『魔獣戦線 THE APOCALYPSE』レビュー その(2)

#4「マタイによる福音書 神が結び合わせし者たち 」 <2003.3/16(日)>

慎一、亜矢可、富三郎は、富三郎の生まれた村へ向かった。 キリストの墓があるというこの土地、古くからの名を戸来村という。 村に入るなり慎一を襲う鎖分銅。造作もなくこれを蹴散らした慎一。 彼らは12神将、富三郎の家に仕える武闘集団だったのだ。

亜矢可は不思議な夢を見ていた。だれもいない家を歩く亜矢可。 ある部屋の姿見。覗き込むとそこには亜矢可でなく、見知らぬ少女 (真理阿)の姿だ。驚いた途端、鏡は粉々に砕け散る…

目覚めると聞こえる祭囃子の声。子供たちが踊りの練習をしている。 今夜は年に一度のこの村の祭りだという。慎一はそれに 目もくれず「キリストの墓」を見に行っていた。

慎一の元へ来る亜矢可と富三郎に十二神将。富三郎は慎一を山の トンネルに案内する。その奥には、村に伝わる黄金の像があった。 人体から獣の姿が現れ出るようなその像は、慎一の姿だったのだ。 富三郎の祖先は誰もが知る「神」でなく、この像を神だとあがめ、 その復活を信じて邪教と罵られ、聖書の地から日本にまでたどり 着いたのだというのだ。そして十二神将は慎一に仕えるために生きてい るのだ、と誓う。

「関係ない」と立ち去る慎一。後を追う亜矢可は言う。「神とは この地球の生きとし生けるもの全てに宿る者であって、誰でもない」 その言葉にはっとする慎一。

使徒の一人、植物園のロックウェル博士が動き始めた。彼の作ったビー、 ローカスト、アンツ、スワローテールの4人の昆虫魔獣が慎一を追う。 彼らは戸来村の腕利きを次々と倒し、慎一へと包囲を狭める。そして、 夜を楽しみにしていた子供たちが消えた。

祭の櫓が組まれた広場。慎一が来ると、子供たちのしゃくり声だけが 響く。舞台の横断幕が開くと、ミツロウに包まれた、苦悶の子供たち の顔が浮かぶ。怒る慎一の前に現れたのは、昆虫魔獣ビー。不敵に笑い、 慎一の腹に深々と針をつき立てる。だがその腹から熊が飛び出し、辛く もビーの体を食い千切り倒す。「俺の勝ちだ…」と忌の際に笑うビー。

「ふざけるな」と言う慎一。駆けつけた亜矢可と富三郎たち。と、 突然慎一が苦悶する。腹に蠢く4つのコブ。うめきながら慎一の姿は 泡に包まれ、地面に吸い込まれていった…。

今回は全面的に絵のレベルが落ちた。細かくカットを割ることで 対処しているが、いかんせん、構図や最低限必要とされる動きも メリハリがないため、今までの3回と比べるのは正直ツライっす。 やっぱり原画段階からの海外全発注はまだまだ大変なのかなあ。

加えて演出と作画の問題として、「どーしてあえてインサートする必要が あるのかナッ」の『北斗の拳』方式。いや、俺が今名付けただけだが、 赤バックに黒いシルエットで人物を浮かび上がらせ、透過光で 思いっきり血を吐くとか、体が千切れるとかいう表現を取る場合に 使われる「アレ」なんだけどもね。

今回でいうと、バッタ男・ローカストが十二神将に首をばっさり 落とされるところと、ラストで慎一が突如苦悶して倒れるところに 使われてるが、いずれも前後のカットの長さと組み合わせに加え、 そのカットの尺が半秒〜1秒足りないために、どうにも中途半端だ。

それよりも、特にラストのその絵の処理がその方式でいいのか? 別に、
●うずくまる慎一(2秒)+その体が微妙に揺れる(1秒)
●汗が滲む目を中心としたクローズアップ(1秒)
●食いしばられる口(1秒)
●地面に吐き出される血、膝が染まる(3秒)

