4月28日◆ドクハラ
医療
介護
電脳
電網
社会
趣味
自然
其他
 「ドクハラ」がブーム?なようです。「ドクター・ハラスメント」。医者の心ないひとことや態度で患者さんが傷つくという状況をいう、「セクシュアル・ハラスメント(セクハラ)」に続く「アカデミック・ハラスメント(アカハラ)」をへてできてきた言葉です。

 ドクターハラスメントについて、この雑談シリーズで真面目に取り上げる私ではなさそうだということを、ずっと読んでくださっているかたは想像されていると思いますが、まさにそのとおり。もちろん、患者さんを傷つけるような医者の言動がよくないのは当然ではありますが、私の今日の話は別のこと。

 私が理事をしている「ささえあい医療人権センターCOML」は医療に関する電話相談を受けていますが、最近、そこからネタをもらおうという安易なマスコミ、とくに一過性傾向の強いテレビ関係の取材がとても多いそうです。で、いまドクハラがらみのがブームなんだそう。それでなくとも忙しいスタッフに、ドクハラの例を紹介してくれだの、電話を録音させろだの、なんかネタないかだの。いろいろの局のいろいろの番組が入れかわり立ちかわり電話してくるのだそうです。通常業務がさしつかえるほどだそうで…。

 COMLのスタッフは「ドクハラは昔のほうが多かったはず」「テレビクルーの周辺にも必ずいるはず」「テレビで募ったほうがネタが集まる」と思っているに違いないのですが、COMLの姿勢としてはバカにして断るわけにいかず、丁重にご遠慮いただいている状況だそうですが、それにしても立て続けに電話がかかるらしい。それにしても「ドクハラ」って言葉はなかなかインパクトはあります。後追いの得意なクルーが乗りそうな響き。

 で、ドクハラ、ドクハラ、ドクハラと続く電話は、これはまさに「ゾクハラ」であります。

 んで、この話に限らず、厚かましく下品なテレビ取材を「テレハラ」といいます。そういうテレハラがあったとき、周囲ではずっこけてしまってみんなが言うんですね。「テレハラひれはれ」。
先頭へ末尾へ
4月19日◆週末渋滞
医療
介護
電脳
電網
社会
趣味
自然
其他
 大阪近郊はどこもそうなのかもしれませんが、土曜日の車の渋滞がひどいです。私の職場は阪急宝塚線の大きな駅の近くにあって、すぐ横を片側3車線の幹線県道が走っているのですが、この県道の混雑がひどい。

 近所の診療所のドクターにお渡しするものがあって、職場の軽四でぐるりと走ってきましたが、ふつうなら5分で戻ってこられる距離、なんと30分近くかかってしまいました。

 いったいなぜそんなに混むのかよく分かりませんが、ひとつ言えるのは運転に習熟していないドライバーがけっこう混じっているらしい点。要領が悪いというか…。そんななか、職場のすぐ前の交差点で単車と左折の乗用車の事故。そのうえ駅前にある大手の塾へのお迎えのママさんたちが、県道に二重駐車したりなさるからよけいにたいへん。ビーエムやベンツなんかもけっこうあって、まあイイトコの坊ちゃんお嬢ちゃんだからいろいろと心配なんでしょうけどね、でももう小学生なんだから…。

 そういうわけで、約30分、私も渋滞に参加してまいりました(「渋滞に巻き込まれた」という表現はよくないのだそうです。言われてみればもっともです)。

先頭へ末尾へ
4月11日◆引き際
医療
介護
電脳
電網
社会
趣味
自然
其他
 ここのところいろいろと考えさせる「引き際」を拝見しました。

 ひとつは、あるメーリングリストで、フレーム(ネットバトル)のすえに片方の当事者がいわば「捨てぜりふ」を残して退会してしまった件。掲示板(フォーラムだと電子会議室)でもこのようなシーンがしばしばありますが、掲示板系とすこし違うのは、メーリングリストだと退会した後は普通はまったくその後のやりとりは読めない点です。欠席裁判でボロクソに言われているのか、あるいは別の擁護者がでてきて議論(バトル)が続くのか、その当事者には分かりません。もし気の小さい私なら、ちょっと不安、という感じです。

 もうひとつは、十年以上にわたって勤務し、ひとつの部署の責任者であった人が、その上司との軋轢の歴史があったとはいえ、退職届を出した翌日にそのまま辞めてしまったというできごとがありました。私の勤務する医療法人でのことです。法人では
従業員が自己の都合により退職しようとする場合は30日以前に当該所属長を経て退職願を提出し理事長の承認あるまでは従来の職務を遂行しなければならない
と就業規則で定められていまして、これはたいていの企業でも当然のことではないかと思います。ましてや部署の「長」の立場であったかた。こういう辞めかたをすると、いろいろと混乱するだろうし、クライアントにたいへん迷惑がかかることは分かっているはずです。

 たとえ「我慢ならない上司」に対する憤懣があっても、これでは長年の業績に対する評価は吹き飛んでしまいます。もっとも、もし私がその上司のさらに上の立場であったら、その上司は処分の対象として検討することになるとは思います。しかしそれとこれとは別の話

