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題名 |
改訂版 風の降る森 |
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出演者 |
東銀之介・遠藤靖・内野智・いしいすみこ・上野晴美・大内史子・大谷桃子・ 宍戸久利子・杉嶋美智子・土屋良太・樋口浩二・溝上朗生・村田泉・遊上良子・ 岩間貴子・友寄有司・波野愛・星嵐太郎・松田亜紀・蟻坂裕美・今村恭子・岸辺 大二・久保内亜紀・黒田裕久・佐藤友布貴・田中恵里・広瀬順一 |
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作 |
渡辺えり子 |
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演出 |
渡辺えり子 |
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作曲 |
深沢敦 |
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美術 |
寒竹恒雄 |
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照明 |
中川隆一 |
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音響 |
原島正治(囃組) |
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振付 |
菅原鷹志 |
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殺陣 |
矢車猛(オフィス風来坊) |
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日舞 |
花柳瀧冨由 |
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宣伝美術 |
杉浦裕子(ウエハース) |
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絵画 |
渡部満 |
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写真 |
室岡浩一 |
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題字 |
川田栄 |
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舞台監督 |
藤田秀治 |
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製作 |
おふぃす3〇〇 |
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惹句・挨拶 |
綺想にして奔放 解く鍵は鏡の中、七つの泉の中、見えないものに寄せる思いがない限り、解け ない謎なのさ (渡辺えり子による文章「3〇〇号の新たな出帆」掲載) 3○○号の新たな出帆 六年振りに「風の降る森」を再演することになった。 劇団を旗揚げして十八年。五十作近い私の戯曲の中で再演された作品は少なく、「タ・イ・ム」「夢坂下って雨が降る」「ゲゲゲのげ」「瞼の女」以来の五本目である。 劇団の役者にあて書きした作品が多くその団員が抜けてしまうと再演する気が起こらない。 まるで、死んだ子供の記憶を抱えてその愛情と執着から逃れられない自閉した母親のようである。 そしてその感覚は、この作品のモチーフでもあり、生きるための確固たるささえや夢のあった時間に回帰するために、死を選ばざるを得ない傷を負った主婦を通して、現代社会に生きながら夢を造ることの困難と、現実の殻を破り、本質的な真理の世界を探りたいと願う、根本的な演劇人の姿勢を描こうとするものである。 七年前、劇団の再スタートのため、入団五〜六年目の役者達と、新人達にあてて書いたこの作品は、「もっともっと大きな世界へ」という思いがこめられていた。 今又、新しく出帆しようとしている3○○号の演目としてこの作品を選び、当時とはまるで達うキャラクターの役者達で上演するのは、私という厄介な母親の、作家としての白立の意味もこめられたことになる。 奇形したこの社会の中で、未来を語るのは気が減入るが、もっともっとと、ニギヤカで毒のある舞台を造り続けて行きたいのだ。 渡辺えり子
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その他・ |
渡辺本人は映画「Shall we ダンス?」出演のため登場せず。 |
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