飛行機の窓から

 最近とくに北海道に飛行機で往復する機会が多くなっています。国内線ドットコムなどのインターネット予約をしますと、窓側通路側の指定が事前にできます。私は鉄道でもそうですが、すべて景色の見やすい窓際が好きです。しかし、たいていの場合、往路が昼間で復路は夜になりますし、離陸直後はなかなか落ち着かないので、撮影できるポイントは限られてきます。
 そういうチャンスで撮影した写真を並べておきました。

 2002年6月撮影。名古屋から女満別に向かう便。雌阿寒岳と阿寒湖が雲間から見えました。女満別へのアプローチは、阿寒上空を螺旋状に降下していきますので、天候さえよければ美しい景色を飽かず眺めることができます。
 2003年4月撮影。残雪が美しい白山と、すぐ右側に御母衣湖(みほろこ。巨大な御母衣ダムでできた人工湖)。この写真では見えないが、すこし左に九頭龍湖もあります。
 おなじく2003年4月撮影。まだ雪深い立山付近。すこし見にくいですが、中央ののっぺりしたところが美女平から室堂に至る道路が走っているところで、連休を目指して除雪が進んでいます。蛇行する溝状の道が見えます。右側の弧状の尾根が立山外輪山、写真の下側、つまり乗っている飛行機の真下あたりに黒部湖があります。中央すこし左の雪のない谷には立山砂防軌道が走っているはず。
 佐渡島。2003年4月。ちょっと視界が悪くなってきていますが、フットボールを二つに切って広げたような佐渡の独特の地形がよく分かります。このあと粟島も探しましたが、見ることはできませんでした。
 2002年2月撮影。新千歳から女満別に向かい、女満別に着陸する直前に見えた流氷。湾の向こうに知床半島が見えました。

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2003/04/26