という構成でも充分その役目は果たすわけで、別に大量の透過光の 血を見せる(しかも短い尺で)必要は全くないわけで、なぜココを あえて『北斗効果』にしたのかが分からない。多用すると画面が安 っぽくなるしね。

元祖『北斗の拳』では、あの人体引きちぎれシーンが 作品の見せ所だったからこそ生きていた。ただ、原作マンガ通り描くと テレビでできる表現を超えるし、中途半端な絵を描くと、 本来持っているハズの表現力も落ちる。だからただごまかすのもなん だから、ああいう「見せ場つくり」にしたのだろう。そう、あのカット は「見せ場」だからこそ成立しているのだ。今回のように、その前後 の方が見せたいカットである場合、余計でしかない。

逆に、初見では何の絵か分からないままで通り過ぎてしまう。 コンテ段階で安易にこういう絵作りをしてしまっているコトも罪だが、 一方で、恐らく作画する人間が、ナニを目的としているのか見えてい ないから、コンテを読めてないんじゃないだろうか?結果、今回のような 実に気持ちの悪い表現に落ち着いてしまうのだ。

文芸面。

私事ながら、俺の出身県は古代からの遺跡も多く、伝奇ミステリー の舞台なんかに良く使われている。そりゃもう、知ってる所で 透過光バリバリの戦闘があったり、怪奇な事件の謎を解く石像がいたり、 いにしえの悪神が目覚めてみたり、と大変なんだけども。

これって、東京辺りに引き篭もってると、どうしてもそんな田舎に 生活のリアリティを見出すわけにもいかないっていうコトになって しまうんだろうけど、正直いってクリエーターの皆さんには今後、 そういういい加減な「田舎像」だけは勘弁したいと思う。今回の 戸来村もかなりひどい描写。

物語のピースを埋めるための設定しかシナリオ上に 現れていないせいか、それに対して多少の生活感みたいなものを 加えていくという演出の怠慢か、せっかくの「祭の夜」という 舞台設定が生かせていないのは、余りにも惜しい。

祭の高揚感てあるでしょ。それと戦闘をカットバックすることで、 慎一の生きる世界と、普通の人の暮らす世界が同じ舞台にありながら 少しずれている感じが出せたハズなのだ。恐らくそれを目にするのは、 富三郎と亜矢可だけなんだろうけども。

子供たちが踊る、一人、また一人消えていく。祭は続くけれども、 次第にその動揺が人々を包み始める。一方で慎一は時折提灯に 照らされながら、祭の輪の中には決して加わらず、相手を倒していく。 祭が最高潮となり、一年に一度しか外の空気を吸わない黄金象が 現れる時、その像の姿と慎一の姿がオーバーラップし、人々は 黙示録の戦いを目にすることとなる。響く太鼓のリズム…。

てのが見たかったんだけど、俺。同じ材料使うにしろ、説明台詞で 慎一祭り上げるよりは、その方が良かったと思うんだけどどうかねえ。 外部から好き勝手言うんじゃねえ、そこまで言うならやってみろ! と言われれば、返す言葉もないんだけどさ。

せっかく富三郎が復権した生まれ故郷に帰るのに、あれくらいしか 描写がないのも、ちょっと違うよね。

またもや永井豪。

こう書くと、元ネタ探しに燃えてるように思われるだろうが、でも しかしそうなんだから仕方がない。なんでジンメン編なんだ、しかも しかも中途半端に。祭の舞台から離れれば効力なくなるけど「やって みたかった」てこと?

