応用編.その2
薪組みの工夫

着火材の準備

つぎは着火材の準備だ。手軽なのはやはり新聞紙。枯れ葉や松ぼっくり、杉の皮や枯れ枝なども着火材として使える。新聞紙は一枚にして、なるべく空気が残るように丸める。枯れ葉や杉の枯れ枝なども同様の空気が流れるように重ね かまどの中央に置く。新聞紙がない場合は、着火材になる細い枯れ枝や枯れ葉はよく乾燥しているものを集める。

薪の組み方

基本は「三角すい型」初級編とおなじだ。一応薪の数などを書き込んでいるがあくまでも目安。焚き付け材は3〜5mmぐらいの太さの良く乾いた小枝を20〜30本を用意して、三角すいに(ティーピィのように)組んで着火材のうえにのせる。
空気が流れるように隙間を開けて並べるのがポイント。その上に1〜2cm径ぐらいのやや太めの枝を10本程度乗せる。これも同じように隙間を開けて並べる。 さらにその上にもっと太めの枝を4〜5本乗せる。これで準備完了。

薪組みの工夫

基本の真気組みは「三角すい型」だが、炎を大きくしたい場合の薪組みは「井桁型」。通常の方法で火を作り、十分に火の勢いが上がってから薪を井桁に組む。井桁の中心が煙突のような効果を生み上昇気流が生まれ、かなりの勢いでいっきに燃え上がる。蝶理にはむかない。食事を作った後にキャンプファイアー的に楽しむ時や燃えにくい太い木を燃やす場合はこの方法でやろう。ただし元火を強くする工夫が必要だ。


基本の「三角すい型」


炎が演出できる「井桁型