聴くのをやめたのには2つ理由があります。ひとつが車通勤をやめたこと。私の最後の自家用車であったシトロエンには無線機が2台載っていて、3つの周波数でアマチュア無線を楽しんでいました。うち1台を改造してエアバンドも聴こえるようにしていまして、走行中はずっと主として大阪空港のタワーを聴いていたわけです。車を売ってしまって電車バス通勤になりましたので、移動中に聴くことができなくなりました。大きな受信機はありましたので、ごくたまに電源を入れてはいました。
もうひとつの理由は、関西空港ができて国際線がすべて大阪空港からなくなったこと。地理的な理由で、私の生活圏では関西空港の電波はほとんど聴くことができません。関西空港開業直後の大阪空港は、ほんとにポッカリと穴が開いたように寂しくなっていました(安全のためにはそのほうがいいのでしょうが…)。午後9時の門限ぎりぎりに到着するキャセイ・パシフィック機が、大阪アプローチから大阪タワーへと周波数をチェンジするのを、今夜は間に合うかと思いつつ、追っかけなどしていたのが懐かしい思い出です。
しかし、その後、大阪空港では、国際線が抜けた枠を国内線がどんどん埋めていき、航空会社もいろいろとできてきて賑やかになりました。関西空港が伸び悩んでいるのと対照的に、一時はあれほど空いていた駐車場も最近はかなり混雑しています。やはり交通機関は都市から近くなくてはならない典型的な例。
日本橋の昔なじみの無線機屋さんでICR2という超小型受信機を購入して、内ポケットに入れてイヤホンで聴きながら移動しています。ジャネックスやスカイマークなどの新しいコールサインもわくわくしますし、先日らい近隣自治体の抗議を受けながらも米軍の小型ジェット旅客機が飛んできたりしています。大阪空港ではエプロンの屋上に出られるようになって、ケロシンの匂いに包まれながら目の前で機体を見ることができます。楽しい。
そしてなにより5年前にはほとんどなかった女性の声。空港の管制塔や航空路管制をしている東京コントロールでしばしば女性管制官の声が聞こえますし、そのうえさらに女性副操縦士も増えています(機長はまだだとのこと)。女性同士の交信で出発していく便も珍しくない。うーん、ここでも女性が元気だ。
この百貨店の地下食料品売り場は、大阪でも一、二を争う規模で、品揃えもすごいし、値段もそこそこ。それで、電車に乗る前につい立ち寄ってしまうのです。
地下街がわから入って、お酒の売り場を通り抜けますといきなり鮮魚の売り場が広がります。無類の魚好きの私には、この場所がたまりません。しかし、いついってもこの地下の売り場は客であふれかえっていまして、ゆっくりと品定めをしたり、いろいろな売り場を見てまわるような状況ではありません。客も店員さんも殺気だっています。
ですから、つい立ち寄ってはみたものの、どうしても欲しいものを買うとソソクサと逃げるように離れることになります。いつか空いたときにゆっくりと見てまわりたいものだと思いながら、しかしそんなことがあったらどれだけ買い物をしてしまうかわからないという恐怖もあります。
百貨店の売り上げが思わしくないといわれていますが、少なくとも地下食料品売り場に関してはそんなことが嘘のような賑わいで、世間の不況もほんまかいなというあんばい。
ううむ。
今日、修理の見積もりの連絡があって、6万9千円くらいかかるといわれたとのこと。えーーーっ、その機械、中古で買っても2万円くらいじゃないかというものです。1万円くらいなら修理して使いつづけさせようと思っていたのですが、7万円近くではちょっと躊躇してしまいました。
もちろん7万円では買えませんが、もうこれなら新しいノートパソコンを買って、すこし援助してあげるほうが正解のようです。
それにしても、7万円とは、なんとなく足元見られてるような気がしないでもありません。その機械は返してもらうようにいいました。私がもういちど調べてみる。まだまだ家庭のサーバーなどには使えそうなので…。
