世紀末・わんど覚え帳/4月上半期




五月山公園(1999/4/8)

4月15日(木)/疾走5000キロ

 たまたまチャンネルを合わせたら、ペルーのリマからアルゼンチンのブエノスアイレスまでの国際バス路線のルポをやっていた。5000キロ、100 時間あまりの行程、国境をふたつ越えるという。

 以前は私も若さの勢いで :-) しばしばバスを利用していた。東京往復では東名経由も中央道経由も乗っているし、信州便にも乗った。なかでも、鹿児島行き阪急高速バスは、空いていたこともあってなかなか快適な長駆だった。

 30年ほど前の学生だったころに、通っていた大学の前を当時は珍しかった長距離定期バスが走っていた。奈良市から十津川村経由で新宮市行きと、起終点が同じで上北山村経由の特急バス。学生のヒマにまかせて私は何度かこのバスで和歌山県南部に遊びに行っていたのである。

 長距離バス経験がけっこうある私だが、しかし、アンデス山脈越えのバスのスケールには脱帽である。乗ってみたい(体力が続くか…)。

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4月14日(水)/夢見

 「夢見」といえばなんとなくファンタスティックに聞こえるかもしれないが、じつは最近ほんとに夢を見ることが多い。いや、正確には、夢を見ているなあと感じていることが多い。その夢は仕事がらみのようなストレスフルなやつ。

 なんで寝てまでこんなにえらい目に会わなあかんねん、というようなものが多いような気がする。夢の内容は自分の潜在意識に影響されるらしいから、私の潜在意識=本心は、なんだかがんじがらめのようだ。

 いい夢、見たいよね。

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4月13日(火)/廃車

 ずっと往診用に乗っていて、最近は訪問看護ステーションが主として使っていた車がついに廃車になった。12年間使って、毎年車検になる機会に、訪問看護で使いやすいように、軽四2台と入れ換えたのである。

 年数は長いものの、長距離には使っていないので、距離は伸びていない。ほとんど手入れはしていないので、ボディは荒れ放題、キズだらけではあるが、走り関係はまだまだちゃんとしていて、なんとなくもったいないなあという気分。ま、それでいままで使い続けてきたわけでもあるが。

 新しくきた軽四は新規格のものだけあって、軽四とは思えないような立派な車。訪問看護婦さんたちの評価も上々であった。私が気楽に乗りにくいのは、リアガラスに大きく訪問看護ステーションの名前が書かれているからである。

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4月12日(月)/ネタ切れ

 いやあ、ひさしぶりのほんとのネタ切れである。

 先週、北海道から帰ってからの日常が思いっ切りの日常になってしまっているのが原因のひとつでもあるのだが、でも特に変ったこともなく平穏というのが、じつはいいことなのかもしれない。

 明日は何かいいことはあるのだろうか(疲)。

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4月11日(日)/選挙

 私なんかはとても野次馬で俗物なので、選挙、とくに首長の選挙といえば、「誰に任すのか」というようなことよりも、誰がやればオモロイかというようなことをつい思ってしまう。いわゆる「無党派」という人たちのいくばくかの人たちは、私のような考えなのではないかと思ったりする。

 自分自身が、そりゃあとても比較になるようなものではないものの、ひとつの組織を任されている立場であるので、リーダーがすべき責務ということを、ほんの少しは分かっているつもりではある。

 そういうことを分かっていてもなお、オモロイことをしてくれそうな人を選んでしまう。そして、自分が人から「オモロイことをしてくれそうな人」と思ってもらえているかが気になっているのだ。

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4月10日(土)/運賃

 親戚の結婚式に参列するため午後から京都へ出かけた。

 略礼服を着て電車に乗るというのもなんとなく照れ臭いものだと思いながら、梅田駅から宝塚線急行で20分ほどで十三駅、ちょうど京都線特急と接続がよくて40分で終点の河原町駅着。ちょうど1時間で来たことになる。週末でかなり強い雨ということもあり、車はたいへん混雑していたようだが、私は駅から河原町通のアーケードを歩いてほとんど傘を使うこともなく式場の京都ホテルに余裕で到着した。

