しばらく離れていて、しかも老人保健施設というまったく違った環境で2週間すぎた状態で病院で勤務しますと、うーん、なんだか殺伐とした感じがします。やはり病院という場は普通ではないのですな。あたりまえといえばあたりまえなんでしょうが…。
これまでの24年間、これが当然と思って仕事をしてきました。ある程度は客観的に見ようと努力もしてきたつもりでしたが、それでもこういうことになりました。医療現場の問題点はまだまだ深いものがあると思えました。
それにしても病人さんが多いもんですなあ。
パソコンを使わなければならない仕事がたくさん控えているので、壊れたマシンはペンチアムの 90MHzというやや旧式であることもあって、思い切ってアプリケーションのプレインストールは何もなしというウインドウズマシンを購入しました。互換 CPUで133MHzというもの。ただしハードディスクは小さい。
それでもいろいろと環境設定していたらこの時刻。仕事はぜんぜんできませんでした。やれやれ。
この週末は連休ですが、15日は古巣での当直が入っていまして、だから明日は貴重な休日です。でも、おそらく、ほとんどの時間、マシンの復旧に費やしてしまうだろうなと思う、初秋の宵なのでありました。
とても忙しくて手出しはできませんが、本気に習いたいとひそかに思っていたりするわけであります。
古い制度である「病院」「診療所」ではたいした書類の量はありません。これらでは「時すでに遅し」というわけでもないのでしょうが、監督官庁は新しい制度である「訪問看護ステーション」や「病院デイケア」や、いま私が携わっている老人保健施設では、膨大な書類を求めていると思えます。
書類が多いのと同様、種々の会議の開催も義務づけられています。もちろんその会議の記録も書類として整備しなければなりません。
現場を知っておればこういうことに時間を使うことがいかに無駄なことかというのがわかるんですがねぇ。
数日後に新しいハードディスクが届くことになっていて、それを取り付けたうえで動作確認、もし動かないようでしたらマザーボードを交換しなければなりません。どうせならついでに CPUも早いものに換えたいし(現在はペンチアムの 90MHz)。
で、復旧したらこんどはウインドウズのインストールに環境整備、アプリケーションのセットアップと、じつに気が遠くなりそうです。ふとメーカー品の安いのを探そうかと日和りそうになってしまいます。
それでなくとも本業のほうが忙しいときなのに、ったくもー。
学生のころは一日何回となく入り浸っていたサテンでしたが、考えてみれば以下のような理由で利用しなくなったように思います。
◆喫茶店で待ち合わせる機会が減った…昼間に待ち合わせるときは本来の目的場所で落ち合ったり、携帯電話を利用したりしますし、夕刻以降だとまずたいていは飲み屋さんが待ち合わせ地点になります :-)
◆何百円も出してコーヒーを飲む気にならぬ…最近はけっこううまい無糖の缶コーヒーもありますしね。文庫本を買ったほうが長く楽しめますわな。
◆まずまちがいなくタバコの煙を吸わされる…私が喫煙者だったころ、喫茶店は大きな顔をしてタバコを吸える数少ない場所だったぜ、いぇーい。
というわけですが、すんまへん、サテンのマスター。
だから、べつだん私などが出なくとも大勢には影響しないこれまでは、いかに会議をサボるかと考えてきました。しかし、老人保健施設の責任者となってしまった今や、そういうわけにもいかなくなりました。今日午後も定例会議があって、ま、しかたなく議長役なんかをしていました。
けっこう議題が多くて、やはりこういう会議は必要なんだろうかと思う反面、これらの何割かは「根回し」だけでできるのではないかと思ったことでした。
阪急梅田駅の下には東京資本の大手書店がありますが、ここはともかく客が多くてゆっくりとしていられません。その点、ミナミの「わっは大阪」のビルにあるここは、適度に混んでいて、なかなかいい雰囲気なんですね。腹が減れば外は千日前。
そういうわけで、初秋の休日の午後のほとんどを本屋さんで家族3人、ああなんとインテリジェンスなんざんしょ :-)
午後は長距離の往診にでかけていたのですが、途中に二度も停車して休憩しながらでした。そのうえ、夕刻のパートナーとの約束を完全に失念してしまっていて顰蹙。
うー、しばらくおとなしくしよう。
連日の呑み会、4日の影響がようやく5日の午後になくなったのばかりなのに、その宵にまた呑みまして、いまは最悪であります。酒が残っているうえに、何も食べられないので低血糖のためにしんどくて、いやはやもうガタガタです。
ま、今日一日をなんとか過ごせば、明日は休みにできるのが唯一の救いですわ。
今の職場は常勤医師は私ひとりですから、いわゆる「医局」はありません。前のところには常勤医師が30人弱いますから、ひさしぶりに賑やかな雰囲気の中にいたのですが、ま、もともと私は騒がしいのは好きではありませんので、ある意味では苦痛なのでした。
パソコン通信のオフライン・ミーティングや、ある種の同じ目的を持った人たちとの呑み会では、みなさんがそれなりにお互いの話を聞く姿勢をお持ちであるのが普通ですが、前の職場の医者にはそれぞれ自己主張の塊のような人が少なくなく、そこにアルコールが入るとそれはそれは大騒ぎになるのでありました。
あー、疲れた(そのせいでペースが乱れて呑みすぎることが多いのですよ)
とうぜん職場に着いたらもう汗だく。ユニフォームの上着を着ずにしばらく涼んでからでなければ、活動を開始できませんでした。
で、午後になって空が一転にわかにかき曇り、ドッとひさしぶりの雨。職場の敷地には広い範囲に植木があって、ここのところの好天にあえいでいるふうでしたが、このにわか雨で生き返ったようでした。なにかと不安定で、やはり季節の変わり目なのでしょうか。
ま、両側はどちらも若い女性だったのですが、そうか、オーデコロンはたばこの臭い消しでもあるわけなんですね。だから必要以上に濃いヤツがあるのですなあ。
走り出したら止まることはできませんので、この緊張感、しばらくは続くことになりそうですが、ま、頑張りましょう :-)