eyemodule
5月            
eyemodule@wando

最明寺滝
5月20日/最明寺滝

 天気がいいのでひさしぶりに近場の里山歩きにでかけました。天気がよすぎてちょっと暑いくらいの、紫外線が強そうな初夏の昼。

 阪急宝塚線雲雀丘花屋敷駅から満願寺へ登り、最明寺川に沿った山道を下って山本駅まで、里山歩きとはいえわずか1時間あまりだけ。山本駅から近くのアイリスパークで植木やポットを物色。ここはけっこう値段が安い。

 その、最明寺川沿いに下る小規模の渓谷の途中に最明寺滝があります。写真はその滝と滝壷を写したもの。とはいえ、なにがなにやら分からないような映像になっています。左がわに斜めに白く見える線が滝で、岩壁に囲まれた滝壷は暗くて見えません。右端にある白っぽいものは小さな祠。

 滝壷のいちばん奥には不動明王が祀られていて、このときも一人の中年女性がじっと拝みつづけていました。その信者さん以外にも数名の男性。付近には「お篭もり」できる程度の生活用品を置いた小さな小屋もあり、ローカルな信仰の場のようです。その雰囲気が私にはかなり異様に思えました。

 阪急電車の駅から歩いて半時間もかからぬところ、そういえば私の生まれた八尾市や隣りの東大阪市域の高安山や生駒山の山腹にもこういう場所が点々とあります。

 この時代になっても、庶民の宗教は脈々と続いているようです。

go top go end go index
コメントは「湾処屋掲示板」へ


看護の日シンポジウム
5月12日/看護の日

 5月12日は「看護の日」。これはほかのいろいろな日のような「語呂合わせ」ではないそうで、なんでもフローレンス・ナイチンゲールさんの誕生日だとか。

 あまり知られていませんが、私の職場のある川西市には日本で唯一「ナイチンゲール像」があります。市の西の端にあたる丘陵地の上から、市街地を見守るように立っていまして、阪急宝塚線に乗ると川西能勢口駅を出て雲雀丘花屋敷駅までの間の右の車窓にほんの一瞬見ることができるはずです。

 旧知の看護婦さんがこの4月に市立病院の看護部長に就任し、そのいろいろな実行力を知った川西市長じきじきのお声がかりらしい経緯で、今年は市立病院と市が主催して看護の日のシンポジウムが開かれました。私の職場の婦長もシンポジストとして出席することになり、土曜日の午後からのこのイベントを見にいきました。

 一般向けのシンポジウムだったものの、準備期間がとても短くて、一般市民よりも看護婦さんたちの姿が目立ったのがちょっと残念でしたが、同じ街で働く専門職が所属を越えて連携するのが悪いわけはありません。これからも毎年続けて開催し、さすがナイチンゲール像のある街だと全国から注目を集められるくらいになればいいのにと、主催者でない私、エールにみせて好き勝手な希望をいっておいたのでした。

go top go end go index
コメントは「湾処屋掲示板」へ


能勢電山下駅薄暮
5月11日/ローカル線

 関わっている特定非営利活動法人の理事会に出て7時まえに帰途につき、最寄の能勢電鉄山下駅のホームで電車を待っていますと、大阪方向からの電車が反対側のホームに到着しました。

 能勢電鉄の沿線といえば、「日生エキスプレス」という梅田との直通特急が運転されているほど、大阪のベッドタウンとしての急激な発展をした地域です。イメージとしては電鉄内の電車もけっこう混雑して走っているのではないかと思っていたのですが、意外にもなんとなく閑散としています。山下の駅の周辺にも宅地はたくさんあるものの、大規模なニュータウンはありませんから、そのせいで乗降客も多くないのかもしれません。

 冬だと理事会がすんでの帰途はもう真っ暗になっていて、この「閑散さに似合わない立派な高架駅」に吹きつける季節風がとてもつらいのですが、あまり人出が好きでない私としては、この時期のこの駅の風情はなかなか好きです。

 妙見口行きの4輌編成のこの電車が出たあとすぐ、日生中央行きの2輌編成のローカルがトコトコと西日に向かって走っていきました。

go top go end go index
コメントは「湾処屋掲示板」へ


北摂の月
5月9日/朧ってない月

 あぁあ、今年のゴールデンウイークも終わってしもうて、けっきょくこれゆうて思い出に残るようなこともせえへんかったなー、それなりに身軽になってんのに、もうちょっといろいろしといたらよかったなー。

 しやけど今のワシがその気になってウロウロしたら、きっと物欲物欲してお金を使うてしまうやろなぁ。それが証拠に4月に京都に行ったときにもちょっとした衝動買いしてしもたもんなぁ。連休前半で綾部の白雲窯さんに遊びにいったら、いつになくたくさんの食器を買ってしもたし。

 なんでかはすぐには思いあたらんけど、いまなんとなくハイになっとるから危ない危ない。手にとった物欲マガジン(カタログみたいな市販雑誌)をつい食い入る自分の頭を冷やそうとベランダに出たら、いやはや今夜は春のわりには朧になっていないとってもきれいな月でした。

go top go end go index
コメントは「湾処屋掲示板」へ


2日/ホームレス・ドック

 所用があって大阪の難波に行ったときのことでした。

 難波高島屋前の大きなスクランブル交差点を信号を一瞬守りつつ、車が途切れたタイミングを見計らって横断する、見た目には老犬らしき一匹。ひさしぶりの本格的な雨のなか、濡れた尻尾が垂れてなんとなくショボくれた感じのヤツでした。ちょうど私の行く方角と同じように歩いていて、あわてて eyemoduleをセットして撮ったのがこの一枚。

 見た目だけで決めつけてはいけないのでしょうが、この子はきっとホームレス・ドック。単なる野良犬とはとても思えません。難波ですから、それなりにいろいろな人通りの多い場所ですが、そういう人にはまったく興味も恐怖も示していないふう。これはもうある種の達人というか達犬というか、そうとしか思えない風格。

 1時間あまりの所用のあと、難波シティのあたりにさしかかったら、くだんの犬くん、難波シティの建物の中にまさにフラリと入ろうとしているところ。ちょうど守衛さんが通りかかって、きっと追い出されると思いきや、守衛さんはチラッと一瞥するだけでフリーパス。ううむ、この犬くん、難波あたりではそれなりに知られた存在かと愚考した次第。

go top go index
コメントは「湾処屋掲示板」へ


eyemodule@wando