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1997/5/3〜5

戸隠村営キャンプ場
長野県下水内郡戸隠村大字戸隠字大胴沢026-254-3581


5月3日(金)晴れ夜半雨

回は我々夫婦二人の他にゲストがひとり、行き着けの飲み屋「丹波屋」で知りあった友人のH氏だ。渋滞を避けるため、自宅を夜中(AM0:30)に出発。長野とつながったばかりの上信越道を走り、早朝5:30にキャンプ場に到着。思ったより暖かく、予想していた雪も殆どない。かなり広いテントキャンプ場だ。大混雑状態になることはなさそうだ。テントを設営してさっそく朝食。フランスパンとマカロニスープそれにチーズ&ワイン。お腹がいっぱいになったところでひと眠り。

「戸隠」は20数年前、妻と婚前旅行で行った思い出深い土地だ。たまたま善光寺御開帳の年でした。今年がまた御開帳と聞いて、ゴールデンウィークに戸隠にキャンプへ行こうと思いたった。インターネットで戸隠キャンプ場の情報を探して見つけたのが喜多さんのホームページ「WebBox」。キャンプサイトのこの時期の状況や、おいしい蕎麦屋など貴重な情報をいろいろ教えていただいた。もしかしたらあえるかもしれない。

その喜多さんに教えてもらった「大久保の茶屋」の蕎麦で昼食。さすがに戸隠蕎麦。旨かった。帰りに地元のマーケットで山菜を仕入れてキャンプサイトにもどる。
戸隠神社の例祭もあり混雑するので、今回は観光はあまりしないで、のんびりすることにした。焚火を囲みながら、三人で酒を酌み交わす。のびるとこごみの天ぷらとおしたし、それとシシカバブー。夕方から雨と風。

5月3日(金)晴れ

広いキャンプ場のあちこちに水芭蕉が咲いている。戸隠連山が晴れた空にくっきりと広がる。トマト&ガーリックのスクランブルエッグでかんたんな朝食をすませ、飯綱高原の牟礼天狗の湯に汗を流しに行く。キャンプ場から30分ほど霊仙寺湖畔にあるできたばかりの温泉だ。露天風呂もありすっかりリラックス。

帰りがけに戸隠奥社に寄る。鬱蒼とした杉並木。残雪の道を30分ほど歩けば奥社がある。20数年前となにも変わっていない。やっぱり来てよかった。
ちょっと遅めの昼食はじゃがいもの塩煮。食べつつ呑みつつ、夕暮れになって行く。戸隠中社で岩魚とお焼きをしいれた。焚火で焼いた岩魚、これがまた旨いんだ。


ゲストのH氏は昨夜以来、焚火にはまってしまったらしい。集めた薪をひとり鉈で割っては燃やしている。かまどの前から動こうとしない。またひとり僕らのワイルドキャンプにはめてしまった。仲間が増えることはいいことだ。自分自信で楽しむ気持ちがなければ僕らのキャンプスタイルにはついてこれない。初めてでもお客さん扱いはしないのだ。おたがい大人だからね。

5月3日(金)晴れ

5:30起床。小雨の中、撤収作業。6:50キャンプサイトを後にする。8:00西部湯の丸SSで朝食。後は自宅目指して一目散。11:00には自宅に到着。楽しかった戸隠のキャンプもこれでおしまいだ。WebBoxno喜多さんに会えなかったのはちょっと残念だったけれど、充実したひと時だった。

1997/8/13〜15

桐の木平林間キャンプ場
群馬県利根郡川場村大字川場湯原
0278-52-2442


8月13日(水)晴れ

今回のメンバーは山ちゃん梅ちゃんの山崎夫妻、飯田家のマサトミ(高1)アキヨシ(中1)と僕ら夫婦の6人。夏休みはひまわりキャンパーも、虫も多いので基本的にはキャンプは中止なのだが、家にいるのもつまらないし、たいした用事もないのでにいくことにした。穴場狙いで今回の桐の木平に決めた。間越道沼田ICより20Km。一部オートキャンプができるが、基本的には車は入れない。荷物を担ぎ上げる。広いフィールドにこの時期テントが3張りだけだ。
ここの管理人はなかなかユニーク。白髭のおやじで手続きにいったらコーヒーを入れてくれた。中学生以下の子供には釣堀で岩魚が無料で2匹つり上げられるサービスつき。

日が落ちてから小雨が降りだし急に気温が下がり出した。昼間はあれほど暑かったのに。夕食はローストビーフ、けんちん汁、じゃがいものペペロンチーノそして岩魚。2匹のはずがなぜか6匹。アキヨシと釣り上げにいった梅ちゃんが裏技を使ったらしい。管理人の親父さんご免なさい。焚火の火で焼いた塩焼きは小ぶりながらなかなかの味。ぱりぱりに焼いた骨がまたGoodでした。

