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23.-Lucanus cervus pentaphyllus Reiche(No91).

これは代表的な形状のものからは最も離れたバリエーションのものである。
触角には5葉あり、大抵は両方の触角がそうなのだが、稀にはどちらか片方のみそのように
なっている。Didierのコレクションの中で、オオアゴを含めて全長35-50mmのもの、13標本
がこれに当たる。大きな雄としてはただ一つだけ(14番目の標本)が65mmあり、Regnyによって
68年5月(Mus. Tringコレクション)とラベルがあり、一つの5葉の触角を持っている。これは
片方には真のcervus、そしてもう片方にはcapreolusに至る途中をつなぐ道を作っているもの
である。(中間に位置している)
OberthurとPlanetは、このバリエーションは明白な種であると認めている。

24.-Lucanus cervus Pontbrianti Mulsant (Pl. XV, 図4)(No91).

Planet(論文、II,p.120,図72及び73)はこのバリエーションをpentaphyllusから派生したもので
あると考えている。オオアゴの形状及び触角先端が6葉である事からは、この推測は許され
そうもない。L. cervus Pontbrianti は独立したバリエーションとしての位置を保持されるべき
であろう。
3つの標本が知られており、Mulsant型、これは実際にはパリの博物館にあり、また一つは
Planetによって描かれたOberthurのコレクション中にあり、3つ目は行方がわからなくなって
いるが、M. de Narcillacによって捕らえられたもので、Bagneres-de-Bigorre (Bull. Soc.
ent. Fr., V, 1871, p.LXXXVI)のものである。


25.-Lucanus cervus capreolus Sulzer. -(Pl.XV,図.3,capra)(No91).

本亜種は西洋ヨーロッパ、スェーデンからロワール川の北のフランスの地方に普通に見つかる
Lucanus cervusの中でも小さい標本のものである。(Fig.10)
Planetによって報告された(論文、p.123)6葉の形状が該当するのはこのL. cervus capreolus
である。

26.-L.cervus capreolus hexaphyllus Planet (No91).

R.Didierのコレクション中において、二つの標本がこの名前の下に並べられている。触角は
6葉ある。この二つの個体はイタリア産である(ex coll. du Musee de Tring, coll. Boileau)。
「6葉」の形状はE. Abeille de Perrrin(Ann. Soc. ent. Fr., VII, 1867, p.70)によって
マルセーユからも報告されている。

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