駄理雑言 '97/8月上旬



8月15日/眠かった

 敗戦記念日です。

 それはともかく、今日は郡上からほとんど高速道路を使って帰阪しました。その道中の眠かったこと ^^; 眠気覚ましにはピーナツをポリポリやることというのが、私の最近の発見なんですが、しかしずっとやっていると食べ過ぎてしまいます。サービスエリアでふとみつけた「睡魔せん」とかいうトローチ。これは単に辛くて刺激があるだけで、私にはあまり効果なし。

 渋滞もけっこうありました。ほんとに眠かったのですが、帰宅して端末に向かいだすと眠くはないのが、どうにも不思議です。

8月14日/山間部で…

 石川県から福井、岐阜と山間部を走ってきました。もともと山深い自然の豊かな地域でしたが、しばらく走らなかったうちに、あちこちに「公園」風の施設やオートキャンプ場がたくさんできていました。オトキャンプ場ではぎっしりと区画されてテントが並んでいて、まるで団地の観。私が熱心にキャンプしていたころ(10年以上前のねコールマンの道具がまだまだ高級品だったころ)とはえらい違いです。キャンプにきてまで密集して暮らしたくはないと、私などは思ってしまうのですが…。

 そして圧巻は福井と岐阜の県境「油坂峠」でした。高速道路の工事が進んでいて、山にザックリと大きな橋がかかり、山が削られ、ものすごい姿になっていました。走ってきた旧国道でさえほとんどクルマは走っていないのに、なんのための道路なんでしょうか。恩恵は冬のスキーヤーだけではあるまいか。現場は長良川本流の最上流域です。どうりで中流が汚れてきたわけです。

 人目につきにくい山の中でいろいろとあります。

8月13日/加賀越前郡上

 湯涌温泉を出て、金沢の近江町市場へ。大阪人間のノリでねぎったり冷やかしたりしながらアマエビやホタテや野菜などを購入。なんとも極悪に渋滞している金沢の市街地を辛抱強く通過して、手取川の扇状地を上流へと向かいました。鳥越村で、一揆そば「長助」で昼食。ここのソバは絶品でした。

 白峰村の豆腐屋さんで「堅豆腐」を購入。白峰村には20年ちかく前に無謀なキャンプできていまして、なつかしい景色…ということは、それほど町の様子は変っていないということ。

 国道 157号→ 158号→ 156号と乗りついで、夕刻にパートナーの実家の郡上に着。ここではすぐ近くの長良川で行方不明者がでたということで、せっかくの盆休み、消防団のひとたちが捜索に汗を流しておられました。

 今日は加賀から越前をへて郡上まで走ってきました。

8月12日/湯涌温泉

 金沢市の山間部にある湯涌温泉にきています。しばしばテレビでも紹介される「白雲楼ホテル」で温泉三昧。このホテルは昭和初期の創業で、建物もそのままというレトロを売りにしているところです。古いだけに設備などは現代風の旅館とは比べるべくもありませんが、古いなりに清潔かつ大事に使われているということが感じられて、なかなか気分のいい宿屋さんでした。

 携帯電話はギリギリの圏外圏内境界線上、ピッチは当然だめ、部屋の電話はモジュラーどころか旧型の典型的なダイヤルタイプ。そういうわけで、このファイルの登録は翌日の朝に金沢の市街地に入っての PIAFSでのアクセスです。

 でもまあ、静かな温泉宿の夜が更けています。午後11時すぎに露天風呂に入って空を見上げました。今夜が最高というペルセウス流星群を見るには絶好のロケーションなのですが、残念ながら厚い雲が…。

8月11日/顔合せ

 9月1日開業の老人保健施設の全スタッフが今日そろいました。はんぶん近くは、私の前勤務先からの異動だったり、先に入職していたりで顔見知りですが、残りの人たちは(私は面接に当たっていませんので)初対面です。

