煙突がたりない!

煙りの逆流現象がひどくなったので、煙突を長くすることにした。実際の煙突と建築当時の設計図を改めて見比べてみたら、あろうことか図面 に描かれている室内用のシングル煙突がどこにも見当たらないではないか。そのシングル煙突が足りないぶん、外部の二重煙突が室内に入り込んで、全長が設計図より50cmも短くなっていた。これでは逆流が起きてあたりまえだ。もっと入念にチェックをしておくべきだった。それに気がつかなかったというのも、そうとう間の抜けた話しではある。

薪ストーブを焚きはじめてから5シーズン経つが、煙突掃除を一度もしたことがなかった。この際だからと、6インチ煙突用のワイヤーブラシとファイバーグラス製のロッド(9.5mm×122mm)3本を買い入れて、煙突の掃除することにした。
ごらんのとおり、内側にこびり着いたクレオソートがきれいにとれた。
室内のシングル部分の付着量が一番多かった。

5年間で溜まったクレオソートは、わずかに120g。ストレートの煙突に加え、薪をしっかり2年間乾燥させているおかげです。
ログハウスの設計施工を管理したビッグボックス(栃木県・宇都宮)に連絡。引き渡しから年月が経っているが、本来あるべき設備だ。「全部やり直すと、御社も手間もかかるから、足りない分だけ外部二重突を延長してくれるだけでよい」と交渉。数日後に、在庫があった50cmの二重煙突2本を継ぎ足してもらい無事決着した。