世紀末・わんど覚え帳/11月下半期




絵葉書仕立/函館・撮影名所・八幡坂/19991011

11月30日(火)/忘年会

 昨夜は今年はじめての忘年会だった。気の早いことだが、ま、要するに、飲み会の名目が欲しい、ということもあるだろう。

 今日、新たな忘年会の予定が入って、これで昨夜のを除いてもすでに5件。職場の各部署のがこれから決まるだろうし、いろいろと関わっているグループなどからのお呼びもでてくるだろう。

 嫌いではないのが困るわけだが、足が痛く(*1)ならぬよう、それなりの節制が求められている(←とは人ごとみたいだ)。

    (*1)私は痛風持ちだから、アルコールと高プリン体食事で発作がでる
    危険性があるのだ。
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11月29日(月)/マーフィの法則?

 いっときたいへん流行した「マーフィの法則」(アスキー出版)に、たしか「失敗する可能性のあるものは、失敗する」というのがあったように記憶している。

 依頼されて市内で講演するさい、医師会の液晶プロジェクターを借りてプレゼンテーションをすねことにしていて、しかしはじめて使うプロジェクターなので、講演の1時間近く前から準備と練習をし、うまく使えることをしっかり確認して本番に臨んだ。

 講演を始めてしばらくしてから、画面がいきなり赤っぽくなってしまった。しゃべりをちょっと中断して調整してみたが、どうも緑色の光が出ていないようだ。いろいろやったがダメなので、しかたなくそのまま続けた。オウディエンスは見づらかったと思う。

 で、あとになって考えてみると、ディスプレイケーブルのコネクターの接触不良かなにかだったのではないかと思いついたのだった。

 想定外のできごと、って、かくも簡単に起こるものなのである。

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11月28日(日)/日が短い

 ひさしぶりに予定のない日曜日で、ちょっと曇りがちなこともあって朝が暗く、珍しく9時すぎまで眠ることができた。

 起きだして顔を洗い、メダカの鉢に水をすこし入れ替え、植木に水遣りをしたあと、残りご飯で焼き飯を作って食べた。新聞を読んでネット巡回をしていたら、もう昼である。

 午後からは、明日つかうプレゼンテーションの見直しと原稿の再チェックに熱中していた。日本酒がないので買いにいかねばと思いつつ、ふと気がつくと外はもう暗くなっている。そしてけっこう寒い。パートナーは夜勤にでかけた。

 腹が減ったのでどこかへ食べに行こうかなとも思うが、バスに乗って出かけるのがなんとなくおっくう。近くに最近できた割烹も考えるが、こんな空腹でいくと高くつきそう。けっきょく宅配ピザのいちばん小さなのを頼む午後7時。外は真っ暗。

 日が短くなって、一日が早い。ああ、貴重な日曜日だったのに。

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11月27日(土)/フリータイム?

 ひさしぶりにスケジュールなく、突発的なできごとも、突然の来客も皆無の一日であった。朝8時前から午後7時ごろまで、まったく自分のペースで、邪魔されることなく、さくさくと仕事をすることができた。

 こういう日はほんとにイラつくことがなくて、つまり血圧はおそらく平常で、顔はひきつったりすることなく、夜に酒量がむやみに増えることもない。

 まして明日は休み。もっとも週明けの午前に今月最後の講演が残っていて、プレゼンテーションのためのPowerPoint仕事は残っている。しかしまあこの仕事は半分楽しみながらである、と。

 いやー、しかし1999年もあと一月か。

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11月26日(金)/短期記憶

 出先で昨日の「わんど覚え帳」を書いていないのではないかと指摘された。

 そういえば、昨日は何を書いたのだったか、にわかには思い出せない。ふと、ほんとに書き忘れたのではないかと、その場では確信した。昨夜は頼まれたプレゼンテーション作りにけっこう時間をとっていたからなあ、ついうっかり書き忘れたか、と。

 で、ずっとひっかかりつつ、いや、ぜったい書いたはずだと考えつ帰宅して、改めてツリーを見てみると、やはりそのプレゼンテーション作りのことを書いてあるではないか。

 それにしても、あまりに毎日のことになってしまって、記憶にとどめていないようになってしまっていたようだ。それとも「短期記憶」の障害か ^^;

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11月25日(木)/電脳技術

 母体病院の看護婦さんたちから、院内発表のプレゼンテーションの相談を受けた。明後日発表なのに、カラーのスライドかOHPを作りたいのだという。

 夕刻になっていたので、ともかく原稿をスキャナーで読み込んだ。なんとか電子データにしたのだ。近くの店でインクジェット用のOHPペーパーを購入、これはけっこう高価なものである。自宅でデータを加工してとりあえず形を整えることができた。

 技術というほどのこともないのだが、でも電脳でなんとかするという着想がなければどうしようもない場面である。滑り込みで体裁を保てそうなのだった。

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11月24日(水)/いい紅葉が見えない

 昨日は北摂の山間部や裏六甲あたりを走ってみた。美しい紅葉が見れないかなと思ってである。

 今日は能勢方面の訪問診療があり、能勢・豊能方面を走ってきたが、やはりいい紅葉はなかった。

 今年は(も、か)秋が遅くて、いつまでも暑さが続いたため、紅葉がいまひとつという予測がされていた。もちろんタイミングを逃している可能性はあるが、それでも毎年すこしは「いい」紅葉をちょっとは見てきたはず。うーむ、人生の五十分の一の秋を逃したか。