 事務長の発声のあと、挨拶をさせられましたが、いままで病院の朝礼でやっていたほどのリズムに乗れないまま…。なにしろ私はずっと下っ端で暮らしてきたもので、どういう顔をしてスタッフとつきあったらいいのか、まだまだ分からないままなのであります。どうなることやら。

8月10日/カラープリンタ

 新しい職場にうつってプリンタが不足しますので、自宅の廉価版ページプリンタを職場に持っていくことにしました。で、自宅でのプリンタを検討したのですが、家族が使うことも考えて、じつは初めてカラーインクジェットを買ってきました。ま、これも廉価版。

 食事を終えてセットアップし、何枚か印刷してみました。インクジェットプリンタは出はじめに一度使ったことがありまして、その感覚がずっとあったのですが、いやはや、早いしきれいですね、いまさらですけど。それが\30000を切る売り値だからよけいに恐れいる。

 さて、これからはカラーで OHPも作れるぞ、と。

8月9日/寿司

 午後から神戸へ講演を聴きにいっていました。娘もともだちと神戸や芦屋のウインドウショッピング、パートナーは職場の行事で遅くなるとのことで、娘と梅田で待ちあわせて食事をすることにしました。

 ま、無難なところでいつも利用する大型寿司店のカウンターに座り、安くて旨くてボリウムがあるここの寿司を堪能したのですが、しかしまあいついってもこの店のはやりかたはものすごいものです。私たちが入ったときには、なんとか空席がある状態だったのに、生ビールが届いたころにはもう行列ができていました。

 それにしても魚が好きな人の多いこと。もっとも、娘とふたりで腹いっぱい握り寿司を食って、茶碗むしやはさみ揚げなどを注文し、私は生ビールを3杯飲んで、ひとり3000円ちょいというのですから、客が多いのも無理はない。

8月8日/火垂るの墓

 いま、隣の部屋のテレビがナイター延長のために30分遅れで「火垂るの墓」をやっています。

 私は、この作品の監督、高畑勲さんの「平成ぽんぽこ合戦」や「おもひでぽろぽろ」は好きで何度も見ていますが、「火垂るの墓」だけは一度見ただけで二度と見ていません。えーと、ま、最近の野坂昭如さんを見ていると、とても彼がこの作品の原作者だとも思えないわけですが、ともかくこういう悲しいのは嫌いです。えーと、正確にいうと、嫌いというより、避けたいということ。

 この作品の舞台が、西宮の浜側、私の高校時代のフィールドであって、馴染みに近い景色が出てくることもつらいのですね。

 そんなわけで、できれば我が家の女性達には娘の部屋で見ていただきたいわけですが、やはり画面の大きいほうでご覧になっています。私は見ていなくても音は聞こえてるんですな、これが。うーむ。

 あー、えと、B型は涙もろいのだろうか…あるいは年か…。

8月7日/腹具合

 尾籠な話なんですが、ここ数日腹具合がよくありません。痛んだり下痢や便秘というわけではないのですが、なんとなく具合が悪い。

 9月にオープンする老人保健施設が引き渡されてこちらの管理下になり、スタッフがじょじょに集まってき、ベッドが入り家具が揃い事務機器が整ってくるにしたがって、施設の責任者だったんだという重圧がボディブロウになって効いてきているのかもしれません。

 自分ではそれほどヤワな人間だとは思っていなかったものの、これが心身症というものなのかもしれんなぁなどとつい弱気になってしまう今日このごろ。

8月6日/豪雨

 宴会があってそのあと二次会、三次会とぐだぐだやっていました。雷が鳴っているのは聞こえていましたが、深夜に帰ろうと外に出てびっくり。ものすごい雨です。なんとか捕まえたタクシー、自宅までほとんど川の中を走っているような状態。ええと午前3時ごろの話なんですけど。

 なんだか今年の気候は変です。台風がつぎつぎと上陸したり、とんでもない雨が降ったり…。被害がでなければいいのですが。

 いま、消防の救助車がサイレンを鳴らして走っていきました。

8月5日/なんだか重荷が…

 9月1日オープンの老人保健施設にベッドが搬入されてきました。一般 120床と痴呆専用棟30床の施設なので、ズラリと 150ほどのベッドが食堂スペースで組み立てられていました。

