スカルキラー邪鬼王
〜徳間書店『少年キャプテン』 1990〜91年連載〜
徳間書店少年キャプテンコミックス |
1巻・1990.9/20初版発行 2巻・1991.5/20初版発行 |
『虚無戦史MIROKU』に続く、少年キャプテン連載作。
石川賢自身この当時は「虚無戦記」とは言っていないが、主人公の巨大ロボット・邪鬼王は
明らかにドグラ系兵器の1バリエーションに見える。 ヒゲに覆われた魔獣のような目をした博士・島本平八郎。下町の零細工場で日々世界を 変えるような発明をしてるらしい。彼の夢は、 ウオオオ ロボットじゃ(本人談) 鉄人28号やジャイアントロボのような正義のために働く巨大ロボットを作ることである!
男だっ! 「ヤツラ」の正体とは、太古に海中に没した「ムー帝国」 !瞬&邪鬼王がヤツラの送り込む巨大ロボットを倒す!邪鬼王は犬だから散歩も 欠かさないぞっ!『ゲッターロボ號』のラストに向けてのエスカレーションの原型が ココにある。だが皮肉にもその『ゲッターロボ號』開始のため、中断のカタチで終わった のは残念。
〜付 記〜 雑誌『ダ・ヴィンチ』(リクルート)1999.2月号インタビューによれば、 双葉社『虚無戦記』にて、虚無戦史に加えられることが明らかになった。 上記の通り途中で終了しているが、ムーとの徹底対決は描かれるのかっ? (2002.5/1up) 結局今となっては残念なことであるが、諸事情により『虚無戦記』には加えられず、 双葉社の石川賢選集の1冊として独立した作品として再版された。 事情はともかく、この本の巻末に『スカルキラー邪鬼王』と『虚無戦記』 の構想について、賢ちゃんインタビューがある。これによると、『邪鬼王爆烈』 の中に回想シーンとして挟みこむ予定があったとのこと。 『虚無戦記』7巻終盤に眠りから目覚めたらしい描写がある。ムーとの戦いのあと? (2002.12/23up) 12月17日発売の双葉名作文庫『虚無戦記』5巻にて、ついに編入! 解説はココ。 |