 最近、阪急電車をはじめ、大阪の地下鉄なども「スルッとKANSAI」カードを使うことが多くて切符を買うことがないので、いったい運賃がいくらくらいなのかつい気にしないでいたのだが、今日のこの経路の運賃がふと気になってカードの印字を見ると、池田から河原町まで 450円である。

 いつも乗る阪急バスが 210円でけっこう安いと思っていたのだが、大阪の西の端から京都まで1時間も電車に乗って 450円。タクシーのワンメーターもいかない。考えてみればほんとに安い(阪急のかたが読んだら喜ぶかいな)。先日北海道に行ったときに乗った新千歳空港駅から札幌駅までのJRが1500円近かったのとつい比べてしまった。距離は同じくらいではないだろうか。

 電車を利用しない手はないことを再確認。

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4月9日(金)/噂の真相

 出勤途中で川西能勢口駅構内の書店に立ち寄って「噂の真相」を買った。この雑誌は毎月10日発売だが、明日は土曜日で取次が休みのはず、だから今日はもう店に出ていると考えたのだった。

 職場についてなにげなく朝日新聞の朝刊を見ると一面に検事長のスキャンダル記事。月刊誌で報道されているという。すぐにその月刊誌が「噂の真相」だと直感した。史上唯一検察から起訴されている雑誌。

 じつは私はこの雑誌の前身というかルーツというかの「マスコミ評論」からの読者なのである。つまり「噂の真相」は創刊から読んでいる、と。編集長は同時代人であるし、この雑誌の空気が肌に合う。雑誌好きの私はこれまでいろいろな雑誌を読んできたし、いまでも創刊号を買ってみる趣味があるものの、ずーっと購読というのはこの雑誌と「週刊金曜日」しかない。「週刊金曜日」は創刊してまだ6年である。

 さきほどのテレビニュースでは、当の検事長は辞任するらしいとのこと。これほどの影響があったのは「噂の真相」史上初めてであろう。しかし、これからまた風当たりが強くなるかもしれない。

 がんばってや、オカドメはん。

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4月8日(木)/五月山

 今日の北摂はちょっと風が強かったものの、空似はほとんど雲がないよい天気であった。

 出勤のときの電車から見えた五月山はおそらく満開。今年はまだじっくりと桜を見ていないこともあって、夕方早くに五月山に出かけてみた。あちこちに花見宴会の場所とり人が手持ちぶさたにいらっしゃる中、ほんとに満開状態の桜を満喫してきたのであった。

 これから半年あまり、五月山へ行けば季節の楽しみを感じることができる。私の身近の貴重なスポットである。

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4月7日(水)/玄関の花びら

 今日の北摂は強い風がずっと吹いて目まぐるしく変わる天気であった。訪問看護ステーションが訪問先の患者さんがたとお花見に行っていたので、昼ご飯のときに私も合流、恒例になった満願寺の桜の下で弁当をいただいた。明るく晴れたと思ったらパラパラと雨が落ちてくるというような不安定な一日。

 帰宅すると、マンションの玄関にたくさんの桜の花びらが落ちていた。道をはさんだお向かいのお屋敷の門のわきにある大きな桜が満開で、おそらく今日の風で散ったものである。毎年このお屋敷の花びらがわがマンションの玄関を飾ってくれるのだ。

 花冷えの一日。今年はほんとに桜を楽しむタイミングを逸してしまった。

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4月6日(火)/春の嵐

 天気予報の通りに、昼ごろからどんどん暗くなって風をともなった激しい雷雨になった。一時はパソコンの電源を抜こうかと思うほどの雷だった。

 ちょうどソメイヨシノの満開の週末に北海道に行っていたので、今年はまだじっくりと花見をしていない。家のすぐ前に近隣ではちょっと有名な桜並木があるので、毎年じっくりと散歩花見をするのだが、今日の嵐で散ってしまったのではないかと心配である。西側から見える幼稚園の桜は今夜の時点ではまだ無事満開状態ではある。

