いま、この文章はある高名な作家の別荘の、なぜかマックの最新システムのある部屋からアップしました。その作家はすれ違いで大阪に講演にいらっしゃったのが残念です。
曇っていて星が見えないのが残念だな。
リクルートファッションなのか、大きな七五三のようなぎくしゃくとしたスタイルのおにいちゃんたち。ま、それはしかたがありません。スーツにネクタイ姿というのは、私らおぢさんのように身について(くたびれて、ともいうかな)はいませんが、それはそれ、着こなしはこれからということですから。
服装の違和感だけなら私にはとくに気にならないのですが、そういう姿の若者たちが総勢20名ほど、なんだかアヒルの雛が寄り集まっているように、肩を触れ合うようにしてホームでかたまっていたのでした。な、なんなんだこれは…、というのが印象。若い諸君はこうしてツルまないと安心できないのだろうか。それ、はたから見るとかなり異様だよ、ほんま。
1023発の「ひかり」に乗車、雨もようは滋賀県あたりまで。名古屋で満員。富士山は六合目あたりから上が厚い雲。しかし丹那トンネルをぬけるとウソのような晴天。傘を持ってきたことを悔やむ。
1317東京着。そのまま秋葉原へ。昼食はうどん一杯。ソフトウエアのバージョンアップ版を購入、知り合いのパソコンショップに少しだけ立ち寄る。1530から1615までで今回の上京の目的のアポイントを消化。ただちに都心部に戻って1700すぎから某フォーラムのシスオペさんと会食。もうすこし飲んでいたかったが日帰りはつらい ^^;
1935発「ひかり」に乗車、乗ってる間に中島らもさんの文庫本を一冊読破。2239新大阪着。千里中央まで地下鉄と北大阪急行、乗換えて大阪モノレールで蛍池、阪急で石橋、パートナーに迎えにきてもらって、2340帰宅。
はーー。
天気がよく、道はすいていて、朝日放送ラジオの「こころ晴天」を聞きながら移動していますと、もうとんでもなく睡魔が…。午後5時半すぎに病院に戻ったとき、「あ〜ぁよく寝た」という感じがしたのには自分でもびっくりしましたね。移動中の何時間か、記憶がないかもしれない ^^;
なんだか私たちの国はとんでもないことになりつつあるのではないだろうか。
平穏かと思えた当直でしたが、早朝にCPA(Cardio-Pulmonary Arrest ―心肺停止)の患者さんが搬送されてきたので、睡眠時間は短くなり、起き抜けに全力投球せざるをえなかったため、今日一日ずっとボーッとなっていました。
数年前までなら、少々のことでは疲れをおくびにもださずにおれた私ですが、やはり年を感じずにはおれないのは、なんとか当直疲れを表に出さないようにと自分で意識していなくてはならないことでした。
ま、先輩からは「おまえなあ、50才近いモンが救急病院の当直するなよ、身体壊すでぇ」などと言われたりしていますが、これはプライマリーケアの「勘」の維持には必要だと私が思っているから続けているというのもあります。当直を二人の医者でやっているのが、こういうロートルでも当直できる理由でもあるわけですが、ま「生涯一医者」(笑)でいたいというのが私の気持ち、体力的にはまだ大丈夫でしょうから、続けていきます。
でも、さすがに今夜は眠い。
乗客も桁ちがいに少ないうえに、いつもの顔見知りの人たちではないので、バスの車内はなんだか白々しい雰囲気になっています。ただでさえ寂しい車内がさらにひっそりとしてしまいました。
こういうことはクルマで通勤していたころには考えもしませんでしたが…。
しゃーけどね、やはりつくづく思うんですよね。せめて歩行中はタバコを振り回さんといてくれまへんかなあ。後ろを歩いてると煙たいしときには火の粉が飛んでくるし、はずみによっては火のついた部分が身体に触れそうになるのよね。とくに人通りの多い道では凶器みたいなもんや。
ほんで、歩きながら吸ってる人って、たいていは道端にポイ捨てするか足元で踏み消すんですよね。品がないやね、ほんまに。
ま、採血されるのは痛いし、心電図で変な波形がでるのが心配だし、胸部レントゲンでヤバい影が見えるのではないかと(禁煙して8年を越えたのにいまだに)心配してしまいますし、ともかくイヤなんですね。医者のクセに、などとおっしゃらないでください。医者は恐がりなんですぅ。
で、とりあえず今日のデータでは、昨年から服用している降圧剤もちょうどうまくコントロールできていて血圧は正常、以前は障害されていた左耳の高音域の聴力もなぜか回復していましたし、心電図も胸部レントゲンも異常なし。