 そして、もし私だったら、この辞めかただけは絶対にしないでしょう。

 今年のはじめごろ、懇意にしている現場の職員さんがやはり法人を退職しました。彼女は有給休暇の消化をすることもなく、退職を知って懇願されたつぎの職場への就職ギリギリまで仕事を続けていました。彼女も上司の対応に反発しての退職でしたが、この引き際の見事さを見たすぐあとだっただけに、いろいろと考えさせられたこの一週間。

 引き際、去り際、死に際などを考えるような年になってしもうたんですなあ(しみじみ)。
先頭へ末尾へ
4月8日◆寒冷前線
医療
介護
電脳
電網
社会
趣味
自然
其他
 朝ご飯を食べながらいつも見ている「おはよう朝日」の天気予報で、今日の午前中は寒冷前線を伴った低気圧が通過するので荒れ模様と言っていました。

 出勤のときからすこしパラついていた雨が、訪問診療にでるときには本降り。そして丘の上の一軒目の訪問先のお宅に着いたときには豪雨になっていました。その後もどんどん雨脚は強まり、大阪府の最北端の町(正確には北から二番目ですが)の訪問先への道路は山から流れ落ちる濁水で茶色く染まり、道路の横の川は一気に増水してきました。なんだか災害の予感さえするほどのすさまじさでした。今日に限ってデジカメを持ってきていないのが残念。

 訪問先でふと冷たさに右腕を見てみましたら、ジャケットの袖がずぶ濡れになってワイシャツにまで染みとおり、要するに右腕が直接濡れてしまっていたのです。もちろん足元はもう完全に水びたしでした。

 ここ数日のお花見日よりから一転しての春の嵐、訪問診療を終えて職場に帰って20分ほどで一気に回復して青空が出てきました。もっともいまは天気はよいけど激しく風が吹いています。これで今年のソメイヨシノは終わりになるかもしれません。

 西行法師の『ねがはくは花の下にて春しなんそのきさらぎの望月のころ』という歌がありますが、この季節になると遠足でサクラの下に敷いた布団に寝て「このままここで死ねたらいいなあ」としみじみおっしゃった難病の患者さん(故人)のことを思い出します。
先頭へ末尾へ
4月5日◆ソメイヨシノとユキヤナギ
医療
介護
電脳
電網
社会
趣味
自然

其他
雲雀丘山手一丁目 自宅の駐車場を出たま正面に大きなソメイヨシノが2本あります。かなりの古木のようで、枝を横切って電線が通っているのがすこし興ざめではありますが、しかしいまの季節は車の出入りのたびこごとに花見気分を満喫できます。

 そして、駐車場からみて左前にあるお宅の生け垣がこれまたみごとなユキヤナギなのです(右写真の左側)。ちょうどソメイヨシノが満開のころ、このユキヤナギも満開になります。先日は、なんとなく厚かましそうなおばはんが車を停めてこの生け垣のユキヤナギを何本も切っていきました。個人的にユキヤナギのお宅の奥さんをよく存じあげていますので、思わず「Mさーん、花ドロボーでっせー」と叫んでやろううかと思ったほど大胆(苦笑)。もっとも、そのおばはんが少々持ち帰っても見栄えにはまったく影響しないくらいのものではあります。

 2年すこし前にここに引っ越してきましたから、このソメイヨシノとユキヤナギのコラボレーションを見るのは3回目ということになりますが、何度見ても見飽きません。今日は春雨にユキヤナギが重く垂れて、これまた別の味わい。

 アラブでは毎日きな臭いし、アジアでは不気味な感染症に半パニックですが、いやはやとりあえず日本に生まれてよかったな、と。
先頭へ末尾へ
4月4日◆ライブ
医療
介護
電脳
電網
社会
趣味

自然
其他
新田佳子ライブ 元同僚の看護師さんが、いまのところ無名ながらプロのジャズシンガーになっておられます。病院での看護の仕事をしながら三宮や神戸を中心にライブ活動を続けておられて、これまで何度かお誘いをいただいていたのですが、平日のアフターファイブに神戸市までという距離が難しくていちども聴きにいっていませんでした。

 今夜は金曜日でもありますし、明日は別の用件で仕事を休みにしていることもあって、ようやく午後7時半からのライブを聴きにいくことができました。神戸ハーバーランドの「ハーバーサーカス」地下1階にあるライブハウス「SWEET BASIL 135 KOBE」です。

 週末のハーバーランドだというのに、このビルの地下は人が少なく、ちょっと寂しくもあり、あるいはいまの世間はこんなものなのかと変に納得するようなところもありましたが、30分の休憩を挟んで午後7時半から1時間づつの2ステージ、午後10時までゆっくりと楽しませてもらいました。なにしろシンガーになったことは知っていたものの、実際のステージを聴くのは初めてで、うーむこれがあの彼女かと感心もしました。当日のメンバーは、新田佳子(Vo) 小島ゆう子(P) 荻田和貴男(G) 川野裕哉(B) 川上隆幸(D)。

 看護の仕事を持ちながらのライブ活動ってたいへんだろうなと思ったものの、なによりも歌っているのがとても楽しいという雰囲気が伝わってきて、打ち込める好きなことを持っていなければと再認識した時間でした。

 ゆっくりできるのでライブがあればまた神戸に行きます。
先頭へ