オマージュは原作ものである以上、否定するどころかやってちょうだい 気分なんだけど、せっかくの十二神将の設定に山風忍法帳テイストも 加えないてのは、石川賢を全く理解する気がないんだな、 このスタッフ。是非『伊賀淫花忍法帳』と『魔界転生』だけでもいいから 読み返して頂きたい。

「戸来忍法!」と「ひょほほ!」と「○○よのー」と「おぬし!」は 戦いの最中に見たいダイアログであった。

ところで…バッタってのは、草食だよね。

#5「マルコによる福音書 群れし者たち、彼の名はレギオン 」
<2003.3/23(日)>

囚われた慎一が気付く。窓一つない部屋に鎖で縛られていた。 身動きの取れない慎一を、無数の注射針が襲う。搾り取られていく血液。 それはロックウェル博士の温室にそびえる巨大なケースに収められて行った。

12神将たちをもってしても、慎一の行方はようとして知れない。 富三郎も亜矢可も困り果てる。「慎一さんは私のために戦ってくれている…」 ふらふらと天外家を歩く亜矢可がある部屋に入ると、そこはあたかも異空間 のように変わる。「慎一を助けて…」亜矢可の目の前には、 会ったことのない少女・真理阿が立っていた。それは白日夢なのか。

ぐったりとした慎一の牢に、魔獣女スワローテールが現れる。 彼女はなぜか慎一を解き放つ。スワローテールの目の前で 生肉を喰らい復活を遂げる慎一。更には腕を喰いちぎり、体内に埋め込ま れた虫を取り出す。その迫力に負け、スワローテールは慎一に助けを求める。 逃亡の手助けを。

だがスワローテールが漏らした一言が慎一を突き動かす。 ロックウェルは真理阿のクローンを大量生産しているというのだ。 立ち入り禁止の部屋。その頑丈な扉を力任せにこじ開ける慎一。 無表情に水槽に浮かぶ真理阿「たち」。哀しみの獣の声が響いた。

クローン室を破壊した慎一はスワローテールを連れて逃げようとするが、 温室で魔獣ローカストとアンツが待ち受けていた。スワローテールは 「もう十分血は採ったろ?」と止めるが、二人の魔獣は攻めてきた。 慎一の牙も爪も、無数の昆虫の集合体である二人には通用しない。

亜矢可に宿った慎一の血を探り当てる能力を使ってそこへ駆けつけた 富三郎と12神将。12神将は炎を浴びせ、飛散する昆虫を焼き尽くす。 だが「簡単すぎる」とつぶやく慎一。その予想通り、火の粉は一つに なり、さらに進化した形態・炎の魔人<レギオン>となる。

自由に形態を変え、慎一を襲う炎の竜。絶体絶命のそこへ、スワローテール が真の姿を現した。「私が本当に怖かったのは、ロックウェルの研究や 魔獣達でなく、自分の体に流れる昆虫の、感情のない冷たい血…」

慎一たちが逃げた後、スワローテールは温室に自らの鱗粉を振りまく。 レギオンの熱と炎は閉ざされた温室の中で粉の一つ一つに火をつけ、 粉塵爆発を起こした。ロックウェルの研究所は魔獣たち共々、炎に消えた。 だが…ロックウェルは政治家・蝉丸の下へ「神の遺伝子」と慎一の血液を もって逃げおおせる。

一旦逃げた慎一の下へ走ってくる亜矢可。その姿が一瞬真理阿に見えたのは、 気のせいなのか…?

「慎一さんは私のために戦ってくれている…」

…っておいおい。いやまあ、亜矢可が勝手に思ってんだろうけど、 賢アニイの作り上げたリベンジ・マシーン慎一さんに限って、それは しないしない!…が、武上・慎一さんはしちゃうのかなあ?

今回、慎一の見せ場は幾つか用意されていて、鎖を解かれた時に 「生肉が喰いてえ!」っていきなりスワローテールに頼んでみたり、 喰うなり復活したり、おまけに腹から出てきたクマくん(名前不明) に腕喰いちぎらせて、ぱっぱと振るとウジ虫がボロボロ落ちたり、 中々にダイナミックテイスト溢れて素敵だが。

多分、ダイナミックに思い入れのない「救世主モノ」としちゃ今回は まとまったプロットの構造は持ってると思う。
●囚われた主人公
●そこで真理阿のクローンに出会い慟哭と共に大暴れ。
●しかし体力は充分回復していない。絶体絶命を迎え…
●慎一の持つ優しさに打たれたスワローテールにより救いを生む

