Lucanus cervus の飼育課題

今後の課題、それは羽化後の休眠だ。どれだけの時間休眠させ成熟させるかだ。Lucanusは活動しだすまでの休眠が長い。うまく休眠させることが累代飼育の鍵だ。羽化して8ケ月〜12ケ月の休眠が必要な気がする。羽化後4ケ月で加温すると活動はするのだが、活発ではなく寿命は短く、産卵しない。ルア−ケ−スに入れて休眠させると、1/3程度の新成虫が死亡した。温度変化が激しく、湿度の維持が困難なのが死亡原因の気がする。羽化後の個体を飼育ケ−スにセットして温室に入れたものは後食を殆どしないまま死亡した。成熟していない成虫は免疫が弱くクリ−ンな蛹室が安全な気がする。朽木マットに潜るとまだ完全にひっこんでいない腹部が不潔?なマットと直接触れるため気門から細菌が体内に直接入ってしまう気がする。現在のところ、蛹室にいるものをそのまま低い温度で越冬させ、自力で蛹室を脱出するまで、放っておいた方が良いのではないかと考えている。
羽化後の保存方法 その1
マットを薄く敷き、餌はまだ食べないのは解っているが、
保湿のために入れる。
羽化後の保存方法 その2
蛹室内の無事羽化した成虫を確認の後、
蛹室上部開口部を濡れティシュで覆い保管する。
羽化後、4ケ月。
交尾しているのではない。
この状態で寝ている。現在は20度の温室に入れてある。
2頭とも動きはフラフラした足取りで、とても交尾にいたる
状態ではない。この状態で25度とかの温度の温室に入れる
と死ぬ。私はそれでアングスティコルニス、アマミミヤマなど
沢山貴重なミヤマの新成虫を失った。(^^;;
死んでいるのではない。休眠中なのだ。
国産ミヤマの毛は黄土色だが、ユ−ロミヤマの毛
は灰色(銀色)だ。この銀色の毛が腹部に生えている。
この画像の腹部に汚れのように見えるのがその毛だ。



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