8月14日(木)小雨

朝から小雨が降っている。真夏とはいえない涼しさだ。焚火なしではちょっといられない。朝食後、山ちゃん夫妻は沼田市内に墓参り。ついでにマサトミを送ってもらう。部活が休めないらしい。その間僕らは後かたずけ。アキヨシは薪割りだ。ほとんどいうことを聞かない悪ガキだったが、いつの間にか中学生になってしまった。

山ちゃんが戻ってから近くの木賊温泉へ。ぱっとしない天気のうえ、お湯がぬるくて快適とは言い難い。それでもさっぱりと汗を流してサイトに戻る。今日のメインイベントは西瓜割り。子供をだしにワイワイ大騒ぎ、ひさしぶりに西瓜のかぶりついた。天気がよければもっと旨いんだけどね。

夜はピリカラのポトフ、焼き茄子、きのこのサラダそれに山ちゃん自慢の特製チャーハン。

8月15日(金)曇り

梅ちゃんはもう一泊したかったようだが、簡単に朝飯を済まして撤収の準備。濡れたテントは家に帰ってから干すことにして車に積む。11:00 頃にキャンプサイトを後にする。沼田IC手前のコンビにで昼飯を調達して自宅へ向かう。天候のせいかいまひとつ盛り上がらなかったが、穴場のおかげでのんびりしたキャンプではあった。

1997/10/18〜19

羽鳥湖高原レジーナの森
福島県岩瀬郡天栄村大字羽鳥字高戸屋39
0248-85-2525


10月18日(土)晴れ

今回はクライアントのMJ製菓のキャンプ大好きグループのキャンプに参加させてもらった。レジーナの森はアウトドア用品のコールマンがプロデュースしたお洒落なリゾートキャンプ場。普段の僕なら絶対にいかないところだ。キャンプがはじめての女の子が二人参加するので、心やさしい隊長のM氏がチョイスした。メンバーはその3人と商品企画部のH氏とY氏と僕の6人。
お洒落はいいのだが、薪は販売していないということだ。まともに焚火の始末をできないキャンパーが多いので、汚れるという理由でいやがられ直火の使えないキャンプ場がほとんど。それにコールマンの陰謀でますます焚火するキャンパーがすくなっているのだ。炊事担当の僕としてはちょいと心配。何しろ焚火料理しかできないもので。
9:00すぎに東北道大谷パーキングで落ち合いキャンプ場に12:30にチェックイン。11:30に到着したのに決まりとかなんとかいって入れてくれない。その間に地元の酒屋さんに頼んで薪を別けてもらう。後は拾えばいい。

昼食は隊長の焼そば。さすが手慣れている。空腹も手伝って旨いのなんの。1時間ほどテニスを楽しんで(これはお洒落なリゾートキャンプ場のいいところ)とりあえずビールとワインで乾杯。簡単おつまみ和風チーズ和えが好評だった。そして飲みつつ夕食の準備。若い女の子が手伝ってくれるのでついつい張り切ってしまう。H氏とY氏はシシカバブーと鶏皮のカリカリ焼用の竹串を削ってもらう。鉈とナイフを使った竹串づくりはけっこう楽しめるのだ。メニューはそのシシカバブー、鶏皮のカリカリ焼とローストビーフ、ミネストローネ、そして途中で買ったさんまの焼き物。

焚火を囲んで夜はふけてゆく。焼きジャガいも、ソーセージいため、焼きマシュマロなどなど夜食も万全。ワイン4本、日本酒2升、ビールは数知れず、したたか飲んだ。10月の夜はさすがに寒いが星空のまたたきが最高だ。

10月19日(日)晴れ

二日酔いの頭で朝食の用意。飯合めし、味噌汁、わたいりいかの玉葱いため、トマトいりスクランブルエッグとおしんこ。食事のあとチェックアウトして施設内にある温泉「天羽の湯」に入る。露天風呂でリラックス。青い空がまぶしい。それにしても女の子の風呂がながい。ながい。ながい。1時間も待たされすっかり湯冷めしてしまったぜ。ヘックショーン!
午後1:00レジーナの森を後にする。観光をするのが隊長M氏のスタイルだが、渋滞嫌いの僕のわがままを聞いてもらってまっすぐ帰ることにした。隊長ご免なさ〜い。こんどは2泊でゆっくり楽しみましょう。

1997/11/2〜3

菖蒲が浜キャンプ場
栃木県日光市中宮祠2485
0288-55-0158


11月2日(土)快晴

子育てキャンプも卒業して、妻と二人で大人のキャンプを楽しんではいるが、何か一つ物足りなく感じてしまう今日このごろ。ぼくらのアウトドアの原点「菖蒲が浜キャンプ場」に無性に行って見たくなった。あの時のピリッとした寒さ、目の前に広がる開放的な風景、終わりかけた紅葉。あの場面にもう一度浸って見たかった。