というワケで、話としてはキレイです。真理阿の設定がキチンと 機能してます。スワローテールの前でいろいろ見せちゃう慎一 の描写もアリ。「ニヤリ」っていう口のアップを一発挟むやりとりの 一連もいいカンジ(絵の好みはさておき)。

スワローテールがふと漏らした真理阿クローンの話を受ける慎一、 クローン室のいかにも頑丈そうな扉を力任せにあける描写も、 腕の筋肉が盛り上がり、徐々にクマの手に変わり…というカンジで、 その感情と合致したメタモルフォーゼっぷりは定石を踏んでいる。 (絵的にはもう少しカットをキチンと並べてどうにかできそうだが)

更に燃え盛る真理阿クローンの姿を見ながら 「真理阿の恐れが怒りが悲しみが…ヒトをモノみたいにコピーしやがって…」 とつぶやく慎一のセリフもいいです。 その一方で、それだけに生じる違和感てのも強いっすなあ。

コレはシナリオの構成なのか、演出の見せ場つくりのミスか知らないけども、 慎一があくまで主役である以上、スワローテールとの変なイメージショット で長々と盛り上げる分の尺を、もう少しクローン室破壊に向けて欲しかった。 ちょうど前半ロールと後半ロールの間に本来その大暴れっぷりが入るべきじゃ ないか?水槽を叩き潰し、計器の一つ一つを割りまくり、そこらの物 振り回して、慟哭する慎一の姿がなかったのは、もう完全に絵作り上の逃げ。

枚数制限だの尺調整だのあるのは分かるが、ココにカタルシスがあるべきだった。 せっかくのそれまでの見せ場が、12神将とスワローテールに全部持ってかれた印象。

それと前回に引き続き、12神将の設定の仕方がどうにもダイナミック文体 とは違うのだよ、これもう「好み」なんだろうけど。 まあ慎一自身はそういう盛り上げ方されるのを嫌がってて、「慎一さまは お逃げください」なんて言われて「誰にモノ言ってやがる!」とかまあ ギリギリの線なんですが。

一方で富三郎が動いてない。12神将を使って慎一の動向を探らせて、 本人は天外家当主よろしく軒先で腕組んでる。気色悪いよなあ。 このヒト、そういう柄じゃねーよ、やっぱし。バカかも知れんが 金儲けには聡いヒトなんで、厚かましさだけが売り物でしょ。 何かっつーと時代遅れの「ぎゃふん」とか「ずっこけ」とかやってる 場合じゃないのだよ。実にイイヒト。ああやだやだ。

つーわけで「納得はするが、釈然としない」て回でしたなあ。

#6「ローマ使徒への手紙 罪が支払う報酬」 <2003.3/30(日)>

脱出したロックウェルは来留間博士を裏切り、国防省へ密かに神の遺伝子を 持ち込んだ。かねてより内通していた日本国国防大臣の蝉丸の元へ行ったのだ。 蝉丸に慎一の万能細胞を注射するロックウェル。「コレだけで終わりか?」 と会話する目の前で、蝉丸は醜い顔立ちへと変わり、未知の力を 秘めた新人類へと進化する。蝉丸は、秘密を守るためロックウェルを幽閉するのだった。

一方青森の富三郎の故郷は火の海に包まれていた。蝉丸の命令で 国防軍が出動、街そのものが焼き払われたのだ。12神将もあえなく 命を落とし、怒る慎一はジェットヘリ一機を叩き落とすが、その際に 衛星で追尾可能なナノレベルのビーコンを埋め込まれる。

なぜか国防軍が追って来る。慎一と富三郎・亜矢可は鉄道で 逃亡を図るが、それも追尾され列車が爆破される。辛くも脱出した 3人は、呆然と炎を見守っていた。

来留間博士もただ指を加えていなかった。自ら手に入れた神の遺伝子で 作り上げた新人類を持って、国防軍へ侵入させ、慎一の万能細胞と 交じり合った真理阿の血を手に入れた。「これで神を目覚めさせることが出来る…」