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11月23日(火)/明日の夜はおとなしくしよ

 昨晩、「明日の夜はおとなしくしよ」と思ったその今夜である。  ところが、テレビ大阪系で19時から「思い出の青春フォーク全50曲」なんて番組をするもんだから、ついつい調子にのってまたまたヒートアップしてしもうたのである。

 おっさんのノスタルジイといわれてもいい。ちょうど、先日ひさしぶりに飲んだ同窓生から、彼ら夫婦が夏に実行した記念全国鉄道乗り歩き旅行の行程表がメールで送られてきて、気分はずっと1970年。陽水とたくろうとS&GのCDをかければもうとどまるところを知らず。

 うむ。

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11月22日(月)/飲み過ぎやな

 昨日、家のすぐ近くに知り合いの若者が店を出した。板前修業をして満を持しての開店。遅くに顔をだして数品を賞味、地酒をたらふく飲んできた。昨日の日記にも書いたように、夕刻にビールを飲んだあと、いったん帰宅して風呂に入ったあとのことである。

 そして、今夜はずっと以前からの予定での割烹での食事。もちろん酒あり。丹波の地酒「小鼓」の生吟醸である。

 いくら明日が勤労感謝の日とはいえ、ちと飲みすぎやな、と自分でも思うのであった。

 明日の夜はおとなしくしよ。

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11月21日(月)/本とCDとネクタイと

 まる一日、以前から関係しているあるプロジェクトの打ち合わせで缶詰になったあと、そのメンバーでビールを一杯やってきた。

 はじめたのが早かったので、解散して梅田に着いたらまだ午後7時すぎ。どうせ帰っても一人だし、ひさしぶりに旭屋書店でゆっくり本を物色して何冊か購入。ふらりふらりと梅田地下街(ホワイティうめだ)を歩き、ふと目についた店で気になっていた曲のマキシシングルCDを買う。花花の「あ〜よかった」って知ってる人はいるだろか。

 年に4回ほどやっているネクタイの安売りに出会って、ちょっとシック目のやつとイヌさん柄のカジュアル系の2本をついつい買ってしまう。抽選券をもらってくじ引きしたら、スカ2本でチョコレートバー1本。なんだかせこい。

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11月20日(土)/優婆塞

 優婆塞(在俗の男子の仏教信者―広辞苑)役小角(えんのおづぬ)あるいは役行者(えんのぎょうじゃ)、神変大菩薩。

 旅行や地理、地図が好きで、とくに近畿地方の山間部などをうろついていると、あちこちのスポットでこの役行者のカゲがつきまとう。少年時代から親しんでいた小松左京さんの小説にもしばしば登場する。なんだかスーパーマンのようなあこがれを持っていたものである。

 大阪市立美術館に『特別展・役行者と修験道の世界/山岳信仰の秘宝』を見にいってきた。私の能力では展示物のことを書くことはとてもできないので、機会があるかたはぜひいちどでかけていただきたい。12月5日まで。

 疲れた、というのも正直なところ。それくらい密度の濃い展示物であった。 go top go end

11月19日(金)/Will

 何ヶ月か前、新聞の経済面で「Will」というブランドのことを読んだ。

 異業種で統一したブランドを使って、いろいろな新しい商品を作ろうというプロジェクト。先日、そのブランドのパソコンを見た。iMacや e-oneなど、特徴のあるデザインの流れのような独特の美しさがあった。

 さきほどテレビで「WillBeer」なるビールのコマーシャルを見た。見たところなかなかおしゃれで美味そうにみえた。メーカー名はまったく出ていない。要するに「Will」が会社名のようなもののようだ。

 まもなく「Will」があふれかえることになるのだろうか ^^;

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11月18日(木)/メモリーの値段

 32MBのコンパクトフラッシュカードを買った。約1万円。

 数年前に10MBのフラッシュカードを買ったとき、えいやっと5万円ほど出した記憶がある。

 複雑な気持ちである。

 5万円で買ったカードは、日々のバックアップに現役だが、増大するファイル容量に追随しづらくなっている。それで32MBを買ったわけである。もっとも、ハードディスクはいまや数十GBの世界。メモリーバブルはどこまでいくのやら。

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11月17日(水)/時間がない

 前にも書いたが、ぎりぎりまで仕事をしださない。

 明日(正確には今日だな)18日にしゃべることになっている講演原稿が、いまこの時間のすこし前にようやく書き上げることができた。

 今夜は日記を考えて書いているバヤイではないのだ。

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11月16日(火)/経費節減

 ロケットの打ち上げに失敗したらしい。自爆できたかどうかもよく分からないというのだが、太平洋の島の人から見たら、これはほとんどテポドン状態ではないのだろうか。日本がロケットの打ち上げに失敗したのか、ミサイルを公海に向けて発射したのか分からんといわれるかもしれぬ。

 それはともかく、今回もまた経費節減の文字を見た。経費節減と手抜きとは同意語ではないはずなのだが、同じ意味にとったところでは必ず事故が起きるという結末になるのかもしれない。

 新幹線ではコンクリが飛び交い、茨城県ではウランのバケツリレーで臨海、じゃない臨界を作り出す。神奈川県では毎日のように警察の偉いさんが頭を下げる(これはちょっと別の話か)。

 医療機関はもうだいぶ前から経費節減が大命題になっていて、そのせいもあってか、こちらでもいろいろと事件事故が続いている。心が荒むような経費節減は、節約とか合理化とは言わない。単なるケチである。

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