1.Lucanus cervusの魅力

 私が小学校の頃、Lucanus cervus cervusは「オウシュウミヤマクワガタ」と呼ばれていた。初めて、このクワガタムシを見た私をこの頭でっかちで、大顎の太いが魅了した。それから四半世紀、まさか生きたこのクワガタムシを手にできる日が来るとは思えなかった。今日、このすばらしいヨーロッパミヤマクワガタはユダイクス・アクベシアヌス・ラッティコルニスなどの亜種を含め入手可能になったのだ。その中の原名亜種cervusとシリアの亜種judaicusの飼育について書いてみようと思う。このcervusjudaicusはヒラタクワガタだと、スマトラとパラワンみたいな感じの違いがある。前者は幅広が魅力で、後者は大顎の長さを生かしたその大きな体長が魅力だ。標本で見るcervusの大顎はただ茶色いだけだが、生きている時のcervusの大顎は鮮やかに赤い。ヨーロッパの図鑑に出ている生態写真の赤い大顎を見て、印刷のせいで異常に赤くなっていると思っていたのだが、生きている実物も本当に赤い。ミンミンゼミが生きている時、鮮やかな緑色しているが、死んでしまうとくすんだ薄茶になるのに似ている。大顎のクチクラが薄いのか、大顎が折れる個体も多い。
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大顎の赤さに注目 
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大顎の赤い色も素晴らしいが、その太さ(幅)も魅力だ。
大顎についた噛まれ傷に注目。

 
 

2.Lucanus cervusの入手方法

虚弱体質で、なおかつ生息地のヨーロッパの国々ではCITES(ワシントン条約)に該当するため、なかなか売られていない。ドイツでは日本のヤンバルテナガコガネみたいな感じで、インターネットのような公の場での会話は禁句に近いらしい。カタログやリストに載っても、死着などにより販売されないことも多い。この事から沢山の生き虫業者に情報を張り巡らす必要がある。ヨーロッパミヤマに限らず、ミヤマクワガタ属は発生時期が日本より早い。6月はもうシーズン真っ盛りだ。早めに情報収集を開始する必要がある。
成虫入手方法

パイネ 
インタ−ネットやプライスリストに載る前に無くなる恐れ大。
虫友の斥候部隊に絶えず偵察させる必要がある。
PAINEパイネ   http://www.pa-m.com/