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宇宙堂 旗揚げ公演
「星の村」
作・演出 渡辺えり子

時空を越えて展開する大農村スペクタクル
押入から、悠久のアジアが見えた!

星の村 チラシ 表 星の村 チラシ 裏

【キヤスト】
もたいまさこ--アイ/星川愛子
大沢健--------青彦/赤沢/女教師
山崎清介------浅丘/米子/村長(林太郎)/カイコ1/医者
観世葉子------ダイダイ/川口/麦子
新谷一洋------新田/黒い服の男/カイコ2/男/父親
金井良信------山彦/柳沢の家族/作業員
内野智--------舟の男/柳沢十兵衛/十造/大工/作業員
土屋良太------舟の男/寒林五郎/五ィ乍/作業員
杉嶋美智子----洗濯女/モモ/水口恵
矢澤庸--------鶏/牛/しのぶ/吉本香
熱田福美------小鳥/牛/カイコ/村人
安藤紀美子----カイコ/村人
大城一彦------柔/豚の雨男/眠るカイコ
金子敦--------舟の男/岡島八郎/八助/作業員
坂井珠真------農婦/失神米子/眠るカイコ
阪上洋光------洗擢女の息子(青年)/悦子
坂本ひとみ----農婦/加代子/村山美奈
市東憂子------洗潅女の息子(少年)/桑摘女/豚/眠るカイコ
鈴木なお------農婦/桑摘女/山羊/眠るカイコ
曽我部真美----和代
仲野仁雅------村人
日衛嶋亮------村人/桑/水ロオサム/カイコ
古内里佳------桑摘女/豚の雪子/眠るカイコ
望月直泱------桑摘女/村人
若海加代子----カイコ/村人
渡辺神奈子----農婦/桑摘女/眠るカイコ
渡辺えり子----ソラ/海野

【スタッフ】
作・演出=渡辺えり子 
美 術-----島田郁代
照 明-----官野和夫
音 響-----原島正治
作 曲-----近藤達郎
振 付-----菅原鷹志
歌唱指導---深沢敦
衣 裳-----山本安規子
舞台監督---二瓶剛雄
照明操作---横田幸子
音響操作---飯鳴智
大道具-----東宝舞台 黒沢みち
小道具-----高津装飾美術 和田博
写 真-----関口照生
宣伝美術---森崎偏陸
協 力-----キョードー東京
制 作-----中村文重(有)ビコーズ
宇宙堂スタッフ
演出助手---志藤千晶
美術助手---柳沢菜穂子
舞台監督助手-佐々美代子
制作助手---小野説子


チケツト前売り開始●3月10日(土)
●開演・5/3、4、7、8、11、14日=7時
     5/5、6、9、10、12、13、15、16日=2時・7時
●料金・全席指定:前売=42O0円、当日=4500円
●前売券お取扱い

キョードー東京 03−3498−9999
チケットぴあ 03−5237−9988 ・ 03−5237−9999
ローソンチケツト 03−5537−9955 ・ 03−3569−990O (Lコード:38257)
Eプラス 03−5749−9911 ・  http://eee.eplus.co.jp
CNプレイガイド 03−5802−9999

チケツトに関するお問合せ ●キョードー東京=03−3498−9999
公演に関するお問い合わせ●ビコーズ   =03−5302−1018

5月 3木 4金 5土 6日 7月 8火 9水 10木 11金 12土 13日 14月 15火 16水
2時
7時

「演劇少女」渡辺えり子
劇団3○○の解散当時、もう芝居はやめて歌手活動に専念しようと思った。歌手なら一人でテープレコーダー片手に、市町村を歌って回れると思い込んだのだ。北の港町、南の温泉地に、すっかりやせて、黒い服を着た自分が、暗く歌う姿を思い浮かベ、涙したものだった。
しかし、現実は違った。依頼される様々なジャンルの仕事と格闘しながら寝ずに働く自分がいた。しみじみ泣き暮らす時間はまるでなかった。しかも益々太っていった。そして、解散したら消えるだろうと考えていた地獄のような苦しみ、悩みは、解散後、逆に膨張し続けていったのだった。
世の中は昔も今も厄介で、その中で生きるということの不確かさや絶望感は益々胸を縛るのである。正義も薄れ、大人達も汚れてみえる。そして私もそんな大人達の一員として、この社会の未来を担っている。
社会の中で社会と向き合う時、やはり私の表現方法は演劇である。
解散後、劇場の客席に座りながら、山形から芝居をやりに上京してきた十八歳の頃を思い出していた。古里で観た舞台が、傷付きやすく、生きづらい私を何度救ってくれたことか。そして今でも演劇によって勇気を得ている自分がいた。
解散後に働いたお金で、稽古場を作った。稽古場に住みながら、また厄介な作業を始める。友人達はきっとまた私の愚痴に付き合うことになるだろう。しかし、四十六歳の演劇少女がいてもいいはずである。

ご挨拶

ご挨拶 皆様お元気ですか?いつも温かく応援していただきまして、本当にありがとうございます。
 劇団3○○を解散して三年。再び、新しいユニット「宇宙堂」を旗揚げすることになりました。
 劇団の良さとプロデュース公演の良さを合わせた面白いユニットができればと思っています。
 今年の一月オーディションをしまして、スタッフ・キャストを合わせて二十人ほどが座員となりました。年齢も経験もさまざまなメンバーが、四百人の中から選ばれたわけですが、出会ったばかりの関係のなかから、どんなものが生まれるのか、只今稽古の真っ最中です。
 今回は、3○○の旗揚げ当時の仲間、もたいまさこと新谷一洋が出演してくれます。私の世界の中心を担ってくれてきた二人の個性が、爆発してくれるはずです。そして初めてご一緒する山崎清介さん、大沢健さん、元唐組の金井良信さん、元民芸の観世葉子さんら、私の大好きな役者さんが出演してくださいます。
 3○○解散時のメンバー、内野智、土屋良太、杉嶋美智子が脇をしっかりと固めてくれます。
 これからは、じっくり、ゆっくりと、あせらずに面白い舞台を造って行きます。
 スズナリのあの舞台に、三十人の役者がひしめき合うという、今時珍しい作品になりそうです。大変ですが頑張ります。ぜひ、いらして下さい。
 そして、感想等、賜りたいと願っております。
 問題の多い神経の疲れる世の中になっていますが、夢見る力をが胸に、とにかく考え、動いていきたいと思っています。皆様もお体をたいせつに、今後ともよろしくお願いいたします。

二〇〇一年四月 渡辺えり子、

舞台写真家 石川純氏撮影の舞台写真
石川氏のご好意により掲載させていただきます。
( http://homepage1.nifty.com/j-ishikawa/ )

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