よけいなことをしたせいで仕事が残り、退勤のタイムカードを押したのはもう7時を回っていた。喉が渇いていた。アルコールに飢えていた。パートナーは夜勤なので、帰宅してもひとりで食事しなければならないという弱みが、つい足を馴染みの居酒屋さんに向けさせたのである。職場から歩いて3分ほどのいい酒が置いてあって肴も旨い店である。
「お、今日はお一人ですか」という亭主の声にかぶせるように、ともかくビールビールなまちゅうぅぅ、と叫んでいた。
ずっとこういうことをしてはクセになると思って辛抱していたのだが、とうとうやってしまった。クセにならなければいいのだが(まるで人ごと)。
私の職場の建物は南北に長く、事務部門などが西側にあるので、午後からはとても暑いのである。それだけではなく、高齢者や脳血管障害の後遺症のかたは体温の調節が不調になっていることが多くて、急に気温があがると体温も高くなることがある。
それでさすがに今日は午後3時前から冷房運転ができるようにセットせざるをえなかったのである。私はかなりの暑がりなので、それは嬉しい。しかし経営を考えるとむやみに空調を多用することは望ましくないわけだ。
これだけ好天が続いていると埃っぽくて窓を開け放つこともままならないので、数ヶ月はしかたがないのだろう。市街地の便利さと引き換えなのである。
市が主催する会議の年に一度の懇親会があって、昨年に引き続き参加してきた。市内の料理屋さんでの宴会で、食べ物はまずまずおいしくいただいてきた。いつものように私はアルコールはビールだけをいただいて、二次会にもちょっとだけ顔を出してうまく抜けて帰ったのである。
宴会のあといつもつらいのは、服や頭髪にタバコの煙の臭い。今夜も帰宅の電車の中ですでに感じていたのだが、帰宅して風呂に入ろうとしたら、下着にも臭いがこびりついている。
おミズのおねえさん(だけではないのだが)の「匂い」も困るが、喫煙者がなにも感じておられないらしい「タバコの煙の臭い」というのも、これはこれでえげつないものだ、ほんま。
昨日の発泡酒は、仕事を終えて深夜にマンションに着いてからのことなのであった。
で、今日は「南紀熊野体験博」につられて中辺路町まで出かけてきた。いわゆる「熊野古道」である。以前にこの方面にきたときの印象と違って国道の整備が進み、中辺路はもう辺境ではなくなっていた。いいか悪いかはともかく、気軽に熊野の深い懐まででかけることができるのは、時間のない私にはありがたいと思う。
それで、収穫がひとつ。梅ワイン「SUPER KINOKUNI」。梅酒を発酵させて造るというこのワイン、たいへんさっぱりして梅酒の(私のような酒飲みには堪えがたい)甘みが消え、硬派の口当たりになっています。値段も安くてたいへん気にいりましたが、おそらく当地でしか入手できないようです。私自身の覚えのためにも醸造元を記録しておきます。
和歌山県西牟婁郡中辺路町小皆560 木の国酒造(株)0739-64-1310
いやはや、毎日酒の話題ばかり、申し訳ない。
よく診てみると「発泡酒」とあるではないか。うーん。こだわりのビール飲み人としてまことに恥ずかしいものを飲んでしまった。
それにしてもなんともいえぬ甘みというかなんというか、これはちょっと私の飲むものではないと思ったのだった。いやこれは偏見かもしれないかなあ。
で、昨日の梅田行きは、手軽に持ち歩けるカメラを買いにというわけであった。で、いま買うならやはり APSやね、ということで、ではなるべく小さくてそれなりに機能の豊富で安いもの、と歩き回ったのであった。
それにしても、技術の進歩はすごい。たかだか 100枚入りの名刺の箱くらいのサイズでズームレンズ。そして何よりも、それが定価の半額だということ。
またしばらく遊べそうである。
気温が高いので、街のひとびとはもう夏の装いである。私自身、下着のシャツなしでカッター一枚にジーンズという軽装で盛り場をうろついていた。
ところで、10年あまり前にタバコをやめてから、私は匂いにたいへん敏感になっている。タバコの臭いはかなり遠くでも分かるし、おいしそうな匂いや花やハーブの香りもよく感じる。つまり、これは善し悪しである。