 月はじめから中心スタッフの研修をはじめていて、10名あまりの人たちと慣れない時間を過ごしています。来週には全スタッフがそろいます。

 建物ができ、器材が入り、人が集ってきて、なんだかそのたびに重荷が重荷がという重圧を感じだしています。利用したいというかたからのアプローチもどんどん耳に入ってきていますし…。

 うーー、肩が凝る。

8月4日/また不要不急車のせいでバスが遅れたやんか

 夜中にバタバタしてほとんど睡眠をとれなかった当直明け。午後からすこし雲ゆきが怪しかったのですが、帰宅途中でとうとう激しいにわか雨になりました。早く帰って風呂に入ってダラけたいとあせる私の神経を逆なでするように、バスはまた15分ほども遅れてきました。

 ま、しかしバスに罪はない。ともかくにわかな激しい雨のせいか、駅周辺の道路はほとんど動きが止まってしまっていたのでした。

 車を捨てた今だから言えるのですが、今夜のような渋滞の列を外から見てますとほんとに運転している人たちって、うーんと、ま、辛抱強そうというかなんというか…。

 しかしね、公共交通機関たるバスが定時運行のために頑張っているのを邪魔したり嫌がらせしたりするクルマが、こういう場面では必ずいますね。ところかまわず駐車してるのもたいへん邪魔だし。「週刊金曜日」名物連載「無名人語録」(永六輔さん)の今週のに思わず膝をウツうなのがありました。

    『駐車料金をケチるような奴が、どうしてクルマを買うんだよ』

8月3日/これで仕事がヒマなら

 今日はひさしぶりの当直勤務です。朝から蒸し暑い日曜日、へたへたしながら出勤しますと病院内はエアコンが効いて快適。そうしてそのままずーーっと一日いるわけで、外の暑さが分かりません。

 午後遅くになって、近所の川で泳いでいた若者が行方不明になっているということで、発見したら搬送したいという救急隊からの依頼がありました。そんな泳ぐような川ではないのによほど暑かったのかいなと思ったことでした。けっきょくその若者は残念なことに遺体で発見され、こちらの出る幕はありませんでした。

 明日の夕刻までは快適空間にいるわけで、これで仕事がヒマなら言うことはないのですが、けっこう忙しい ^^;

8月2日/夜更けに遅れたバス

 大阪でちょっとした会合があって、いい気分で(もちろんアルコールが入って)最寄り駅まで帰ってきました。5分ほどの待ち合わせでバスがある時間帯、うむうむちょうどよい時刻だと思いつつバス待ちの列に並びました。22時25分発がつぎのバス。

 ところが30分になっても35分になってもバスがきません。何人かの人が脱落していきますが、ちょうどよいほろ酔いのうえ、蒸し暑い夜を歩いて帰る気力がない私は脱落する元気がありません。

 バス停にあったばす営業所のに電話すると、池田の市内でときならぬ渋滞があって動きがとれないのだと。けっきょく臨時のバスがかけつけて定時を20分遅れて発車したのですが、こんな夜更けに交通渋滞でバスが遅れるとは思いませんでした。

 下車するときに恐縮する運転手さんに「いやいやこれから渋滞の真っ只中に突っ込んでいかなくてはならんのですね。ごくろうさんです」と言わずにはいられませんでした。

8月1日/真夏の憂鬱

 あれよあれよというまに8月になってしまいました。今日の北摂は、午前はどんよりとしたたいへん蒸し暑い不快、午後からは強い日差しがそれに加わってまことに不愉快。いよいよ真夏か。

 いまこの時刻になっても、風はほとんどなく、じっとりとした湿っぽさはそのままです。なんだか身体中がピリピリしたようなイヤな感覚です。

 ああ、暑いのは嫌いだ。





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