 そういえば、毎年この時期には、桜の状態と春の嵐の綱引きのことを書いているような気がする。で、そのたびに一年づつ年をとっていくわけである ^^;

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4月5日(月)/北海道です(3)

 今回の札幌滞在最後の日、午後から雪になった。あまり雪になじみのない私からみるとかなりな降雪なのだが、札幌ではおそらくたいしたことはないのだろう。当然、気温もそれなりに低くて寒い寒い。

 JAL 最終便のB777の快適なシートで大阪に帰ってきたら、大阪は気温13度で晴。ちょっと蒸し暑い。家の窓から満開の桜。

 日本は広い。

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4月4日(日)/北海道です(2)

 今日、札幌近辺で気がついたこと。

 札幌駅付近で朝ご飯を食べようとしたら、喫茶店しか開いていなかった。しかもいろいろ探してウロウロした後に意を決して入った店は日曜だからというのでモーニングサービスがなく、ウエイトレスの行動もちょっとうざったかった。名古屋の偉いモーニングサービスをを見習ってほしい。

 車のマナーは大阪のドライバーである私からみると信じられないくらい良いと思う。最近とみにおとなしくなった私の運転がまだ荒くたいほうの部類のような気がする。でも速度は全体的に速くて、ほとんどスピード違反状態のようだ。

 室内の暖かさが異常。いくら戸外が寒いからといっても、汗がでるほどの室温にするのはやりすぎだと思う。列車の室内がとくにつらい。

 みなさんの言葉がたいへん分かりやすい。東京ほどきつくなく「きれいな言葉」という感じを持った。

 食べ物を中心に、すごく物価が安いのではないか。もっとも、給与水準も低いのかもしれないが。

 やたら病院が多い。それも、脳神経外科や神経内科を標榜したり病院名に含まれているものが非常に目立つ。

 地域性があるのはいいことだと思うので、以上のことは単に私の印象を羅列しただけのことであるが、しかし最後の病院のことは何か構造的な違いがあるのではないかと思ったので、いちど調べてみるか。

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4月3日(土)/北海道です(1)

 朝から北海道札幌にきています。

 天気はいいのですが、最高気温が零度ということで、とくに日が暮れてからの冷たさは北国だと思いましたが、比較的寒さに強い私としては遅い目の夕食のために出かけたススキノへもコートはなし。

 それはそうと、札幌在住のあるかたに紹介していただいて訪れたお店。ススキノのすこしはずれ、ほんのちょっと行くとかなり治外法権的なエリアになりそうな、どう考えても一見では行くことがないお店。ここで、ほんとにカルチャーショック。大阪の食べ物が旨いと思いこんでいい気になっておってはいかん、と深刻に思ったのでした。  大阪は安くて旨いという定説、これは、北の野菜と魚の料理に関しては単なる幻想にすぎたないと、私はほぼ断言してしまいました。

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4月2日(金)/思いやられる

 明日からいまの職に就いてから初めて3日間職場を空けることになるのと、もともとから入っていた予定が重なり、それに加えて入所者に原因不明の感染性と思える下痢がつぎつぎに発生していて、新年度そうそうだというのにとんでもなくタイトな一日を過ごした。ひさしぶりに昼メシをとる時間がなかったのだった。

 明日からでかける場所でもいろいろと忙しいことが予想されるので、いやはや今年度もあいかわらず先が思いやられることになりそうである。

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4月1日(木)/花の向こうに朧月

 突如暖かくなった。

 朝から新入職の若者に訓示らしき(似て非なる)ものをして、午後から法人全体の入職式に出席した。夕刻帰宅したら、家の近所の桜並木がほとんど満開になっている。おそらく今日一日でいっせいに開いたようだ。

 夕食をすませて写真でも撮っておこうとちょっと出てみると、月は朧(おぼろ)。明日はまた雨か。満開の花の向こうに朧月。うーむ、にっぽんの春。

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