ちょっとやれやれ。
ちょうどそのとき、県道の北のほうから救急車がサイレンを鳴らしながら走ってきたのです。すると、そのイヌさんは、とつぜん四つ足を踏ん張って固まってしまいました。女性が「恐くないよ、救急車が走ってきただけやんか」と説得しながら綱を引きますが、もうびくとも動きません。一分ほど両者は引き合っていましたが、信号が青に変わったこともあって、女性はイヌさんを自転車の荷台に乗せて私の横を信号を渡りました。
「おい、おまえは弱虫なんか」と私がイヌさんに話しかけると、女性は「あはは」と笑い、当のイヌさんは、ちょっと恥ずかしげに視線を落とした(ように見えた)のでした。
それだけの話ですが…。
そもそも私が高校のころからやっていたゴルフをやめたのは、環境破壊のゴルフ場に嫌気がさしたこともありますが、「握る」と称した個人間のカケや、コンペでの「馬券」とやらいうカケが気に食わなかったことも大きいのです。
ギャンブル産業で生計を立てている人がいる、とか、夢を与える、とか、私にとってはまったくワケの分からぬ論理で責められたのでした。以来私は「やりたい人は勝手にやって勝手に身上潰せばエエやん」と、例によっての冷たい対応にしています。
Jリーグがいまひとつ盛り上がらなくなって立ち消えかと思っていたサッカーくじ、なんとなく唐突に復活してきました。ま、おそらくその利権をむざむざ放り出すのが惜しくなった人々がいるのでしょう。バブルなきあと、利権も一か八かのギャンブル化してきたのかもしれませんなあ。
トマトとキノコのスパゲティというのをかろうじて注文しました。最近のはやりでメニューにはカロリー表示がしてあります。ま、理想的な 460Kcalほど。しかし食べてみるとやはり油っこい。自分で作るスパゲティはごく少量のオリーブ油しか使いませんが、これはかなりの量の油で下ごしらえしてあるようでした。
ファミリーレストランと持ち帰り弁当は、やはり私にとって鬼門でした。
午後遅くから自転車で山の麓のほうに行ってました。震災で屋根が破損したままの天満宮とか、急斜面に無理をして建てたおウチとか、かつては農業用水のためだったらしい、今は単なる池とか、ま、歩きや自転車で回るといろいろと発見があります。
その中で、斜面のおウチの間をえっちらと登っていくと、唐突に山に分け入る道を見つけまして、オモロそうなのでさらに進んでいきました。軽パネルバンの廃車が捨てられていたりして、やや不気味やなあと思い出した瞬間、山から冷気がサッと吹き付けました。暑い夏の日に百貨店の入口の前を通って店内から漏れた冷気のような感じ。ふと水木しげるさんの漫画を思い出して、う、これは冷気ではなく霊気か、と。
私はエエ年ですが恐がりですから、霊気かと自分で思いついたとたんに「むふふ」と意味のない一人笑いをしつつ、じわじわとあとずさりしたのでありました。反対側を見ると視界いっぱいに大阪平野、すぐ目の前を大阪空港を離陸したジャンボ機が左旋回していくのが見えたのでした。
まあ、私たちはクジ運最悪、なにしろ前に住んでいた地区の町内会の行事では、ずっと皆勤だったのに一度も当たったことがありませんし、職場の忘年会の福引でも連続13回ハズレ続けています。
そういうわけで今日もやっぱりハズレ。でハズレの景品は小型のポリバケツ一杯の落花生 :-) ダイエットの身にはちとつらいものでありました。
で、そういうことを考えつつ、やり残した仕事をサクサクとしているうちに、半ドンだから昼メシは職場から離れてどっか旨いとこで…、などというスケベ根性が裏目に出ちゃうわけです。今日もふと気がつくと14時。腹が鳴ると思うたわい。
予定では久しぶりに千里中央へ行くつもり、阪急電車と大阪モノレールを乗りついで30分あまりで着いたものの、「まず食事」というなさけない展開になりました(土曜日にはよくあるパターンですが)。
それで、千里中央でパソコンショップや書店をブラついて、特に収穫もなく、夕食のための買い物を少しして、一時間に一本のバスに乗って帰宅したわけですが、これってほとんどしょぼくれた中年オヤジそのものやんか、などとさらにしょぼくれる半ドンの午後4時なのでありました。
で、さっそく行ってきましたよ、もう。夕刻、ここは西日で暑いのは今まで経験ずみでしたが、今夜はそのあと涼しい風が出てきてもう至福の屋上。ついつい3時間以上も長居してしまった皐月の宵。
うーん、善哉善哉 :-)