今日の梅田歩きで、辟易したのが女性の香料。ご自身はよかれと思っていらっしゃるのだろうし、ひょっとしたら上等のブランドものなのかもしれないが、ああいうものはかすかに感じられるのがいいので、地下街の雑踏やけっこう混んでいる電車の中でプンプン匂うような使いかたでは、ほんとに品が感じられないのである。
ま、都会のいろいろな匂いの混ざった中で自己主張しようとするとそうなるのかもしれないが、ひょっとしたら鼻がお悪いのかなとも思ってしまう。それとも喫煙なさるのだろうか。いずれにしてもお近づきにはなりたくないものだ(あちらが近づいてくれないか)。
は? 私の匂いですか? そりゃあ、おっさんくさい、に決まってまんがな :-)
go top go end
これはいったいなんなんだと思っているうちに、その正面側に建物とは不釣り合いなタイル装飾が施され、前の荒れ地が舗装され、汚れた金網の柵が取り払われてしゃれた木の柵に替えられる。
そのうち、室内も小ぎれいにレイアウトされて、正面に切り抜き看板。ふうむ、近くで間もなく着工されるマンションのモデルルーム兼相談事務所なのであった。
しかし、どう考えても、いかにプレハブとはいえ、エクステリア/インテリアにこれだけ凝れば、一千万くらいはかかっているのではないだろうか。マンションが全50戸として一軒あたり20万円。けっこう大きい(と私は思う)。
作りはじめから見ていると、こんなバラック建てで表面だけ飾りたてて、それで商売できるなんて、などと憎そいことをつい考えてしまうのであった。
昼間にすこし外出する用件があった。1時間ほど出かけて帰ってきたら、喉がからからになってしまっていた。事務所の冷蔵庫を開けるとビールが目に入った。真っ昼間から思わず飲みたくなってしまったのだった。
それから帰宅して飲むまでの時間の長かったこと。ようやくビールを飲んでほっとした今。
新聞やテレビニュースでもサラリーマンのみなさんの「だるさ」が話題になっているが、こういう気分になるくらいなら、べつに海外旅行にいくわけでもないのだから、やはり仕事をしていたほうが疲れないのかもしれない。
こんなことを言うと休みをとれなかったかたには申し訳ないとは思うのだが…。
さ、つぎの祝日は秋か。いや、海の日とかいうのがあったかな。
で、ふと目ざめて、あれれまだ暗いんかと思いつつ腕時計を見ると、これはこれはもうなんと9時前。私の早起きグセは単に部屋が明るくなるからだったと判明(つまり年をとって早く目ざめるのではないのだ)。
それでもまあ9時では落ち着かずに起きていって洗顔歯磨きをして、すでに3時間ほど前から起きている老親に朝の挨拶をしたのであった :-)
私はパートナーが夜勤なのでどうせ「にわかチョンガー」で明日も休日という気楽な気分、すぐ下の弟は実家の向かいに住んでいるし、ついつい酒やビールが進んで老親にはちと負担の大きい午前1時まで。
何十年ぶりかの記憶もない実家泊りの夜が更けているのであった。
10時半ごろから出かけて連休特売で安く出ているSCSIハードディスクを買いに寄ってから職場に顔を出した。休みとはいえ、さすがに途中で一、二度は様子をみにいかなければ不安である。
午後遅くまで職場でウロついて駅前のデパートや書店やレンタルビデオショップを覗いて帰宅。明るいうちから風呂に入っていやはやいい気分だ。明日もまだ休みである。しかしなんだか身も心もダラけそうではある。
今日もラジオの交通情報を聞いていると、名神や中国道では、いつもの場所以外にもなんでやねんという所が先頭で渋滞していたようであった。名神では天王山/梶原トンネル付近が車線増設でほとんど渋滞しなくなったぶん、上りの京都東や下りの茨木などがネックになっているようである。
町のなかでも唐突に混んでいてイラつくことも多いのだが、ま、いつものように電車か徒歩がやはり正解なのかもしれない。
タイ料理は大阪キタによく行っていたお店があり、そこはスタッフがみなさんタイのかたで、ほぼネイティブなタイ料理を食べることができるのだが、最近すこし足が遠のいている。
で、今夜のお店は、タイ料理だけでなく韓国や香港を含むアジア料理全般をカバーするお店であった。料理はなかなか旨かったけれども、やはりちと万人向けにカドを削ってあるような印象を持った。