紅葉ももう終わりなので、日光もさほど込んでいないだろうと、たかをくくって9:30頃に自宅を出発した。しかしと言うか、やはりと言うか、東北道は事故渋滞もあり宇都宮までのろのろ運転。日光宇都宮道路では、出口付近が10km進むのに2時間かかる大渋滞。抜けたと思ったら、いろは坂がまたまた渋滞。けっきょくキャンプ場についたのが午後の4:30。日が落ちようとしていた。せっかく日だまりのなかでワインとチーズとフランスパンでのんびりランチを楽しもうと思ったのに。

「昨日はマイナス7度まで下がった」と管理人のおやじ。もちろん承知、その寒さを楽しみにきたのさ。車を駐車場に止め、リヤカーでキャンプ道具を運ぶ。湖のすぐ側にテントを張れるので雰囲気は抜群。いわゆるオートキャンプ場とはひと味ちがう自然に親しんだ素朴なキャンピングを味わうことができる。

湖からの冷たい風の吹くなか、速攻でテントを立てて、火を起こす。焚火の火が起きればひと安心。まずは 12年目の菖蒲が浜にビールで乾杯。夕暮れの中禅寺と紫色の山の陵線が絵のように美しい。やっぱり来てよかった。まもなく夜空は満点の星だ。酒がうまいぞ!!
夕食のメニューは、日本酒に合わせて「モツ入りチゲ鍋」と「室鯵のくさや(こんなところじゃないとにおいがあるにで食べられない)」、ワインに合わせて「ペンネゴルゴンゾーラもどき」と「アンチョビー&トースト」。 フリースの上からダウンのフィールドコート、焚火をしても背中が寒い。火に当たっている部分は熱い。裏になったり表になったり、するめをあぶっているみたい。

11月3日(日)快晴

夜明け、山の稜線から朝日がのぞく。湖一面にもやがかかり、夕暮れとはまたひと味違う、モノクロームの幻想的な風景をみせてくれる。これだけでも来た甲斐があるというものだ。
朝食は納豆いり味噌汁うどんとスクランブルエッグペペロンチーノ風。渋滞に巻き込まれないためには、さっさとし出たほうがいいのだが、とてもい天気なので、日だまりでのんびりしながらテントやシェラフを乾かして10:00に出発。東北道で帰るつもりで華厳の滝方面に向かったとたん車がほとんど動かない。よしこうなりゃ金精峠越えだ。
しかし群馬県側はすでに積雪があったらしくところどころ路面がアイスバーンになっている。四駆にシフトして慎重に下る。やばっ!タイヤが古くなっているので、コーナーでズルズリすべる。ちょっとドキドキドライブだったが無事沼田ICへ。やっぱり峠越えが大正解でした。

1997/11/22〜23

箱の森プレイパーク
栃木県那須郡塩原町中塩原字箱の森
0287-32-3018


11月22日(日)晴れ時々曇り

久々に子づれキャンプだ。麻子(次女高1)のリクエストがあり、ログハウスの土地の件も兼ねて、塩原箱の森プレイパークへ行くことにした。東北道の那須ICでB社のO氏と10:00待ち合わせている。同行の不動産屋さんの案内で土地を見に行く。那須か黒磯市と思っていたが、その土地は塩原町にあった。塩原にキャンプにいくときによく利用する道からわずかしか離れていない。なんと不思議な縁。200坪の土地は南側が4m道路に接していてその前は広々とした牧草地だ。北側も4m道路に30m接している。もちろん木立の中。一発で気に入ってしまった。

キャンプ場は塩原の温泉街から15分ほど離れた高台にある。杉林に囲まれたキャンプサイトのロケーションはそれほどよくないが、管理棟を兼ねた施設では、陶器制作や木工が体験できる。親子づれにはけっこう楽しめるところだ。
テントは僕らを含めて二張り。風が強くなってきた。さっそく焚火をおこしカップラーメンで簡単な昼食。夕飯はローストビーフと焼き秋刀魚。併設施設の温泉に入る。できたての温泉で気持ちよかった。心も身体もほかほかでした。

11月23日(月)晴れ時々曇り

合めしと味噌汁の朝食を済ませてから撤収。とりあえず今日もいい天気、テントやタープを帰ってから干さなくてもいいのがうれしい。これでキャンプじまいだからしっかり夜露をとり乾かす。キャンプ場を出て箒川沿いの露天風呂(不動の湯)に寄るがひとがいっぱい。郁子も麻子いやだというのでちょっと残念だがとりやめる。お土産がわりに道端の木立にからまる蔦をとる。クリスマスリース作りに最適なのだ。
通り道のようなものなので、もう一度土地を見にいくことにした。あこがれの森の生活、夢はふくらむばかり。自然へのあこがれから、オートキャンプをを始めて10数年。ぼくらのアウトドアライフの到達点が見えたような気がした。もしあそこへログハウスを建てたらキャンプをしなくなってしまうのかな…などと考えつつ帰途についた。