駄位納密苦日記11月特別編・ファンタレポ


1998.11/3(火) 東京ファンタスティック映画祭へ
会社。11/2午後9:00過ぎ。楽しい企画会議が終わる。...おお、行けるじゃねえか!どこへ?渋谷パンテオンだ!東京ファンタスティック映画祭だっ!オールナイトだ!

永井豪デビュー30周年記念・東京ファンタまんがまつりだ!!

とはいえ、今日の今日まで予定は未定の俺「350名・全席指定」のアナウンスにもかかわらず、チケットをゲットしていない!...まあ、行けばどうにかなるさね!と、パンテオンへ。...甘し!9:40、既にチケット売場前は30人は並んでいた!むむう。しかも聞けば、当然立ち席のみの販売!一瞬決心が揺らぐ...が、会場前の上映一覧の、『真ゲッター・東京ファンタ特別編集版』の文字に負け、腹をくくるっ!(笑)

おたくに対するはっきりとした差別の視線を投げかける道行く人を、ぼー...と眺めつつ、10:20。もはや行列は100人を越えていた。その時!タクシーから豪ちゃんと奥様、賢ちゃんが降り立つ!おお!...が、一人で来ている俺が順番を放棄できるわけもなく、を込めた目で見送る。一グループが気付き、サインを求めている。快く受けてらっしゃる。素晴らしい!...が他の行列の客は神の降臨にほとんど無頓着だ。後ろの3人組など、一言一句訂正したくなるほど迂闊なウンチクをしゃべくっている。殺意を覚える。

22:40。行列に一瞥、早足で会場に入る桜多吾作の姿が!再び魂目線。他のヤツは...気付いてない...。

23:05。ついに当日券発売。おお!自由よ!ちょっぴり味わう不謹慎なゲットー気分ともさよならだ!
ナイスな演出・マジンガーZのお面を受け取り、会場に入ると、あさみぃさんや永井豪ファンクラブの方々が。アドバイスに従い、ベストの位置で見られる床をキープ!ネットの方々を捜すが、上映が迫り、断念。残念。


23:30。「よいこのみんなたち!よくいらっしゃいました!」と、ファンタ主催者・小松沢氏の挨拶。会場は早くもノリノリハイテンション!続いてスクリーンに映し出される「せがた三四郎」。...一瞬三四郎の登場を期待するが、そんなワケもなく、ドリームキャストのCFと開発者インタビュー。30分の長きに渡る。寝る。だってゲーム興味ないもん。まあ、スポンサーですからね。

24:00。『グレートマジンガー』のテーマに乗って登場は、野田圭一!剣鉄也だ妖獣ゴッドだ蜷川新右衛門さんだ!おたけびに感動する。続いて、豪ちゃん賢ちゃん吾作ちゃんにデビルマン・ゲッター・グレンダイザーの作画監督・小松原一男さんの対談!司会は破李拳竜。印象に残ったのは...

・未だに豪ちゃんは『デビルマン』の時の小松原さんのダメ出しに恨みがあるようだ(笑)
・でびるぱんつは小松原さんが『タイガーマスク』やっていた為、プロレスから影響を受けたらしい。
・ゲッターの「百鬼帝国」の原点は、『ズバ蛮』の百鬼一族だと豪ちゃんが断言。やはり!
・賢ちゃん「OVA真ゲッターはボクのために作ったんじゃないか」との言葉。
・ゲッターはやり尽くしたと思っていたが、OVA見て、まだ描けると思ったとのこと。
・が、自分に関係ないとひたすらラクガキしていた賢ちゃん(笑)。何描いてたんだろう?
・賢ちゃん、何かウチからふらっと来たようなカッコなんすよね。サイン会の時といい。
・対照的に良く喋ってた豪&吾作・マジンガーコンビ。

この対談の模様は、来春発売の東映ビデオ『マジンガークロニクル vol.2』に収録されるとのこと。


続いてついに『真(チェンジ!!)ゲッターロボ』1〜3話!いやあ、テンション高い高い!真ドラゴン登場にはオドロキ通り越して、笑いがもれる。ゲッターの合体シーンは必見だ!その書き込みは、笑っちゃうほど凄いぞ!後はネタバレがあるので言わない。絶対買うべし。

次に、重厚なイントロと共に水木一郎アニィの登場だ!渋い赤茶のギラギラしたスーツに身を包み、魅惑の腰を決めながら、『マジンガーZ』『Zのテーマ』熱唱!うっすらと目を閉じ、ビブラート効かせまくるアニィの姿に会場も燃える!

そして、アニィと渡辺宙明氏の対談。「宙明節」についての熱いハナシ。お二人とも、『Zのテーマ』がお好きだとか。愛があるなあ。そこへ西尾徳(ゲッターロボ・巴武蔵)さんと太地琴恵(旧名江川菜子・弓さやか)さん登場。懐かしい雄叫びを披露して下さる。私事だが俺、改名されていたと知らず、ある再現ドラマで太地さんとご一緒させて頂いていた。...その時気付いていれば!(涙)

水木アニィ、『今がそのときだ』『俺はグレートマジンガー』熱唱。生アニィの雄叫びは一生モンだ!


いよいよ、東映まんがまつり一挙上映!...紹介の時の破李拳竜氏の言葉。
「昔、テレビ欄で『マジンガーZ対暗黒大将』ってことがあったんだよね」...不覚にも笑った。

『マジンガーZ対デビルマン』
『マジンガーZ対暗黒大将軍』
『グレートマジンガー対ゲッターロボ』
『グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突』
『宇宙円盤大戦争』
『UFOロボグレンダイザー対グレートマジンガー』
『グレンダイザー・ゲッターロボG・グレートマジンガー、決戦!大海獣』

うう。こんなラインナップが今世紀中にもう一度、銀幕の上で、ニュープリント・シネマスコープで見られる日が来ようとは...(感涙)個々の感想は長くなるのでやめ。ノスタルジーだしね。
それにしても、前夜余り寝てなかったにもかかわらず、『大海獣』以外は寝なかったぞ(笑)。

当たり前の感想ですが、やっぱり、『マジンガーZ対暗黒大将軍』がサイコーっすね。別格。グレートマジンガーがかっこいいのはモチロンだが、ボロボロのマジンガーZがいい。今でも恥ずかしながら、あのどうしようもなくやられて行く姿を見ているとこみ上げてくるモノがある。超合金魂も、ブラックバージョンなんてやってないで、このバージョン作ればいいのに(暴言)。


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