骨神温泉に身を隠す慎一たち。ニュースは列車爆破を「国籍不明機の攻撃」 だと伝えていた。蝉丸は国民へ向けてテロへの報復を訴える一方、 神は二人いらない、と慎一を抹殺する命令を秘密裏に軍に下した。

「ヤツラの狙いは俺一人だ。刻印を押されちまったらしい。」 慎一は富三郎と亜矢可に別れて逃亡するように言うが、もちろん 二人はソレを聞かない。その裏で、軍隊が温泉街が着々と攻撃態勢を 整える。

宿で眠る慎一たち。慎一がふと目を覚ますと暗い部屋に真理阿が立っていた。 「今度の敵は大きすぎる。逃げて…」目を覚ました富三郎が明かりをつけると、 そこには亜矢可が立っていた。来留間源三とは関係ないにしても、 戦わなければならないようだ、そう慎一は感じた。

「バイオ・ハザード」そういうこととして街そのものを消し去る作戦が 始まった。骨神温泉は軍隊による無法地帯へと姿を変える。 慎一を消す言い訳だけのために人々は無差別に特殊装備に身を固めた 兵士に焼き払われて行く。

果敢に向かって行く慎一。彼らの武器を奪い、獣のスピードとカンで 次々と兵士を血祭りに上げ、特殊装備を「鉄の棺桶」に変えていく。 戦いの雄叫びを上げる慎一。

妙な回想で状況を説明するのは、シナリオとしてはあまりいい手ではない ですなあ。「東北高速鉄道」とやらからの脱出んトコね。別に回想する 必然全くないでしょ。そのまま列車サスペンスにできるのにねえ。

今回見ての最初の感想。「『聖魔伝』やりたいのかなあ?」

てーのも、蝉丸大臣が変身したその姿は、辻真先と石川賢のコラボレート 大傑作『聖魔伝(セイント・デビル)』に出て来る主要キャラそのもの。 関西弁を実に下品に操り、テレサとユンクの愛と人間界の営みそのものを、 もうこれ以上ないくらい憎たらしくいちびり続けた名悪役のあのお方。

ルシフェルさまだよ!

なんてコトするんだこの野郎!てのが俺のダイナミックファン魂上、 第一に出てきた心情なのだよ。なーんであんな小役人風情に流用するだよ。 こうなって来ると、亜矢可と慎一を憎たらしく引き裂いてくれないと、 俺は許さんぞ、絶対に。あんまり印象の強いヤツ引っ張るとやばいっすよ。

で、蝉丸が国家権力振り回し、慎一を追いまわすて展開になるみたいだけども、 その構図だって『聖魔伝』でユンクが人間としての一生を終える前半の山場。 このまま行くと、慎一は「国家」と対峙して肉体破壊でもされるんだろうかね?

で、慎一は「来留間源三たちに国家を動かせるほどの力はねえ」と言い、 真理阿は真理阿で「この敵は大きすぎる」なんて言ってますが、 国家なんて、神に魅入られた来留間親子にとっていかほどのモンなんでしょーか? そこいら一旦広げまくった原作『魔獣戦線』のスケールが矮小化してる 気がしないでもない。

まあこのアニメの準備期間てのは恐らく有事関連法案や個人情報保護法案 の論議喧しいご時世で、こういうネタ展開は充分にリアルではあるし、 慎一が国家権力向こうに回して戦うてのもいいんだけども、しかし。

結局カタストロフ自体、実に大したことなかった現象だったんだなあ。

あ、露天風呂で3人が混浴するシーンがあるんで、その筋には 大事な回です。富三郎の前近代的なリアクションも健在だぞ!

俺にとっては地雷原踏んだな、という感想を与えた回でしたがねえ。


『魔獣戦線 THE APOCALYPSE』TOPへ

[TOP]