熱い季節にはとてもそこまで長湯はできませんが、秋口からゆったりと湯船に浸かりながら、湿気てもいいような本や雑誌を読む。湿気てもいい、というのは、本好きの私にはちょっとつらいところでもありますが、文庫本や新書、月刊誌あたりに「ごめん」といいつつ読ませてもらっています。
いちばん愛読しているのが、月刊「旅」。狭く窓の小さなわが家の風呂の中で、せめて雑誌のグラビアできれいな露天風呂、過疎の山のなかのバス旅、豪華寝台特急の個室などに思いをはせる。鳴呼、よおく考えてみるとちょっと侘しいもんですが。
つぎに住む家の風呂は、できればもうすこし明るいところにしたいものです。
すっかり現実に戻してくださるように「介護認定審査会」の資料が送られてきましたし、主治医意見書作成依頼がドカッと届きました。在宅のターミナルケアの訪問診療がいきなり2件入りました。再来週に講演が迫り、例によってまだ原稿が完成していません。読みたい本がたくさん目について、自宅と職場の積ん読がどんどん増えつづけてます。もうすぐ5年目の自動車運転免許証の更新の期限がきますが、油断すると忘れそうです。ほぼ年に一度ある、職場に対する県の実地指導が今月中にあります。
こんな生活、いつまで続くのでしょうね。鳴呼。
路線バスにはいわゆる「ハイブリッドバス」、ディーゼルと電気駆動の両方をもった車がけっこう導入されていますが、待ち合わせのためエンジンをかけたまま路肩駐車している無神経なジャリトラや、必要もないのディーゼルエンジンのに大きなRVで通勤している人たちの前ではまさにナシのツブテです。
そして、ようやく県道から離れて少し空気がましになってきたと思ったら、歩行喫煙のおぢさんたちの列。これまた不快このうえなし。
深呼吸をしても気管支が刺激されないような空気のところで住んで仕事をしたいものであります。
電車で通勤しているにしても、私より山の中に通勤するために車ででかけるパートナーに同乗して出勤するにしても、かならずこの川を渡ることになります。前の住まいは、今の家よりさらに東の箕面市だったので、私はかれこれ15年ほど猪名川を朝晩渡っていることになります。
冬が近づきますと、この川にたくさんのカモが渡ってきます。いや、きました、というのが正確かもしれません。おそらくずっと昔からこの川はカモの渡ってくる場所だったのでしょう。すぐ近くの川西市に「加茂」という地名があり、加茂神社があります。遺跡もありますが、ひょっとしたら人間よりカモのほうが昔から居ついていたかもしれません。
その猪名川に、この冬、なぜかカモの姿がなかなか見えませんでした。川が急に汚くなったということもありませんし、近くの大阪空港の離発着が増えたわけでもありません。だから、私には逆に不気味でした。なぜ急にカモの飛来が減ったのか。私らには気づかない何かの異変があるのか…。
今朝、呉服橋からちょっとまとまった数のカモが川で遊んでいるのが見えました。今冬はじめてです。ちょっとほっとしました。春先まで定住してくれるのかどうかわかりませんが、なんとなくすこし安心した新年です。まさか、かれらもY2Kを警戒していたとは思えませんけど…。
今年は、たまたまパートナーの仕事が大晦日の泊まりで終わり、元旦午後以降はまったくフリーになりました。職場からの電話連絡はたびたびあるものの、時間的にはそれなりにのんびりしたものにできました。
元旦はゴロゴロと過ごし、二日はちょっとした買い物と大阪天満の天神さんに初詣で。天神さんは、意外にも正月中なら車ででかけても駐車しやすいのがいい。周辺がビジネス街なので、ほんの5分も歩くつもりなら、どこにでも駐車できます。もっとも、天神さん自体はとうぜん大混雑、お参りをしてお札を交換してそそくさと離れるのが慣れた者のお参りのしかたであります。
三日はゆっくりと朝寝をしてのんびりと朝昼兼用食。だらだらとまた出かけて、渋滞する車を横目に買い物というか散歩というか。もてあますようなこの時間の使いかたは、私が思いえがく「お正月らしさ」なのでした。そして、夕食をとりながら、借りてきたビデオ「鉄道員(ぽっぽや)」を見てああ涙(何を隠そう私は健さんのファンなのです)。