アメリカのBSE騒ぎのために、牛丼がなくなるというニュース、昨日のテレビでは大騒ぎでした。「最後の一杯」などという画像をあちこちでやつていました。そりゃあその店では最後かもしれないけど、全国的にみたらどうなの、といいたい。つまり、テレビクルーの目先のところの最後の一杯を日本で最後みたいないいかたで放送するのは、テレビの傲慢でしょう。
それよりも、牛丼というものは、関西人間の私などはあまり縁がなく、そのうえもともと肉はそれほど好まず、あの脂っこさと味の濃さが好きではないので、ほとんど食べることがありませんでしたから、私個人的にはなんらの感慨もありません。安い、という点でそれなりに存在価値があることはわかりますが、その安さが今回のような危なっかしい基礎のうえにしか成り立たないというのも、なんだかいまの日本を象徴するような具合だとも思えます。
以前から「卵の安さ」とならんで「ファーストフードのダンピング」にはなにか怖さを感じていまして、それしか昼に食べられないなら昼食抜きでいいというのが私のスタンスです。ブロイラーの密飼いと人間がダブって見えたのは、私の考えすぎでしょうか。安く食事をすることがたいへん大切だとおっしゃるかたは、それでは喫茶店でコーヒーを飲んだりタバコを吸ったりすることはないのでしょうか。私はその二つともしませんから、280円の牛丼を食べるなら、500円のもうすこしバランスのとれた昼ご飯を食べたいです。
|