知ってる?テニスルール セルフジャッジ試合のトラブル解決/救急箱
プロの試合ならいざ知らず、われわれのテニスの試合はセルフジャッジで行われることが多い。しかし案外テニスルールに無関心なプレーヤーが多く存在し、実際、いろいろなトラブルも現実に起きているのも事実である。そんな例を集めてルールブックと照会してみようと思った。参考にしていただければ幸いである。また、ご意見、別途解釈などあればメールでよろしく!
と、エラそうに言っているが、ホンモノのルール解説のホームページを発見、リンクフリーなのでさっそくリンク、大いに参考にしましょう。2000.12.4
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Kaigan/2534/
(事例)
対戦相手が、サービスのとき相手がフットフォールトをしていることを、外野(観客)サイドから指摘された。でも確認のしようがないのでコールできない。この場合どう対処すればいいか。
基本的には、セルフジャッジとは自分のコートサイドは自分で責任をもって、ジャッジする、ということである。従って相手のコートサイドは向こうが判断する。こちらからはジャッジできない。
松戸テニス協会主催の大会では、試合中、役員がコートを巡回してコールするなど、注意を喚起することになっているとのこと。でも、リーグ戦などで相手のホームグランドで試合時などは互いのマナー重視でやっていくしかないだろうなあ。ねえ!?
(事例)
疑わしきはセーフ、という基本マナーを自分だけが守っているようだ。相手はこちらからはキワドイと思われるものをことごとくアウトと宣言する。試合中、抗議できないものか。
やはり、判定の決定権は相手にあることを認識すべき。抗議はできても、相手が判定を変えない限り、どうしようもないだろう。そんなことより、きわどいところにボールをもっていかなければいいのだ!ラインの内側30センチでしっかりエースをとれば問題ないのだ!
(事例)
試合中、帽子をコート内に落とした。ストローク戦の最中だったので、決着がついてから帽子を拾い、次のポイントを争うとき再び帽子が落ちてしまった。すると相手からインプレー中に持ち物を2回落としたから失点であると言われ、ポイントを取られた。これ、本当にそうなの?
「テニスの友」テニス規則21にあるとの情報をゲット、
プレーヤーが41頁に定義されているラケットを除く着衣、持ち物を、インプレー中、地面(相手方のコート内の地面は除く)に落としたら、アンパイアはレットをコールし、そのポイントのやり直しを命ずる。そしてアンパイアはそのプレーヤーに対し、警告として、この次に再び、ラケットを除くなにかの着衣、持ち物を地面に落としたら、そのたびに、「故意に相手方を妨害した」として、失点になることを通告し、そのとおり実行する。ただし、この警告は、ポイントペナルティ制度における『警告(Warning)』ではない。<解説>
持ち物を落としたら、最初は『レット』でやり直しをする!そして2回目からは失点になる。41頁にある規定とは、『インプレー前に身に着けていたものすべてが、「持ち物」として扱われる』ということで、セカンドサーブのために持っていたボールも持ち物と同様に扱われる。
なお、ダブルスでは、ペアのどちらかが最初にこの行為をし、次に(2度目に)そのパートナーが行った場合は、ペアとして2度目の行為となり、失点になる。つまりセルフジャッジとは、アンパイアの代役として、コールすべきときにコールすべき人がコールするわけで、この場合、相手が「レット」、つまり警告をコールしていないのだから、無効であろう。どう思いますか?
※【 読者メールから】
Date: Wed, 22 Sep 1999 00:43:55 +0900
ラケットの振動止めもラケットの一部と見なして警告はないと聞きましたが本当なのでしょうか? 熊本市 井上伸
【 当欄の返事】
なんと返事すれば----???
試合の進行の妨げになるような落とし物でなければ、問題は起きないわけで、振動止めのような小物は対象外でしょう。落とした振動止めにボールが当たって、よからぬ方にイレギュラー、試合の流れを変えた!なんてことは、まずないでしょう。
でも、ゲーム中に、落とした帽子にボールがあたれば、帽子を落とした側の失点になる。そんなことから故意にものを落として試合の進行を妨げることへのペナルティーとして、警告されるんだろうな。
それにしても、初メールなんだから、「こんにちは!いつも見てます」とか、挨拶でもしてから、質問してね。雑誌の質問コーナーにメールを打ってるつもりなのかな?はるか熊本でアクセスされているとは思いませんでした!
【 その返事 】
ご返事ありがとうございました。ご挨拶もなしの質問にお答えいただきましてありがとうございました。今後気をつけます。