企画編集:高松高校2年11組広報室

2003年7月26−27日



7月26日(土)朝10時30分、高松から高知に向かう高速道・立川(たつかわ)SAで1号車と2号車が合流。
前夜、午前2時まで高松の繁華街を騒がした疲れを微塵とも見せない面々であった。今回の登場人物、4年前と同様、写真左から吉川くん、小比賀くん、河合くん、綾田くん。

そして、しゅうちゃん=写真右



今回、小比賀くんが企画した主テーマは、「モネ」と「鮎」。
まず高知県立美術館(写真下左)を訪れて、「モネと印象派の画家たち〜パリ・マルモッタン美術館コレクションを中心に〜」を観覧する。観覧料=1200円。

    



さて4年ぶりに訪れた「一ノ瀬茶屋」に午後3時、到着。さっそくビールでくつろぐ面々であった。
水清く滔々と流れる伊尾木川。本日、梅雨開け!と好天気だが、残念なことに魚影薄し。鮎釣りは明朝勝負!ということにして今から「モネの庭」がある北川村へ行ってみよう。ここから車で20分ぐらいか。

   



印象派の画家、クロード・モネ。彼のフランス・ジヴェルニーの自宅の庭をモデルにしたのが、北川村「モネの庭」マルモッタン。「モネの絵の中を散策する」という謳い文句で多くの観光客を呼んでいるとのこと。観覧料300円。モネが好んで描いた「睡蓮の池」には、青い睡蓮の花が見事に咲いていた=写真下右

   


4年ぶりとなった一ノ瀬茶屋。宴席メニューは、バーベキュー、刺身、天ぷら、etc。ビールにワイン。開放感いっぱいの食事処だが、テーブルの下には蚊取り線香。虫も飛びこんでくる夏の夜、明日の釣りの話などワイワイと過ぎてゆく・・。

ところで肝心の鮎釣りの話だが、今年は大水が2回出て鮎が少なくなっていて、8月15日まではエサ釣りが禁止されているとのこと。オイラたちはエサ釣りの経験しかなく(前回参照)、友釣りなどできるわけがない。ここはひとつ小比賀師匠一人のみ入漁料を払って、われわれはちょっとだけ雰囲気を味わうことにしようと相成る。
宴会後、全員バッタンキューとなって“いびき合唱”となるが、しばらくして起き出し、懐中電灯持って川へ手長えびを探りに行く小比賀師匠と河合くんであった。



7月27日(日)朝食に、天然鮎の塩焼きが出る。これは地元の名人が前日釣ったもの。柔らかくておいしかったです。

さて朝食後、小比賀師匠が友釣りセッティング開始。
おとり鮎は、一尾400円だって!
その鮎を“生け簀ボート”みたいな容器の中に入れて、川の中に浮かしている。素人から見たらすべてが珍しい!

  


「どうも成果は期待できそうもないなぁ」と呟きつつ小比賀師匠が川に入る。狙ったところにおとり鮎を泳がせて持っていくのがポイント。なかなか難しそうだ。

それを眺めるボクたち・・・・。

   

上流方面には、「名人」とボクたちが名付けた釣り人がじっと竿の先を眺めている。彼は少なくとも、この厳しい条件の中で3尾釣ったところを目撃されている。


しゅうちゃんは、メガネのツルが壊れて不便このうえなし。魚影をはっきりと捉えることもできない。



そうこうしていると、友釣りの雰囲気を味わいたいと、竿をもつ希望者が続く。そして綾田くんがおとり鮎をいじり回していたら、とんでもないことに!  →→→→→→  なんと、鮎がかかったのであった!
ばらさないように小比賀師匠に竿をバトンタッチ、慎重に取り込む。
「やったやった!」「まさか本当に釣れるとは!」「前回の釣りのとき、“さいごっぺ”となった雪辱を見事に晴らしたね」いろいろな声が飛び交う中、喜色満点の綾田くんであった。

   



その後、小比賀師匠が懸命にチャレンジするも、一向に反応しない伊尾木川。
「こりゃ、あかんわ」小比賀師匠はあきらめが早い。
釣りを切り上げて、いまから馬路(うまじ)温泉まで足をのばし、其処で昼食。それから高知空港まで行けばちょうど良い時間かもしれん・・・

一足先に急用が入って高松へ帰る河合くんとお別れの写真撮影=下記2点。

  


こちらは、茶屋のご主人が我らを写したところ。

さて、われらが向かったのは、清流・安田川沿いにある馬路温泉。
安田川といえば鮎、鮎といえば安田川。清流めぐり「利きあゆ会」で2度グランプリ受賞という安田川の鮎の味には定評があるそうだ。

安田川にかかった橋の上で撮す。けっこう高いところに橋がかかっているので、橋の真ん中に進めないオイラ・・。
しゅうちゃんは、壊れたメガネのツルを胸ポケットにしまっていたが、ここでうっかりと落としてしまった。足下へすうっと落ちていくのを見てますます震えあがる高所恐怖症のしゅうちゃんであった。

  ホント、水がきれい!

この先には異次元の世界がある?
そんなことを想像させる怪しげなトンネルの前で、またまた怪しげなおっさんが2人・・・



 
やっと着いた山の中の馬路温泉。軽く昼食、ビールもいただきましょう。そして温泉!
含食塩、重曹泉。泉音14.8度、沸かし湯じゃね。
でも、なかなか結構なお湯です。

予定時間となり高知空港へ向かったが、のんびりといろいろ楽しみ方がある馬路温泉・・、今度またゆっくりと・・。
詳しくは「コミュニティセンターうまじ」のホームページを。

  お風呂はこんな感じ



お別れは高知空港で・・。
次回案を早くも考えているという小比賀くん、また楽しい企画をつくってください。ノー天気しゅうちゃんはまた飛行機で飛んでいきまっせ!(2003.8.17)



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