梅田新道から西天満あたりのビジネス街は車も少なくすでにもう正月モードの静けさ。いつもこの程度の車の量だったらさぞ空気もきれいだろうという状況でした。
すこし東へ行って天神橋筋商店街の南の端のほうを歩くと、あと10時間ほどすると始まる天神さんへの初詣の用意が整っていました。屋台が並んで仕込みが始まっています。
その後、大阪駅前ビル地下のパソコンショップに行きましたが、ここもなんとなくガランとしています。梅田の西側にできた超巨大パソコンショップの影響かもしれませんが、駅前ビルそのものの通行人の数も少ないようです。そして阪急梅田駅にある紀伊國屋もいつもの混雑がウソのように空いていました。
最後に、パートナーに頼まれた食品を買うために阪急百貨店の地下食品売場に足を踏み入れたところ、ここはもう地獄のような混雑。いつもかなり混雑する売場ではありますが、今日はまた桁違いに人が多い。なんとかウドンは買えたものの、肉売場には近づきさえできず。気分が悪くなってきてウドンだけで退散してきたのでありました。
でまた、帰りの阪急電車の急行はガラガラ。
さすがの大晦日。
(2000/12/31)
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そしてこの「阪急そば」では、ほぼいつも「きつねうどん」\280を食べることにしています。よほど空腹のときはこれにおにぎり2ケをつけ、夏の暑いときは「ざるそば」\400になります。このきつねうどんが、ま、安物といったらお店に叱られそうですが、いわゆるB級グルメとして気にいっています。
大阪にはブランドもののきつねうどんがたくさんあり、また瀬戸大橋を渡れば讃岐のうまいいどんもあるのですが、それらはそれらとして、こういうB級きつねうどんの味は一種独特のものがあってとても郷愁をさそいます。
子どものころに父に連れられて入った下町のうどん屋さんの味であり、中学校から大学までの学食の\100以下で食べていたきつねうどんであり、研修医の時代の重症当直での空腹をまぎらわせた、国道筋で深夜営業しているバス食堂での味だったりします。これは絶対に「きつねうどん」であって、「てんぷらうどん」や「つきみうどん」ではありません、はい。
ところで、今朝も7時半すぎに阪急そば石橋店のカウンターでアツアツの「きつねうどん」をすすっていましたら、すぐあとに店に入ってきた体格のいいセーネンの注文、なんと「きつねそば大盛り(*1)」と「木の葉どんぶり」。平和にきつねうどんを食べて今日一日の活力補給中だったのに、思わずのけぞってしまいました。大食い選手権か、ここは(笑)。
(*1)「きつね」と「たぬき」の呼びかたについて、かつて大阪ではきちっとしたものがありました。「たぬき」は「きつねうどん」のうどんがそばに変わっただけのもの。また地区によっては「たぬき」の場合「きつね」のような味つきの大きなウスアゲではなく、ほとんど下味のついていないウスアゲを刻んだものが入っていました。今でいう「きざみそば」。関東でいう「たぬき」のように揚げ玉が入れられたものは、大阪ではみかけませんでした。そもそも揚げ玉はオマケとして小鉢に盛って無料のトッピングにしているところさえあります。でも最近はこの阪急そばのメニュー表示のように「きつねそば」と呼ぶことが増えています。邪道だ。
(2000/12/21)
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毎年思うことですが、年末と年度末に車がとくに混むこと、私のように医療業界だけにどっぷり浸かって歳をとってきた者にはよく理解できません。もちろん、年末年始のぶんの物資輸送を前倒ししておかなければならないのだろうかという程度のことは想像しますが、でも普通の乗用車の走る理由はよく分かりません。
公共交通機関の乏しい地域ならともかく、電車バスが発達している都市部では、たいした荷物がない場合には、渋滞のなかをイラつき運転のストレスを貯めながら走るより、そういうものを使って移動したほうが効率的だと思うのはシロウトでしょうか(もっとも、バスはダメかな――みんなが個人使用の乗用車をやめれば改善するかもしれないが)。
料金所の渋滞の緩和のために、車に取り付けた機器と料金所が交信して自動的に料金を引き落とすというシステム(ETC)が実験段階に入っているようで、これによって時間帯や日にちで料金の割増や割引ができるようになるという話があります。なんらかのフィルターで交通量を減らすことができるようになれば、もうすこし環境がよくなるかもしれません。
自分が車で走るのに混んでいて腹がたつのではなく、片道3車線の県道の渋滞で駅から歩くのに排気ガスで気分が悪くなったり、乗っているバスが渋滞に巻き込まれてとんでもなく遅れたりすることで言っていますので為念。
(2000/12/18)
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お墓は、直接は見通せないものの、父がずっと住んでいた家から直線距離にして4キロほどの山の中にあります。お墓の前の階段をちょっと上がって尾根筋に出ると家が眼下に見下ろせます。
今日、大阪は朝から冷たい雨が降っていましたが、納骨の法要をしてから10日ほどたちますし「コラおまえらワシをほったらかしかぃ」と言われそうだったので、ま、初めての墓参に四天王寺高安山霊園まで出向いてきました。かなり大きな霊園なので、休日にはけっこう多くのかたが参りにこられるのですが、今日はさすがに少なかったようです。
家を見下ろす尾根筋に登っても、家はかろうじて見えるものの、納骨のときには見えていた大和川や大阪湾は霞んでしまっていました。奈良盆地のほうは中途半端な雲海のような景色でした。
お墓参りに通わなければならないことになったのだなあと、氷雨のなかであらためて実感した師走最初の日曜日でした。
(2000/12/04)
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