛成」つー意見なら、その他の人に聞く意味も無いしな。


2001.10/11(木) 34歳になっちまっただよ。
つーわけで、何か更新しようと幾つか画像読んだが、そこでストップ。ダメダメ。

何もしないのも癪なので、賢ちゃんリストをアップ・トゥ・デート。実はこの間パソを乗り換えたのだが、 ブラウザもそれに伴いねすけ3.0(笑)からIEに。んでリスト見てみたらガタガタやんけ(涙) 徹底的な直しが必要な気もするが、当座このままで行くです、見にくくてスマンです。

で、先月の印象をだらだらと。何よりOVA『マジンカイザー』1巻ということで、何かを断じると言う訳 には行かないが、バンダイエモーション設立15周年記念作品(笑)『真(チェンジ)!!ゲッターロボ』、 『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』を越えて、肩の力がいい抜け具合のスタートにようやく出会えた 気がしないでもない。アニメージュ(徳間書店)11月号ではあさりよしとお先生が、「謎かましすぎ」 「知らない視聴者には説明不足」的なレビューを加えておられたが、元よりゲームSRWなどで、断片に せよマジンガーに出会っているという最低ラインを考慮して、上は俺のような70年代リアルタイム組 をターゲットにしているというならアレもアリだと思う。

ただ、それは逆にもはや伝説といえるテレビアニメ版との設定・物語上に共通点を置いていないから という但し書つきではある。そりゃもう、ビンラディン的松本智津夫的見地に立てば、色々と思うところ あるのは当然である。何より俺は、羽根章悦描くところの前半オープニング版マジンガーZが一番好きなので あるからして。しかし、こちらは豪ちゃん描くところのマンガ版がヴィジュアルのベースとなって、 物語は設定の一部を流用しつつ、新規に造り起こされた物語である。ゆえに、最後まで見てみる以外 評価する術なし。今言えることは「がんばれ!鉄也!」である。

そして、まさかの続編『ゲッターロボアーク』。神隼人いる限り、ゲッターサーガは続く… てなところでしょうか。俺は賢ちゃんエヴァンジェリストとして『ゲッターロボ號』にて ひとまずの「進化」というテーマが完結している、と思っていただけに正直続編情報を知った時には 複雑なファン心理だったわけだが。読んでみました。ノリノリでした。大体、石川賢というヒトは どうしてあんなにかっこいーセリフの応酬が描けるんでしょうか!どうしてあんなに凶悪な悪人としか 思えない、いいキレっぷりのキャラクターが作れるんでしょうか!どうしてウロコを顔にくっつけた ヤツが主人公になりうる、と断定できるんでしょうか!どうして敵が諸葛孔明先生なんでしょうか! …俺もこの目でゲッターがどこまで行くのか、見たいっす。ついて行くっす!賢先生!

で、9月21日親父になってしまいました。BBS&メールにて 祝辞頂いた皆々様、ありがとうございました!息子・直輝は果たして、ゲッターロボGを親父とともに 愛してくれるであろうか?(笑)


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